哄う合戦屋

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 595
感想 : 144
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575236644

感想・レビュー・書評

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  • これまで読まずに積ん読本としていたのを後悔するレベル。
    自らの力を戦場で試したいというと、武士とか県史になるんだろうけど、その上の全体を見通す軍師としての力を持っていれば、その立場で上を目指すよりも、国を治める主にと独裁者や王として領主としての人を支える立場で合戦屋は踏ん張るけど、成功すればするほど、やっぱり足を引っ張るのは味方になるんですね。
    この作者は私の中では新刊が出たらすぐ買う作家に格上げされました。

  • ★★★★☆
    戦国の世、合戦という場で自分の持つ力の全てをぶつけたいと渇望した男の話。
    無骨ながら、姫との交流が物語りにぬくもりを加えていた^^
    (まっきー)

  • 戦国時代の信濃の武将石堂一徹の物語。
    ではありますが、彼と彼の使える遠藤家は架空のもの。
    ですが、名もない武将も家も幾らでもあったわけで、もしかしたら居たかもねと
    思いながら読めます。

  • 石堂一徹 信濃の地で孤高の天才軍師が立つ。
    才に秀でたものだけが背負う宿命。領主、配下の者との軋轢。
    己を貫くのは大変なことだ。

  • この作家好きです。

  • 正直期待外れ、というか全然入っていけませんでした。
    一徹にしても若菜にしても吉弘にしても人物描写が中途半端で全く魅力を感じませんでした。そもそも始まって2ページ目で主要登場人物である若菜の名前が「若葉」になっている点で引きました。だって2箇所も!
    そもそも論っていうかね…

    『奔る合戦屋』も読もうと思ってたけど、まあいいかな。

  • 普通は書き連ねられてる背景や服装なんかの「描写」が
    けっこう省かれてるからかしらね?
    時代小説としてはなんだかスピーディ。
    好み。
     
    こう言った感じのお話だと
    女性側の気持ちとかさ、おざなりってかなおざりってか
    割とスルーされたり紋切り型だったりじゃない?
    このお話は若菜さんの心理も違和感なく描かれててよかったな。
    セットになってる一徹さんの繊細さも表現されるしね。
    ただ 私のメンズの好みからはちょっと外れるので星1つマイナス(爆!

    あとね、この作家さんって
    現代のセンシティブ系中坊カップルものとかでも
    面白いの書いてくださるような気がするな。
    ってことで
    このあと『奔る合戦屋』を「読みたいリスト」に入れてみたり。

  • ぐっときた

  • この人の書く本は面白いな。
    のうぼうの城も面白かったけど、魅力的な主人公、魅力的なヒロイン。魅力的なわき役。そして先へ先へと読ませるストーリーと読みやすい文章。
    非のつけどころがないですな。

    安心して他人にお勧めできます。

  • 後で刊行された『奔る合戦屋』のほうを先に読んじゃった〜(> <)って思ってたら、こちらのほうが『奔る〜』の後日談だった。良かった。

    おもしろかった。武士として部下として申し分なく思える一徹がどうして誰に仕えても長続きしないのか、徐々に沁みてくる感じがなかなか良かった。
    終わり方が…悲しいな…。

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著者プロフィール

東京都生まれ。東京大学工学部卒業。会社員生活を経て、2009年に『哄う合戦屋』でデビュー。その後刊行された『奔る合戦屋』『翔る合戦屋』と合わせて、〈合戦屋シリーズ〉は50万部超のベストセラーになる。

「2019年 『天下奪回  黒田長政と結城秀康の策謀』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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