21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由

著者 :
  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784844374213

感想・レビュー・書評

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  • デザイン思考は興味をそそられるのだけれども、やはり難しいのか、自分には習得できそうにないと改めて感じることになった一冊。

  • デザイン思考に関する入門書で、その意義から、実践的な活用法、さらに流行りのツールの紹介を、学術・実践の両面から説明している。
    考え方の素晴らしさもですが、非常に学びの深い内容でした。何度も読んで、活用できるようになりたいです。

  • マーケとかしてた人がデザインの大学院に行ってまとめた本。上がってる文献とかは面白い。クリエイティブなのはデザインだけじゃない。

  • わかりやすかった

  • デザイナーの思考法:インプット×思考のジャンプ→アウトプット
    インプット:まず情報をたくさん集める。情報にたくさん触れることでアイデアが生まれることもある。
    思考のジャンプ:言葉であれこれ考えるより、ビジュアルを見て考えるほうが飛躍しやすい。
    アウトプット:印象的なストーリーテリング。実物模型作成。「ビジネスモデルキャンパス」も役立つ。
    リサーチ・分析・統合・プロトタイピングの4ステップを相互に行き来する。
    リサーチ:特徴あるユーザの生活に徹底的に共感し、コンセプトを考える上でよい切り口になるような生活者のストーリーを発見し、つむぎだす。
    分析:印象的な生の声やストーリーを集めたり、生活者の印サイトを想像し、できるだけ生の温度感覚のまま、一緒にその意味を考える。
    統合:リサーチで間万だインサイトの関係性をずじし、1枚のビジュアルで表現。

  • 職業柄社内でデザインに関する研修をもう5度以上行った事があるが基本的にこちらの本をベースとして伝えてるフシがある。デザイン思考の捉え方がメタファーに満ち右脳的でとてもデザイン思考にマッチしてる内容で親しみやすく読みやすいし好きである。

  • ・どのようにビジネス思考とデザイン思考を融合するか
    →p.192
     デザイン思考をしっかり実践しようとすると時間もお金も足りなくなるため、デザイン思考の一部だけを取り入れたり、簡易な形で取り入れてみる。

    ・イノベーションを担う3つの輪p.199
    デザイン:what to do
    エンジニアリング:how to make
    ビジネス:how to maximize


    chapter4
    割とアナログだったので、これをうまくデジタルにできたらいいな。
    アナログもデジタルも両方同期できちゃうような。
    そういえば最近そういうカレンダーができたっていうニュースがあった気がする。


    【メモ】
    ・プラットフォームとデザイン
    →プラットフォーム自体のデザインはできる(ex.airbnb)が、その中にある1つ1つのコンテンツは画一なものなのではないか…?

  • 先生に勧められて読んだ。デザイン思考の方法論だったらわかりやすくて面白いし良書かも

  • ◯具体と抽象の振れ幅、現実と未来の振れ幅(100p)

    ◯日々生きているその瞬間に自分が見ている情報が、新たな創造の種になるものであり、ネタになりうるということに気づいたときから、私の生活が変わりました(224p)

    ◯生活や環境に不満を感じたときには、愚痴を言う前に「本当の課題はなんだろうか?解決策を考えてまずは小さくても作ってみればいいや」と思えるようになりました(227p)

    ◯ビジネスマンにとって、デザイン思考を実践する意味は、職場や生活を通じて、自分が子ども時代は持っていた右脳の創造的な素質を解放し、どんな環境にいても自分は幸せに感じて生きる力を習得するということ(233p)

  • 一昔前のロジカルシンキングブームも一段落し、昨今ではデザインの重要性が叫ばれている。情報資源アクセスの地域的垣根も低くなり、スマートフォンとSNSが普及し、如何に直感的に使えるかのUXやCXがキーファクターになりつつある。ピクトグラムが増えているのもその一環だろう。

    著者は、P&Gのマーケティングアナリストからイリノイ大学でデザインを学ぶというユニークなキャリアの持ち主だ。ニュータイプのビジネスマンである。

    しかし語るにふさわしいキャリアを持つにも関わらず、本書のグランドデザインが儘なってない。デザイン思考を掲げながら右脳思考や発想方法のトピックを重ねており、散漫な印象を受ける。書かれているのも要は『リーン・スタートアップ』だ。後半のキャリア論は面白いがこれも唐突な話題にも感じる。

    両脳思考が出来る貴重な人材であるのだから、佐宗氏ならではのビジネス現場での適用事例や左右の思考コンバージェンスなどの話が読みたかった。次回作に期待したい。

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著者プロフィール

株式会社BIOTOPE代表/チーフ・ストラテジック・デザイナー/多摩美術大学 特任准教授
東京大学法学部卒業、イリノイ工科大学デザイン研究科修了。P&Gマーケティング部で「ファブリーズ」「レノア」などのヒット商品を担当後、「ジレット」のブランドマネージャーを務める。その後、ソニーに入社。同クリエイティブセンターにて全社の新規事業創出プログラム立ち上げなどに携わる。 ソニー退社後、戦略デザインファーム「BIOTOPE」を起業。BtoC消費財のブランドデザインやハイテクR&Dのコンセプトデザイン、サービスデザインが得意領域。山本山、ぺんてる、NHKエデュケーショナル、クックパッド、NTTドコモ、東急電鉄、日本サッカー協会、ALEなど、バラエティ豊かな企業・組織のイノベーション支援を行うほか、MVV策定・実装プロジェクトについても実績多数。2021年に生活の拠点を軽井沢に移し、東京オフィスとの二拠点を往復する働き方を実践する。教育分野、地域創生分野など活動の幅を広げる。著書に『理念経営2.0 』『直感と論理をつなぐ思考法』ほか。

「2023年 『じぶん時間を生きる TRANSITION』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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