脳と気持ちの整理術 意欲・実行・解決力を高める (生活人新書)
- NHK出版 (2008年4月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140882504
作品紹介・あらすじ
現代人に求められる「逆境に打ち勝ち、人生を開拓する力」。それを支える技術を脳から考えるとどうなるか。意欲・実行力を高め、前向きに問題解決に向かっていくには?やらなければいけないことがありすぎるとき、思考を上手く整理するには?良いアイデアを生み出したいとき、どうすればいいか?ベストセラー『脳が冴える15の習慣』の著者が伝授する正しい脳の使い方。
感想・レビュー・書評
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気持ちや思考を整理し、前向きになる方法を学ぶために読んだ本です。
この本で学んだことは、
・意欲を高め、前向きな自分をつくるには、脳の健康がまず重要である。睡眠時間、食事、運動により、体調を整える。
・できることが増えると好きになる。好きになればたくさんできるし、耐えられる。五歩先に解決がある問題の一歩目を見つける。
・問題の種類を整理、リストアップし、重要でないものから1つずつ消していく。
という点です。
あと、アイディアの生み出しかたで1つ参考になりました。
「突飛なものも含め、次々紙に書くとアイディアが連鎖する」というところです。
そして、実践することは、
・気になっていることをリストアップする
ということです。 -
人の気持ちを操っているのはどこ?
胸を指して「ここ」と言いたいところだけど、結局、心臓のバクバクも
脳が指令を出してるんだよね?
感情に振り乱されることなく、一日を平和に過ごしたい・・・
って思う日もたくさんあるよね
そんな解決策になるかな?って思って買った1冊
ちょっと思惑とは違った方向だったけど、これはこれで面白かったかも・・・
・「やる気」が出ない時の対処法
脳に「側坐核」と呼ばれる器官があって、ここは一般にやる気の発生に著しく関係
しているそうです
ここを刺激するには身体を動かして作業をするのが良いそうです
例えば、手を動かしてプラモデルを作ったり、ガーデニングしたり、机の上を
片付けたり・・・そうこうしてる内に集中力が高まってくるそうです
「テキパキと行動している状態」というのが脳に程よい刺激を与えるそうで
休みにダラダラしてるのはダメなんですね・・・
・感情的に反応してる時は、言語化して思考系の働きに置き換える
同僚に批判的なことを言われてムカッとした時は、紙に書いてみる
「○○に×××って言われた!!ムカツク!!
あとでメールで仕返しの反論をしてやるぅぅぅぅぅ」
こうやって言語化すると馬鹿馬鹿しくなってきませんか?!
やっぱり頭の中のことを紙に書き出すって作業は、ポジティブにもネガティブにも
必要なことなんだなぁ・・・
・記憶は入力ではなく、出力をベースに考えた方がいい
インプットしたらアウトプットしないと自分の知識として定着しないってことですね
これは常々思ってたことで、やっぱり科学的にもそうなんだなぁ~って再認識
インプットばかりしてる方々がいますが、それだけじゃ勿体ないよね?
それに、ちゃんとそれが合ってるか自信ある?
結局、人に話すためにアウトプットする時、自分がインプットしたままの内容を伝えるのは難しい
100のうち、きっと70くらいしか伝えられないかも知れない・・・
じゃ、抜けた30って何?
ここが、まだまだ自分のウィークポイントって事だよね? しっかり覚えてないところだよ
入力はただの入力。出力は「出力+再入力」
なる程ね・・・そうだよね!
かなり最初の私の思惑とは違った内容に付箋が付きまくってました・・・
感情のコントロールは難しい
でも言語化して思考系に持ってくことで、一呼吸置くことができるよね
でも、私のデスクにはこの手の「ムカツクゥゥゥゥ」系のメモで溢れかえるかも知れない・・・
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【印象】
脳の上手な使い方を教えてくれる本。
どうすれば効率的に思考を働かせ、アウトプットにつなげる方法を提示している。
【メモ】《上手く脳を働かせる為に。》
①自分の為ではなく、
誰のためなのかを考え、日々の行動を具体的にしよう。
人間は大昔より、社会的な集団で生活してきており、意欲を高めるエネルギー源として、他人からの感謝や評価を高める事を利用する。
→他人の為ではあるが、自分の目標に向けた行動であるか、
現在の自分の位置を確認しながら行動出来るとなお良い。
→アイデアを生み出す考え方として、何の役に立つのかではなく、
誰の役に立つのか、どのように役に立つのかを考える。
また、アイデアは情報の組み合わせから生まれるのであって、何もないところから生み出せない。日々の努力があってこそ、偶然のひらめきを起こすことが可能。
また、そのひらめきを信じる力も必要。
※自分の好きな事を、他人の喜びの為に行うようなスパイラルを創る。
あとは時間投資をすれば、大きな成果につながる。 -
「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」BYジェームス・W・ヤング『アイデアのつくり方』
これを築山さんはもっとわかりやすい形で表現している。
「子供の頃の体験、親や学校の先生から教わったこと、学生時代勉強して覚えた知識、趣味や自分を高める活動の中で得た情報、最近読んだ本の中に書いてあったこと、友人から聞いた話、仕事の中で自然に覚えた知識・・。そういう雑多な情報と、今回のアイデアを生み出すために改めて集中的に脳に入力した情報が組み合わさったときに、他の人には出せない独自のアイデアが出てくる」
既存のもの組み合わせてアイデアになるのだ。
(『読書は一冊のノートにまとめなさい』奥野亘之より) -
思考と気持ちを整理する技術とは?
○「見えない敵」が脳を混乱させる。気になっていることを出力しよう。
○明日には「明日の私」がいる。仕事と「私」を多次元的に捉えよう。
○情報は少しずつ覚える方がいい。「脳の中の小さな机」を意識しよう。
○アイデアを出力することにより。「ひらめきの連鎖」を生み出そう。
現代人に求められる「逆境に打ち勝ち、人生を開拓する力」それを支える技術を脳から考えるとどうなるか。
意欲・実行力を高め、前向きに問題解決に向かっていくには?やらなければいけないことがありすぎるとき、思考を上手く整理するには?良いアイデアを生み出したいとき、どうすればいいか?ベストセラー『脳が冴える15の習慣』の著者が伝授する正しい脳の使い方【目次】
第1章 前向きな自分をつくる(意欲を高めるための基本原則;「やる気が出ない」ときの対処法 ほか)
第2章 思考の整理術―計画・実行力を高める(「見えない敵」が脳を混乱させる;「気になっていることリスト」をつくろう ほか)
第3章 記憶を強化する技術(情報を覚えるためには努力が要る;「脳の中の小さな机」を意識しよう ほか)
第4章 アイデアを生み出す技術(創造力を高める生き方、考え方;「ひらめきの連鎖」を生み出そう ほか)
第5章 気持ちの整理術(脳を安定させる「感情のリスク・コントロール」;解釈を変え、不快をやわらげる方法 ほか) -
メルカリ売却
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自分が頑張らなくても効率よく成果を出すために「脳の使い方」を知っておくのは有効
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読みやすく、2日間の移動時間中で読めた。
内容は「覚える」というより、「共感」する、に近い感じ。 -
多くの仕事を抱える時焦って思うように捗らない事がある。しかし本書より脳の特性を理解しそれへの負担を軽減すれば集中し意欲を持って取り組む事が出来るとの事。数多の事例が展開され参考になった。何かと不自由な昨今、前向きに考えれるようになると思う。良書。