心がほどける小さな旅 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
3.73
  • (41)
  • (111)
  • (85)
  • (8)
  • (2)
本棚登録 : 1597
感想 : 89
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344424692

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • あー旅に出たい。とにかくここから脱出したい。とはいえ出来ないので、本で旅することにした。

    読み終わり、増して旅に出たくなった。益田さんの文章から美しい景色がありありと想像できる。日帰りで新潟、良さそうだな...1-2泊程度ならすぐできるのに、行動に移せていないなぁなどなど...。

    「幸せは、たまに、わざわざかみしめたほうがいいのだと思う。」その通りだと思う。なので今のうちに行きたいところ、ノートに書き記しておこう。行き方も宿も調べ尽くして、ひとつひとつクリアしていけたら人生がもっと楽しくなる。そんな気がした。

  • 2018.11.17

    わたしも旅行大好き。
    いろいろと行ったつもりだったけどまだまだ知らない場所、見たことのない景色がたくさんあるんだなぁ。
    益田さんのエッセイの中で、旅のエッセイが一番好き。
    山口県の秋芳洞と、秋田県の冬の紙風船、桜花賞を見てみたくなりました。あ、あとリッチなホテルでのんびり朝食もやってみたい!

  • ここ最近、どハマり中の益田ミリさん。
    旅に出たいけれど、まだちょっと我慢。な今、彼女の旅本を読むと、ほんわかする。

    前回、女1人で47都道府県の旅を読んだが、少し年齢を重ねたミリさん、ひとり旅が上手になっていて、ひとり旅大好き人間になってて驚いた。
    でも、この本の中では、ほぼほぼ2人以上の旅だけど。

    そして、前よりも、ただ行く。と言う旅ではなく、目的のある旅になっていて、その目的が「あーーー!やってみたい!」と共感するものだったり、「あ、これ私もやった!この場所いいよね!」と共感するものだったりする。
    そのおかげで、読んでいるこちらもワクワクして、かなりの気分転換。
    楽しい本だった。

    特に!郡上八幡の徹夜踊りは、やってみたい!
    日程的に今年はあきらめだけど。。

  •  パジャマ着たまんまですごすのも1日、ぎゅーんと遠くへ行ってふらふら歩いたり、イベントに参加するのも1日、同じ1日。どこか、行ってみようかな…。

  • さらさら読めて、春夏秋冬の国内の小さな旅が詰まっている本。
    わたしがいきたくなったのは、秋田の紙風船上げと、ホテル椿山荘の朝食。

    エッセイのあとのゆるーいイラストとおすすめ情報も合わせて、なんかほっこり、旅にいきたくなる。

  • 春夏秋冬でぶらりと行ける旅先が書かれているので、
    読んでいてこちらも心がほぐれてきました。
    何か所か行った所はまたその時の思い出が甦って懐かしんだり、
    行ったことのない場所はとても興味深く思い
    一度はどれも訪ねてみたい場所でした。
    海外旅行も良いですが、国内でこんなに身近で素敵な場所が沢山あるので
    日本もまだまだ隅には置けないです。
    この中で特に行ってみたい場所は山形県にある山寺と
    呼ばれる宝珠山立石寺。
    山の中の石段をかなり登らなければ辿り着かないお寺だそうですが、
    「登らなければ味わえない感動」というのを味わってみたいです。
    他にも釧路湿原、冬のきらきらうえつに乗って夕陽を見たり。
    自然のみなぎるパワーを感じてみたいです。

    旅先での旅行記も良いですが、
    その中でふと出てくる人生語録のような言葉が
    じんわりと心に沁みわたりまたこれで心も整理されます。
    旅行はこんなに心をすっきりとさせ、
    人間的も成長させられるものかと思い
    なんだか一人旅というのをしてみたくなる気分にさせられました。

    益田さんの独特なイラスト付きでエッセイを読めるので、
    また心が疲れた時にでも読み返したいと思う一冊でした。

  •  「本をゆっくり読みたいなぁ」
     「眺めのいいところでゆっくり朝ごはんが食べたいなぁ」
     そんな思いから、旅の行き先を決めて、エイっと宿や切符の手配をして、旅に出た益田ミリさんのエッセイ。

     人それぞれに旅のスタイルがあるんだなぁと思うのだが、ミリさんは、いつも、宿泊するビジネスホテルや、いく途中の電車で、食べるお惣菜やお弁当を買い込んで食べるのが好きらしい。どの旅でも、子どものようにはしゃぐミリさんがいる。

     どこに行ったのかということも大事なんだけど、旅の風景として思い出されるのは、こうしたちょっとしたことなんだよな〜と思う。
     
     ここに行きたいと思いつき、旅の準備をして、電車や飛行機に飛び乗り、知らない街を歩く。そのうちに凝り固まった、思考や身体がほどけていく。そして、また頑張ろうと思える。旅をするっていいな〜と思う。
     

  • 楽しい本だった(^ ^) 日常をちょっと離れることを旅と呼ぶなら、遠くに行かなくても気持ちひとつで小さな出来事も旅になる。もちろん遠くにお泊まりしてもいいし、日帰りでも充分。私も小さな旅がしてみたくなった。近場でも行ったことのない場所に行ってみたいな。

  • 日本にはまだまだ知らない良いところがある、思い立ったらすぐに行動に移せる益田ミリさんがいつも素敵だなと思う。

  • 旅に出たい、その気持ちをゆったりとした文章とイラストで消化させてくれます。ほっこりしました。

全89件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。イラストレーター。主な著書に『欲しいものはなんですか?』『みちこさん英語をやりなおす』『そう書いてあった』『今日の人生』『しあわせしりとり』『すーちゃん』シリーズ、『マリコ、うまくいくよ』『僕の姉ちゃん』シリーズ、『スナック キズツキ』『ツユクサナツコの一生』『ヒトミさんの恋』『ランチの時間』等がある。

益田ミリの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
綿矢 りさ
朝井 リョウ
宮下奈都
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×