暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (658ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061823891

感想・レビュー・書評

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  • のめり込んでしまい大長編の割には
    あっという間に読み終えた気がします。
    序盤なかなか殺人事件が起きないのに
    なぜか飽きずに読む手が止まらない。
    その手腕に脱帽です。
    もはやミステリの域では収まらない。
    文学ですよ、文学。

  • 待ちました。
    連載だからなのか、中だるみ・・・?
    でも館ワールドにどっぷり浸かってます。

  • 上下巻なので、両方に同じコメントをしますが、とにかく長い。綾辻さんは「無駄に長くない」と書いておられましたが、もうちょっと短くできたのでは・・・と思います。しかも館シリーズも時間が経ちすぎて、何がなんだか分からなくなってしまいました。ただ、館シリーズには今後も期待したいです。

  • 館シリーズのファン以外は読む必要のない作品。
    別に本格なわけでもなし。
    むしろあの結末のためにこれだけの枚数を読まされるだけ苦痛。
    ただし、館ファンなら読んでおくとまあ、理解が深まっていいかもね、でもファンならいわずもがな読んでるだろうし。

  • ようやく、ようやく読み終えました!
    ミステリー好きの私ですら、読破に一週間かかりました。
    もちろん以前と比べ、息子に時間をとられる分、
    読書時間が減少しているのは否めませんが、それにしても難読な本でした。

    彼の文章には慣れているつもりの私でそれですから、
    初めて彼の本を読む人には厳しいんじゃないかと思いました。


    内容に関しては…まぁ途中で『視点』については理解してしまいましたし、
    『肉』についても、ねぇ…(苦笑)

    ぶっちゃけミステリーとしての謎解きの面白さは私には感じられませんでした。


    …でも館シリーズはまだ続くそうなので、この本を単体の内容として考えずに
    シリーズの一作だととらえて次に期待したいと思います。


    …でもまた8年後とかは待てません、綾辻先生…

  • 後ほど

  • 2006年10月22日読了

  • えぇ〜??っていう感じですね。
    ていうか視点=Yu☆Me☆O☆chiかよ!みたいな。いや、読者はみんな突っ込んだと思う。
    江南くんと江南(忠教)、やたらと状況が類似しすぎてんだろ!
    同じ日、頓挫した車、火山、懐中時計、塔からの落下、同じ苗字、同じような服装、母親の記憶、とな?
    たまたま、たまたまなんですがこれの直前に「鏡の中は日曜日」読んだので、オイオイまたこういう無理矢理系・・・(まあ正しくは綾辻氏の方が先なんだが)
    ただ、玄児=忠教、中也=中村(青司)はちょっと驚いたかな。
    これで十角館より始まった青司縁の館の話は終わり、でいいんじゃない?ってくらい壮大なオチじゃない?
    最初:十角館(青司死亡)→最後:暗黒館(建築家としての青司の誕生)じゃんか。美しいじゃんか。
    こういう話(呪われた血族)の場合絶対に何らかの形で近親相姦というものはあるだろうな、と思ったら案の定。
    玄児による解説も、はあ、そうですか・・・いや、意味わからんから!もっと懐疑的になろうよ!科学の時代よ!?
    普通に意味わかんないっす。結局ダリアの<主>との契約ってなんだったのよ?現実的に。
    これはあれですね、ジャンル的にたぶんどっちかっていうとホラーだったんだな。ミステリというより、怖がって読むべきだったんだな。
    あと、中也の最後の「玄児さん・・私はあなたを−−−」ってなんだ(笑)

  • 館シリーズ

    座敷牢に捕らわれた過去を告白する玄児。産褥死した妻カンナを殺したと玄児を恨む柳士郎。18年前に座敷牢から出された玄児。その夜何者かに殺害された玄遥。現場を目撃した玄児が見た謎の人物。暗黒館でおきた火事。座敷牢で生活していた玄児の母親代わりだった諸井静とその息子・忠教の解雇。ダリアの儀式で食べた肉片の正体。ダリアの死の真相。鏡を嫌う浦登一族の秘密。地震で落下したシャンデリア。事故に巻き込まれた美魚と美鳥。離れた二人の体の秘密。身体は分離手術を受けバラバラにされていた美魚と美鳥姉妹。心が離れない二人。慎也が目撃した首藤の遺体の首に巻きついていたベルト。中也の推理。江南青年の正体。江南青年が母親に頼まれて母親を殺害。心のバランスが崩れた江南。死を望むものに訪れる死。殺害された美魚。柳士郎が語る玄児の出生の秘密。暗黒館の崩壊。浦登征順が中也に語る事実。戻った中也の記憶。江南孝明の復活。鹿谷に語る事実。暗黒館で出会った人物の正体。

    削除

  • かなりの長編だが大半が館の説明やら前半には意味不明の独白やらでサクサク読める。しかし、長すぎで後から前半の細かい描写など思い出せないのが実状。ミステリとホラーが混ざったような内容だが、ミステリ部分にホラーの無秩序さが入らないようには工夫されている。よくできているがホラーとしてもミステリとしてもお互いの設定が邪魔して読後感はすっきりしない。

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著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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