アルバトロスは羽ばたかない

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 171
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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488024581

感想・レビュー・書評

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  • 「七つの海を照らす星」の続編というか、また事件が勃発。相変わらず大変な七海学園の人たちの個々話を織り交ぜつつ、事件の真相を探っていく物語。 物語の根底となっている落下事件については、とても短い物語で短編に収まる内容だと思うけれど、前作同様に個々の登場人物の背景や心境などなどを描写することで長編になっている印象。短編をつなぎあわせて長編が完成します。 最後の最後が伏線なのか放置なのかが、たぶん誰もが一番気になるところ。

  • すっかりやられた。
    ずるいなー。ずるいけど凄い。

  •  あー……。
     結末のどんでん返しでの「あー」は、確かに意外性はあるんだけれど好みではないというか、うーん? いやうーん。どうなんだろう。

     前巻と続けて読んでいて違和感があり、結末は納得で、その通りなんだけど、ストレートに楽しみたかったというか、そんな気がした。次が出るとしたらどうなるんだろ。

  • 冒頭は、学祭である人が屋上からおちてしまうシーンから始まります。

    プロローグで最終的な謎ときが始まり、

    現在からさかのぼる形で、春夏秋冬の四季で起こった事件を一つずつ振り返る形で、

    事件を解いていきます。

    章の間には、現在に戻り、
    ちょっぴり進展しながら、次の章に引き継ぐという形を取ってます。


    やはり、この方は最後の最後でビックリな複線が…!!

    少し不思議に感じたもの全てが最後につながっていてとても楽しませていただきました。

  • 間違いなく今年の五指、いや三傑に入ります。前作が良かったので今作も期待して読みましたが、いやあ、凄かったです。いつも気を付けているはずなのに、やられました。P277で何分か静止した後、「やられたー!」と笑った人は多いはず。一気に読みましょう。特に後半部、冬の章Ⅴからは。それにしても二作目でここまでハードル上げるともう飛べないんじゃ?

  • 1作目『七つの海を照らす星』の続編。
    児童養護施設を舞台に繰り広げられる不思議な出来事を保育士が解決していくお話。内容的には1作目のほうが、新鮮な面白さが大きかったが、この作品では最後に大きな驚きがあり、やられてしまった。その後が気になるので続編をお願いしたい。

  • 内容紹介
    冬、七海西高校の屋上で、少女は“運命”に追いつかれた。そこで起きた悲劇は、誰もが言うように事故だったのか? 鮎川哲也賞受賞作『七つの海を照らす星』に続く連作長編。
    内容(「BOOK」データベースより)
    児童養護施設・七海学園に勤めて三年目の保育士・北沢春菜は、多忙な仕事に追われながらも、学園の日常に起きる不可思議な事件の解明に励んでいる。そんな慌ただしい日々に、学園の少年少女が通う高校の文化祭の日に起きた、校舎屋上からの転落事件が影を落とす。警察の見解通り、これは単なる「不慮の事故」なのか?だが、この件に先立つ春から晩秋にかけて春菜が奔走した、学園の子どもたちに関わる四つの事件に、意外な真相に繋がる重要な手掛かりが隠されていた。鮎川哲也賞作家が描く、季節を彩る五つの謎。『七つの海を照らす星』に続く、清新な本格ミステリ。

  • こういう舞台が苦手。

  • そう来たか、やられた。オチには感心。
    でも、章の構成は仕方ないとして、ストーリーや登場人物に入り込めなかった。

  • 最後まで全っ然分からなかった!


    明と加奈子さんはその後どうなったのかなあ、どうもなってないのかなあ。

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