- Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488010737
感想・レビュー・書評
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新聞広告の書評を見て気になって読みました。
ファンタジー児童文学として高評価らしいのですが、ファンタジーというほど
夢見る世界観ではないですし、大人の汚い感情や行動が書かれていて子供に読ませる児童文学とはとても思えませんでした。
先が気になってどんどん読み進めてしまったので、ミステリー的な面白さに近いかなと思います。
好きな内容ではなかったので★3つです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
観察知に基づく科学の話、なのかと思いきややっぱりファンタジーなのかもしれない。フェミニズムという言葉も(まだ)存在しない世界での少女の身体的精神的冒険。関係者を皆殺しにしたいぐらいむかついたけど最後はおもしろかった!
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ファンタジーでもあり、ミステリでもあり、少女フェイスの成長譚でもあり。
嘘を養分とする木だなんて!ピノキオの原材料かしら。 -
一気に読み終わった。ファンタジー設定のところもあるけれど、サスペンス調で主人公の成長譚でもある。主人公のフェイスにめちゃくちゃ肩入れしたけれど、ワタシは母親のマートルも良かった。男尊女卑が強烈にある時代に、賢さを隠して卑屈にしていたフェイスが父親の死に疑問を抱いて戦う物語とも読めるし、不思議な『嘘の木』という科学的に証明できない木にまつわるサスペンスとも読めるし、女性って大変ねとも読める。面白く読めたと思います。
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岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00650194
翼ある人類の化石、謎めいた手記、嘘を養分に育つ奇怪な木、高名な博物学者の不可解な死。時代の枷に反発し真実を求める少女は真相を暴けるのか? コスタ賞受賞の超大作!
(出版社HPより) -
「高名な博物学者で牧師のサンダース師による世紀の大発見。だがそれが捏造だという噂が流れ、一家は世間の目を逃れるようにヴェイン島へ移住する。だが噂は島にも追いかけてきた。そんななかサンダース師が謎の死を遂げる。自殺ならば大罪だ。密かに博物学者を志す娘のフェイスは、父の死因に疑問を抱く。奇妙な父の手記。嘘を養分に育ち、真実を見せる実をつける不思議な木。フェイスは真相を暴くことができるのか? コスタ賞受賞。」
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はじめ四分の一は、海外作品だからなのか主人公一家に馴染めず、読むのがしんどくなったけど、主人公が父の死の真相を調べ始めるあたりからは、面白くなり、どんどん読み進みました。他の作品も読んでみたくなりました。
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ダーウィンの進化論がキリスト教徒を脅かした頃のイギリスが舞台。高名な学者の偽造疑惑と、父の汚名を削ぎたい少女と、嘘を養分に育つ木の話。タイトル通り「嘘の木」というファンタジー要素が主軸にありつつ、物語自体は謎解きが中心。ラストの母親との会話が印象的。
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こんな長い話を児童小説に区分する理由がわからない。小説自体は感動も無く暗い絶望の残滓を辿るのみだだ。多くの賞を受けているらしい。しかし
はっきり言って駄作だ。