- Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488024581
感想・レビュー・書評
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七海学園シリーズ第二弾。
自分が通っていた施設と比べてしまうのは、もう仕方ないことなので諦めるとして。
登場人物の多さにこんがらがってしまい、誰が誰だかわからなくなるシーンがあるものの、前回よりも良かったと思います。春菜ちゃんの残した足跡があちこちに感じられて、こういう先生こそ施設にいるべきだよなぁ、って思えました。
彼女の回復するであろう次回作も期待しています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
細かく分けられていたので、じっくりゆっくり読めました。しかし、トリックと言うより、騙しと言う感じがある。あー、やられたと思ってしまう。前作の続きと言えるけど、この巻から読んでも良さそう(前作から読む方がいいけど)。最後の方ではあれっ? となってしまったし。まさに騙しの旨さを感じた。
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130708読了。
最後は帰宅途中、駅の改札を出たところで我慢できずに読み続けた。
前評判の高いミステリで、こんなにも鮮やかに騙されたのはいつ振りだろうか。
必ず一作目から読むことをオススメする。 -
B++
前作のデビュー作が非常に面白かったから。
前作に引き続き、養護学校で働く主人公の周りで起きる日常的な謎を解く話。
今回は、一つの大きな謎(とある人の飛び降り)を解くために、一年前ぐらいにさかのぼって、関係者に起きた謎を解き進め、展開する話。
うん。やっぱり、この人良い。著書の性格の良さすら伺える。
みんな健気で明るいけど、そこは養護学校という特殊環境の子たち、各々、心に闇を抱えてる。そこを解きほぐしていく主人公。非日常に近い日常系ミステリ。日常ミステリに覚える大げさな日々(もしくは何が面白いのかわからない)という感覚もない。たまに"臭い"と感じるけれど、話に泣きそうにもなるし、生きる元気をもらえる。どんでん返しをいれようとしてるあたり、やはり近い作風は初期の辻村深月。
2作連続で大当たりだったから、購入する脳内作家リストにいれ。
もっと刊行ペース早ければ、今後化けると思う。期待。 -
図書館で借りる。複数の物語から一つの物語を構成していくのは前作と同じだけど、途中アレッとひっかかる所がありラストの展開が分かってしまったのがもったいなかった。ミステリとして、よい意味で分かりやすいという事だと思う。女子高生率高く、個人的に今作のほうが好き。
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七つの海~のシリーズ続編。
今回の方が断然面白い!
辻村深月さんの初期作品を彷彿とさせるような。
まだ続いてほしいけど、このシリーズ。。 -
高校の屋上からの転落死で始まるミステリ。
文章が読みにくかった。
途中しっくりこないところがあったのは
最後のどんでん返しのせいか。
このエピソードはいるのだろうか...
という場面が多々あって
いまいち物語に入り込めなかった。 -
前作と同じように、最後にどんでん返し。
最終章でまさか、これまで読んできた内容を別の視点で回想する羽目になるとは思わなかった。
いや~、驚かされつつ納得のいく話でした。 -
うわああああすげええええ…!!
「七つの海を~」を読んでちょっと合わないかもなーと思っていたんですが、これにはやられた。びっくりした。
かのんちゃんかわいいですね。最後のほう「ん?」と思っていたものが全部収束されていった感じ、たまらんです。叙述?なのかな。でも違うかも…
読まず嫌いはいくないな、と思わされた一冊です。