プロフェッショナルサラリーマン ― 「リストラ予備軍」から「最年少役員」に這い上がった男の仕事術

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  • プレジデント社
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833419864

感想・レビュー・書評

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  •  Amazonで何度もおすすめされたので買ってみた。読んでいて思い出したのは新入社員研修の時の人事部長の訓話。プロのビジネスマンたれという言葉を思い出した。新入社員でもコピーを取るなら誰にも負けないぐらいを目指せ、ヘッドハンターに狙われるくらいどこでも活躍できる素養を持て、という話だった。この人事部長の話をハウツー本にした内容だ。

     章ごとの見出しが若干センセーショナル過ぎる感あり。名が体を表していない。でも、おっしゃることはごもっとも。この半分でもできればプロのサラリーマンになれそうだ。

  • 今さらこの手の本を読んで、感動したり、ということはないが、仕事に関して、マンネリ感や停滞感を感じていたので、手に取ってみた。少しやる気が湧いてきた。
    こういうビジネス書は、発奮のために役立つと思う。

    以下、なるほど、と思ったチャプターとその理由。

    04 プロは上司を「仕事の仕入先」と思う
    :仕事って依頼されるものという見方が新鮮だった。
    15 プロの仕事は直線ではなく「M字」を描く
    :ある程度までざっと仕上げることの大切さを改めて。
    20 プロは実印に?くぼみ?がないことを知っている
    :実印にはくぼみがなったんだ、と雑学として。
    58 プロは1ヵ月分の自己投資費用を銀行の封筒に詰める
    :「予算」という考え方をお小遣いに導入する。
    (200)
    [more]
    (目次)
    第1章 プロの定義
     01 プロは胸を張って請求書が出せる
     02 プロは仕事を「つくって」「回して」「稼ぐ」
     03 プロは仕事を4つに定義する
     04 プロは上司を「仕事の仕入先」と思う
     05 プロは配属に文句を言わない
     06 プロはリストラに顔色ひとつ変えない
     07 プロは花形部門の行列に並ばない

    第2章 「時間」配分法
     08 プロは仕事が9、私生活が1のつもりで働く
     09 プロは「人脈」「資格」づくりを後まわしにする
     10 プロは転職、起業、副業をこう考える
     11 プロは「バタバタしている」姿を見せない
     12 プロはスケジュールの空白を恐れない
     13 プロは「至急」という言葉を乱発しない
     14 プロは意味のない作業を自ら葬り去る
     15 プロの仕事は直線ではなく「M字」を描く
     16 プロはなぜか周囲の人に救われた経験を持つ

    第3章 「金銭感覚」の磨き方
     17 プロは毎月3万円の残業代を固定費としてカウントしない
     18 プロは自ら「給料ダウン」を申し出る
     19 プロは会社のカネで冒険しない
     20 プロは実印に?くぼみ?がないことを知っている
     21 プロはグループ会社の取引でも値切る

    第4章 プロの「報・連・相」
     22 プロは面接で「5つの地雷」を踏まない
     23 プロはよい社風、悪い社風を見分ける
     24 プロはメール・電話・対面を使い分ける
     25 プロは「後工程はお客様」だと思う
     26 プロは人に関わる分野を効率化しない

    第5章 上司とこうつきあう
     27 プロはダメ上司の「3つの特徴」を知っている
     28 プロは「仕事の受け取り方」がうまい
     29 プロは上司にとっての近所のコンビニであれ
     30 プロは自分の「空きスペース」をつくれる
     31 プロは仕事の目的と背景を確認する
     32 プロは感情を揺さぶられたメールを「カンフル剤」にする
     33 プロは上司からの指示メールを印刷する
     34 プロの報告書は「事実」と「解釈」が分かれている
     35 プロは「事後報告」を上手に使う
     36 プロは抽象的な指示をされると喜ぶ
     37 プロは辞表を懐にしのばせる

