アルバトロスは羽ばたかない

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 818
感想 : 171
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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488024581

感想・レビュー・書評

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  • 「わたし」という一人称はくせ者です。ええいっ!紛らわしいったらない!海王さんがパーフェクトな人間ではないし出来ることに限界もあるとは思うのですが、そこを何とか助けてほしかったです。でもこのままということはないですよね。春菜の奇跡を信じています。

  • この人の本は初めてですが、なかなかおもしろかった。伏線が回収されていくのは見事です。

  • 【再読】
    犯人がわかってるから伏線に気をつけて読んだら、伏線だらけで驚いた。
    伏線の張り方上手いなぁ。凄い!!

    最後の文で泣きそうになった。

  • やられました。まさかそう来るとは。前作よりも最後のどんでん返しが自然で、伏線もしっかり貼ってあり、全体としてはずっと良くなっていると思った。この全体の暗さとさわやかさののバランスもなかなか好みです。

  • 駆け足で読んだのであんまり入り込めなかったな。細かく章ごとに別れていて読みづらい感はあったが最後の終わり方は意外。つか上手く騙されたな。

  • 物語の章ごとにちょっとした違和感があり、読みにくいなあ、
    なんて思ってしまいながらの最終章にきれいにやられてしまいました。子供達のいろんな想いや春菜先生の気持ち、
    触れるか触れないか届くか届かないかの本当、
    子供らしい子供、大人らしい大人、
    そういう存在は大切だけど難しいのかもしれない。

    学校の様子が理解しにくく地図感のない自分にちょっと残念。

  • 物語の中に入って登場人物たちと一緒に最終章までやってきたのに…。
    この結末は…。
    なんか今まで読んできたのが全く無駄だったって感じ。
    アガサ・クリスティの時もこんな風に思ったっけかなぁ~。
    なんだか不愉快。

  • 最後のどんでん返しにあっと驚かされる…というので期待して読んだ、初めての七河作品。

    回想と現実と、話が行ったり来たり…なんでこんなエピソード入れてんの…?しかも、文章が回りくどくて読みにくい。情景が想像しにくい、わかりにくい書き口…

    中盤、とばしてしまいました。
    さっさと本題に入って欲しくて。

    で、終盤に飛ぶと、えーそうなの?!と、どんでん返し意味がわかって納得。
    回想と現実を行ったり来たりさせたのも、このためだったのか。

    でも、いよいよの犯人探しの段階でも、また不要なエピソードが多くて…
    すぐに「いや、違うか」と気づくような幼稚な推理を裏付けるための行動を、なぜ主人公にさせる?ページかせぎ?…みたいな。

    人との関わりの中で、容易には回復しない傷をもつようになった子供たちの心理や、その原因たる親の行動心理などの描写はすごかった。
    こんな母親にはなっちゃいかんのだな…と、身が引き締まる想いがした。

    もう少し、本当の主人公である「わたし」の物語も書いて欲しかった。
    他の子供たちの、蛇足的なエピソードを入れるぐらいなら。

    微妙なところで、星3つ。

  • 転落事故の部分が何かしっくりこないままだったのはオチにつながるせいだった。個々の話は面白かった。

  • 事情があって家族と暮らせない子どもたちが共同生活する児童養護施設「七海学園」の職員と子どもたちの話。
    読んでると断片的な登場人物の言葉や描写から全体を想像するかんじになる。と思ったらこれは続編だったらしい。知らなかった。

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