応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱 (中公新書)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 289
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121024015

感想・レビュー・書評

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  • 出てくる人物が多く、二度目の断念。

  • 呉座さんの名前を一躍有名にした本。登場人物が多すぎてこんがらがりますが、応仁の乱がそういう戦争何だから、これはしょうがないです。

  • 戦国時代到来の契機とされる応仁・文明の乱について、興福寺塔頭大乗院の尋尊・経覚という二人の高僧の著述を通して語られる。個人的には応仁の乱に関する内容もさることながら、下克上により旧来の秩序が崩壊していくことに嘆息しつつ、武家達の勢力争いの中で、自らもワンプレイヤーとして寺院経営に腐心する中世寺院の記録として非常に興味深かった。

  • 大量に出てくる人名に混乱しましたが、乱の詳細についてよくわかりました。
    教科書等に出てくる乱発生直後の勢力図、
    ・東軍…細川勝元、足利義視
    ・西軍…山名宗全、足利義尚
    はいつ改まるのでしょうね。

  • 2020/5/10 読了
     結局、決め手を持つものが現れず、だらだらと終結まで11年もかかってしまった、というところだろう。大義名分に乏しいだらだらと続いた応仁の乱は、第1次世界大戦に類似していると呉座は説いている点に注目。どちらも欲望渦巻く時代だった、ということか。

  • 興福寺別当、経覚と尋尊の視点?
    細川vs山名の知識しかない小学生以下の自分には難し過ぎた。
    似た名前が多く登場人物多過ぎてだんだん混乱してくる。また歴史嫌いに戻りそうだ。

  • 信州大学の所蔵はこちらです☆
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB22279536

  • 大和国(奈良)の2人の僧の視点を中心に応仁の乱を描いている。
    そのため京都より大和での動きが中心になり応仁の乱の詳細を知らない人にはちょっと分かり辛く知っている人に新たな視点を与える作品。

  • ヒット本との事で読み始める。
    年号と大まかな内容しか暗記していなかった身としては、はじめの方は読みにくく、やめようかと思いながら、頑張って読み進める。
    だんだんと、いろいろ抱えた人たちの、各々の事情がわかってきて面白くなり、読了。
    もっと早く読んだら良かった。

  • タイトルほど、応仁の乱そのものではなかったが、
    それでも奈良興福寺を中心として、
    嘉吉の乱あたりから明応の変にかけてまで、
    どのような時代変遷があったのか、とてもわかりやすくまとめられている。

    恥ずかしながら、教科書レベルの知識しかなかったが、
    そもそもなぜ室町幕府がかくも脆弱だったのか、
    守護代が台頭したのはどのような理由なのかといったような、
    初歩的な知識、そして疑問にも的確に答えてくれる。

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著者プロフィール

国際日本文化研究センター助教
著書・論文:『応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱』(中央公論新社、2016年)、「永享九年の『大乱』 関東永享の乱の始期をめぐって」(植田真平編『足利持氏』シリーズ・中世関東武士の研究第二〇巻、戎光祥出版、2016年、初出2013年)、「足利安王・春王の日光山逃避伝説の生成過程」(倉本一宏編『説話研究を拓く 説話文学と歴史史料の間に』思文閣出版、2019年)など。

「2019年 『平和の世は来るか 太平記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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