    第6章 入社1年目に知っておきたいこと
     38 プロとは、「くじ」を引き続けることのできる人である
     39 プロは本を買うとき、棚の端から端まで買う
     40 プロはマニュアルをバカにしない
     41 プロは決定権がないことを悩まない
     42 プロはレールからはみ出す
     43 プロの仕事の報酬は仕事である

    第7章 入社3年目から差がつく考え方
     44 プロは出張に行く前に「報告書」を提出する
     45 プロは会議の書記を自ら引き受ける
     46 プロは自分がほめられるポイントを知っている
     47 プロは自分より成果を出している人を手助けする
     48 プロは社内キーワード検索でトップに名前が出る
     49 プロはできる人の「志」に着目する
     50 プロは異業種の成功から発想できる
     51 プロは自分の「シマ」をつくる
     52 プロはライバル社の商品でも案内する
     53 プロは「○○長」になる前からそれらしくふるまう
     54 プロは自ら「安全地帯」から飛び出す
     55 プロは群れることに不安を、孤独に安心を求める
     56 プロは部下が絶対に上れない城壁を築く
     57 プロはキャリアの「レールチェンジ」を考える

    第8章 給料の10%を銀行の袋に詰めろ
     58 プロは1ヵ月分の自己投資費用を銀行の封筒に詰める
     59 プロは結婚して小遣い制になったことをのろけない
     60 プロは転職情報誌の募集スペックに自分を合わせない
     61 プロは財務諸表で経営者と対話できる
     62 プロはケタ違いのアウトプットを出す
     63 プロは3000円のセミナーに10回行くなら3万円に1回行く

    第9章 「空き地」をみつけてみよう
     64 プロはまず、「空き地」をみつける
     65 プロは「売れるもの」と「売るべきもの」を見分ける
     66 プロには顧客より先に「並んでほしい人」がいる
     67 プロは客単価を上げるとっておきの方法を知っている
     68 プロは顧客の不安を解消する言葉を持っている
     69 プロは商品の可能性を勝手に狭めない
     70 プロは将来の顧客をとりこにする
     71 プロは鬼にも仏にもなれる
     72 プロは社内の「流行語」を生み出す
     73 プロはアマゾンが通販ビジネスに参入した理由を考える
     74 プロは繁盛店が電話を保留にするわけが想像できる

    おわりに 二十代は朝飯前

    参考文献リスト
    プロフェッショナルサラリーマンを目指す人に読んでほしい本リスト

  • これは、すごい。もっと前に読みたかった。

  • 帯には「将来を期待する人に読ませてください」、とあるが、著者はリストラにあった社員が這い上がった人なので、「誰もができる人になれる!」というメッセージを発しているのに、ちょっと帯は残念。
    それはさておき、期待する人であってもなくても、会社員として生きていく人は読んでみて、それなりに得るものはあると思います。
    著者が言う格言は全て「プロは・・・で始まり、それを説明するチャプターが2-3pにまとまっているので読みやすいです。
    私が心したいと思ったのは以下
    ・プロは胸を張って請求書が出せる
    ・プロは上司を仕事の仕入れ先と思う
    ・プロはスケジュールの空白を恐れない
    ・仕事の後工程はお客様。(これは今勤める会社が昔掲げていた。でも知らん間に言わなくなった。それに応じて周りに気を使わない社員が増えたような気がする)
    ・プロは仕事の目的と背景を確認する
    ・プロは群れることに不安を、孤独に安心を求める
    ・プロは財務諸表で経営者と対話できる
    ・プロは転職誌に自分のスぺックを合わせない
    ・プロは商品の可能性を勝手に決めない(例:男性に女性ものを)

  • 会社員に伝えたい内容。最近は会社員で向上心がかけてる方が増えているので、マインドを思い出させる良本。

  • プロは勝つのが当たり前。感動を与えてこそのプロ。

  • ビジネスで成功するための秘訣が項目毎に系統立ててせいりされて、分かりやすい。
    仕事でうまくいかなくなった時にチェックするのに最適な良書だ。

  • 「次はあなたの番です」
    27歳の時に本書を読み、以降、時々読み返しています。「つくって」「回して」「稼ぐ」ことを常に意識しながら仕事を進めた結果、配置転換毎に高評価を頂き、4年後には新規事業の立ち上げを任されるようになりました。周りから「生意気」と言われることもありますが、会社のため、世の中のために脳みそをフル回転させる毎日はとても充実しています。
    一人でも多くの人が脱皮するために本書を手にとってもらえたらいいなと、一読者として思います。

