- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062990257
感想・レビュー・書評
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本格だけど、
メフィストだけど、
バカミス。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
バカミスと呼ぶには、あまりにももったいない怪作。事件の解決からタイトル当てまで一気に収束していくのは素晴らしい。
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”○○○○○○○○殺人事件”早坂吝著 講談社ノベルス(2014/09発売)
(表紙:鍋島テツヒロ)
・・・第50回メフィスト賞受賞作。
仮面の男が所有する孤島で毎年開かれるオフ会。
そこで二人が行方不明となりさらに殺人事件が!
犯人と、”タイトル”は?
・・・バカミスなオチに目が行きがちですが、
よくよく読んでみると手堅い、という印象でした。
が、”包茎手術って二種類の方法がある”
ってな話がネタバレになるような作品を高評価にするのは、
どうかとも考えてしまう・・・。
来月(2015/02)発売の次作に期待。 -
実にバカミスらしく、実にメフィスト賞らしい一作。
真相を知ってしまうと、どんなシリアスな場面だとしても笑ってしまう。
たった一行で、覆される。
一応すべてが伏線で、一見無用に思われるアレやコレも重要なヒントである。
タイトル当ても、よく練られていてうまいな、と思った。
うん、でも読み返さない。 -
何か軽すぎるような…やられたかんは有るが… 2014.12.4
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これはやられた。
「メフィスト賞!」とか「 前代未聞!!」とか「絶対騙される!!!」とかってアオリから、眉間に皺寄せたマニア様の小難しい独善大作を読まされるのかと思いきや…わはは。許せないって人がいるのもわかるが、私としてはこの軽さが気に入った。
「インシテミル」がちょっと俯瞰的に描きつつも基本は肯定していたマニア文化を、徹底的に茶化してみせた感じ。ミステリヲタクも新世代はここまで来たか。ネタ周りは意外なほどにキッチリと、普通にミステリしてるところも好印象。ここがグダグダだと、どんな野心も批判精神も負け犬の遠吠えになるからね。
ただ一点気になった。UNOって…まさか、オマージュですか?
2014/11/29読了 -
挑戦的と呼んで良いのだろうか?
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素人の自分には正に、んなモンわかるかボケッなオチだったな~f(^_^; タイトル隠す必要性あったかな?
読み終わって、ああ、そういう事?でよかった気もする。解決編前の心の声も謎…。てっきり、もう一度どんでん返しあるのかと。
良くできたお話とは思うけど自分には合わなかったみたい。こういうネタが嫌いな訳ではないと思うが…。