- Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488024581
感想・レビュー・書評
-
面白かった。
時系列があっちこっちするのが難点だったが、仕方ないか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前作が大きなフリだったんだと思うぐらいの作りをしています。
途中で感じた違和感はラストを読むと納得。
おおー!それやっちゃうかという感じで。
切ないようなほろ苦いような。
わりと、どうしようもないような終わりかたですが読後感は悪くありません。
七河さん、他の作品書かれるのかな?
今後期待大な作家さんです。 -
『七つの海を照らす星』続編
面白く読みましたが
ちょっと重い気持ちになりました -
七海学園で暮らすようになった子どもたちの諸事情が、前作よりももっと深く語られていました。今回は見返しの文を読み、意気込んで読み始めたのに、子どもたちの重い事情を読んでいくと、転落事件への関わりを考える気にはなれなくて、、、、、またいつも通りに、ストーリーにどっぷりと浸り込んで読みました。
でも、どんなに意気込んで読んだとしても、これはわからなかったはず。まぁわからないってのはいつも通りですけど。
---『希望』というものはもともと、『物事がそうだから』持つ、というものではなく、『そうであるにもかかわらず』持つものだ---
ミヒャエル・エンデの言葉だそうです。
海王さんがはるのんに伝えた言葉ですが、あのシチュエーションで言われると、ますます意味深く感じます。 -
七つの海を照らす星の続編。
児童養護施設の少女が学校から、転落した、その真相は?
時系列がいったりきたりするので、とまどいはあったけど、最後には大変な驚きが。 -
2作目は、ミステリとしてパワーアップしていました。見事などんでんがえし。不意を突かれて、ガラッと景色が変わったのですが、それだけではなく、心にズンとショックを受けました。もう一度読み直さずにはいられませんでした。
-
★あらすじ
児童養護施設の1年間に起きた4つの事件。
その事件は、寮生の通う高校での転落事件へとつながっていく。
★感想
このミス2011の9位。
読みながら、
「アレ、ここ読みにくいなー?」
「人称が不安定?」
「文章がちっと不自然でない?」
と、ところどころひっかかる部分があって、首を捻ってたんですが。
……そうだったのか!!! この仕掛けのためだったのねっ……
見事ひっかかりましたw
というわけで、驚かせてもらえて嬉しいのですが、登場人物たちの心情の吐露っぷりが、中二病っぽくて、ちとイタい、かも……
いやこれはオバハンだからなんでしょーけども。きっと若い人は大丈夫なんだろう(汗)
それに、これシリーズの2作目みたいなんですよね。いきなり2作目から読んでしまったのも悪かったのかもしれない。
1作目からちゃんと読んでれば、もっと最初っから登場人物とか設定に感情移入できて、読みやすかったのかなあとも思います。
1作目も読もうと思ってますので、それで印象変わるといいなあ。 -
にもかかわらず、
完全に引っ掛かりました。
希望は見えるだろうか。 -
予定調和じゃないけど、希望のある終わり方は好き。
「にもかかわらず」持つもの、と。 -
このミスは今作も私にとってあんまり・・・でした。
時間軸が章によってバラバラで、
風景描写や人物描写などが不十分な気がします。
そのため、読みながらその描写のイメージが膨らまない。
章によって時間軸がバラバラなのは
そういう仕様ですから別にいいのですが、
描写が足りない分読みにくさを感じます。
また、児童養護施設という割とデリケートな設定なのに
あまりその意味を感じられなかったというか、
何故舞台を児童養護施設にしたのかが謎です。
ラストのオチは面白かったので、今後に期待したいです。