  • 上司は仕事の仕入先なので、人間性を求めない
    売れるものだけ売っているとやがて個性が消える
    プロとは最悪のコンディションでも胸を張って請求書を出せることであり、顧客の不安を解消する言葉を持っている

  • プロの考え方、働き方

    バタバタしている姿を見せない ⇨ 仕事が頼まれない
    緊急度が低く、重要度の高い仕事を優先 新しい事への挑戦や成長に時間を使える
    社風が良い会社の三つの特徴
    ①メンバーがお互いの強みを理解
    ②仲間の成功を心から応援出来る
    ③所属するコミュニティを愛している
    後工程はお客様 ⇨ 指示を受ける側が高く評価する上司は有望
    仕事の受け方は「ありがとうございます」
    仕事は目的と背景を理解しないと進められない
    事実と解釈を分けて伝える
    最初の仕事はくじ引き、ハズレくじを引けばアタリもわかる
    会社の為に貢献していればレールから外れた生意気なことは間違っていない
    「予期せぬ成功はイノベーションの種」ドラッカー
    仕事の報酬は仕事 もっと良いアウトプットが出来るようになるな考える
    出張に行く前に報告書を提出 ⇨ 予期せぬ行動はインパクトを与え、信頼関係の構築にもなる
    会議の目的は情報共有、意思決定、一致団結 ⇨ 意思決定の会議がプロ 議事録係でも参加 翌朝までに提出
    強み ⇨ 他人より上手くできること、優れている点。自分の強みは周囲が褒めることでわかる
    優秀な人が出来ないことをフォロー 関係ができる
    社内キーワード検索で一位になること キーワードを見つけるには、業務の棚卸をして、仕事に必要な要素を分解すればいあ
    100日連続で真剣に継続すると習慣化
    上司を出世させるには、上司の仕事を取る、弱みをフォロー 自分が上司ならと考える 実質○○といる立場になる
    年齢を重ねても自分の価値を上げ続ける三つのキーワード 「時間(経験・人脈)」「道具」「教育」
    財務諸表は簿記三級程度で理解可能
    人脈形成は高額のセミナーに行く、レベル高い知人に紹介してもらう
    仕事の空き地・隙間を見つける 社内を誰もしていない商売の種は?
    一般的に募集されている案件は、最重要顧客から漏れた案件
    「ニーズ」なければ苦痛 日用品など コストは最小限
    「ウオンツ」あれば快楽 最大限楽しみたい 客が知らない世界を教える 判断材料を提供するのがプロ
    客を本人にしかわからないように特別扱い
    部下に対しては鬼でも仏でも愛情があれば良い
    常に問題意識を持つ 世間に関心を持ち、自分なりに解釈する 思考のトレーニング

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著者プロフィール

俣野 成敏(マタノ ナルトシ)

リストラと同時に公募された社内ベンチャー制度で一念発起。年商14 億円の企業に育てる。33 歳で東証一部上場グループ約130 社の現役最年少の役員に抜擢され、40 歳で本社召還、史上最年少の上級顧問に就任。2012 年独立。フランチャイズオーナーや投資家として活動。サラリーマン時代に副業で出版した『プロフェッショナルサラリーマン』でビジネス書作家デビュー。「仕事術」「お金」「コンディション」「副業」などテーマは多岐にわたり、異分野で10万部超えを3度達成。著書累計は49万部。これからは、サラリーマンでも副業やお金の知識向上が不可欠と実感し、啓蒙に尽力している。ビジネス誌やweb メディア掲載実績多数。『まぐまぐ大賞』を6 年連続受賞。

「2022年 『知らないと損をする税金の話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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