地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

著者 :
  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492555989

感想・レビュー・書評

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  • 面接で、三重県で消費される牛肉の量は?と聞かれたことがあった

    本書をその後に読んで、自身の地頭力の低さに気づけた

    目からウロコの一冊

  • 内容は文句なしだと思うが、本当に地頭力を鍛えるためには、日頃から自分で訓練をしないといけない。

  • 本棚登録の別の本を読んでいて出てきた「フェルミ推定」という単語。
    「なんじゃそりゃ?」が最初。すみません知りません、まずビジネス界隈や意識高い本は苦手な横文字が多すぎます…。

    「フェルミ推定とは何か」は、この本の一部でしかありません。
    重要なのは思考する力。それを応用する力。目的に向かう、ということ(道をそれて迷い込まないこと)。これを分解して例を交えつつ解説してあります。正直1回読んだのでは「そうなのかー」でおしまい。大切なのは鍛錬していくこと、なんですね。考えるのって体力がいるので、すぐwhyからwhatへ逃げたくなります。

    読了後も苦手意識は変わりませんが、それがありつつ「理屈としてはわかった」のは収穫でした。自分の伸びしろに期待…!

  • 自由にネットが使える時代になったからこそ、すぐに検索エンジンで調べてしまうのはなるほどと思いました。だから、自分の頭で考えることをやめてしまった人が増えているのかなと思います。知識、対人感性、地頭の三つの能力が出てきましたが、地頭と対人感性の二つの能力を交互につかいながら人をまとめていきたいです。音楽をしながら、考えていない自分がいたことに気づけました。感想を書きながら、結論から、全体から、単純にができていなくて悔しいです。

  • 賢さ・・・
    身に着けたいけれど、賢さにもいろいろある。
    本書では、今後求められる賢さとはどのようなものなのか、
    そして、それにはどうすればよいのかについて、
    具体的に述べている。

    賢さには大まかに3つの方向性があって、
    それぞれ直行した軸として独立に考えることができる。
     x軸:地頭力
     y軸:対人感性力
     z軸:知識・記憶力

    従来の賢さは、z軸だった。
    しかし今や、インターネットの登場により、
    z軸の賢さは誰でも手にしうるものに陳腐化した。
    そこで重要なのが、x軸。
    これが本書の核となる賢さだ。

  • 自頭的多脳人:地頭力で考えて対人慣性力と組み合わせて力を発揮する
    →夏目漱石「知に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角人の世は住みにくい」

    地頭力:知的好奇心、論理思考力(右脳)、直感力(左脳)がベース

    知的好奇心
    ①why型
    「疑う心」
    ②what型
    ときに有害、雑学博士みたいな

    「結論から」:仮設思考力
    →①どんなに少ない情報からでも仮設を構築する姿勢②前提条件を設定して先に進む力③時間を決めてとにかく結論を出す力

    「全体から」:フレームワーク思考力
    →①全体→部分の視点移動②切断の切口選択③分類④因数分解⑤ボトルネック思考
     ベクトルの逆転:できることじゃなくて「やるべきこと」
    ・思考の癖を取り払うもの
     MECEで行う

    「単純に」:抽象化思考力
    →①モデル化②枝葉の切り捨て③アナロジー
     一を聞いて十を知ること
     人は自分を特殊だと思い込みがち→絶対何かと共通することがある

    思考回路を変える→行動パターンも変わる

    コミュニケーション
    ☓何を伝えたか ○相手に何が伝わったか

    仮設を進化させていく→最初の仮設を正解だと思いこんではいけない

    KJ法(ポストイットとかでとりあえずアイデア出して分類したあとに課題を見つける方法)→ボトムアップ的アプローチ、完全に斬新な視点でのアイデアは抽出しにくい

    フェス未推定のジレンマ:情報量が多いと本質が見えなくなる
    →要するにそれはなんなのか、端的に説明できるか?

    アインシュタイン「発明は、最終的結果が論理的な構造と結びついていても、論理的な思考の結果ではない」

  • 結論から、全体から、単純に考える。簡単に見える内容だが、仕事、生活の中になかなかできてない。物事にわかればわかるほど、どうしても枝葉を気になり、全体感を失う。
    「合理的に考えて感情的に行動する」ことで人を動かすのが必要。大好きな人からの理不尽の依頼、大嫌いな人から理にかなった依頼同時にあったら、あなたはどっちを選びますか。

  • フェルミ推定の古典といって良いのではというほど有名な一冊。15年前社会人になった時に読んだことのある本書を久しぶりに再読。
    実はロジカルシンキングだけでなく直感力についても重きを置いているということを再読して発見した。
    結構意外で驚いた。

  • フェルミ推定の勉強にはなかったが、他は知っていることや聞いたことがある内容が多かった。
    そういった内容を再認識することはできた。

  • 最低…
    あまりにひどい内容で読むに耐えず。
    よく我慢して最後まで読んだものだと自分で感心する。

    著者が自信満々すぎ。
    自己肯定感ってこういう風になる事を言うのでしょうか?
    長々と「日本に電信柱は何本あるか」の説明をしているけれど、著者の頭が悪いだけ。

    誰でも同じような方法で結論を導き出すはず。
    ナンタラの法則とかホニャララ方式とか
    誰でも思い付くような思考法・発想法に名前を付けただけのものを沢山知っていてもちっとも偉くない。
    …てか、自分で知識より思考力と言っておきながら自分の知識はひけらかす。
    ネット検索はダメと書きつつ、知識はネットで調べれば分かるのだから思考力を鍛えるのが大切とか。
    芯の通らない表面的な形式論ばかり。

    これを読んで得られるものは無い。

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著者プロフィール

細谷功(ほそや・いさお):1964年生まれ。ビジネスコンサルタント、著述家。問題発見・解決や思考力に関する講演や研修を国内外で実施。『仕事に生かす地頭力』(ちくま文庫)、『地頭力を鍛える』『アナロジー思考』(共に東洋経済新報社)、『具体と抽象』(dZERO)、『思考力の地図』(KADOKAWA)等著書多数。

「2023年 『やわらかい頭の作り方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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