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ブライト・ライツ.ビッグ・シティ
- ジェイ・マキナニー
- 新潮社 / 1988年1月1日発売
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二人称体がここまで成功している小説は珍しい。抑制された文体が悲壮な喪失感を全体に漂わせる。高橋源一郎の訳も優れている。
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インディヴィジュアル・プロジェクション (新潮文庫)
- 阿部和重
- 新潮社 / 2000年6月28日発売
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やりたいことはわかるけど、小粒。
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自分を知るための哲学入門 (ちくま学芸文庫 タ 1-3)
- 竹田青嗣
- 筑摩書房 / 1993年12月1日発売
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うん、まあ、わかりやすいけど、本当にこれでいいのか?と思わずにはいられない胡散臭さもある。竹田青嗣は嫌いじゃないが。
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さようなら、ギャングたち (講談社文芸文庫)
- 高橋源一郎
- 講談社 / 1997年4月10日発売
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くだらないポストモダンかと思ったら、とてつもなく素晴らしいポストモダンだった。沈黙の危機に追いやられながらも言葉を搾り出し続ける詩人に出会うとぼくはいつも共感し感動せずにはいられない。
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ビリー・バッド (岩波文庫 赤 308-4)
- メルヴィル
- 岩波書店 / 1976年1月16日発売
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メルヴィルは巨大すぎて圧倒されてしまう。この小説も一読しただけでは全体像はつかめなかった。それにしても異常な密度だ。
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江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)
- 江戸川乱歩
- 新潮社 / 1960年12月27日発売
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それなりにおもしろく読めたけど、どうも文体があっさりしすぎている。それがいいのかな?
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杳子・妻隠(つまごみ) (新潮文庫)
- 古井由吉
- 新潮社 / 1979年12月27日発売
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奇妙に制限された視点が小説自体の安定性を揺らがせる・・・。関係の不安。
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茄子 1 (アフタヌーンKC)
- 黒田硫黄
- 講談社 / 2001年7月1日発売
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セリフ回し、プロット、構図、線、どれもが大胆かつ繊細。再読三読に耐えうる名作。
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ピューと吹く!ジャガー 1 (ジャンプコミックス)
- うすた京介
- 集英社 / 2001年9月4日発売
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武士沢レシーブがこけた後(最終回は爆笑したけど)、吹っ切れたかのように本格ギャグ路線へ回帰したうすた京介。ムラが多く、時に暴走しがちであったマサルさんに比べ、ジャガーは見事に洗練されている。
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すごいよ!!マサルさん 1 セクシーコマンドー外伝 (ジャンプコミックス)
- うすた京介
- 集英社 / 1996年6月4日発売
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ギャグマンガ革命。
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ジョジョの奇妙な冒険 1 (ジャンプコミックス)
- 荒木飛呂彦
- 集英社 / 1987年8月10日発売
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小さい頃にはわからなかったこの魅力。高校生になってハマった。4部が一番好き。
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死刑執行中 脱獄進行中 (愛蔵版コミックス)
- 荒木飛呂彦
- 集英社 / 1999年11月19日発売
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JOJOもよいが短編もよい。相変わらず話を作るのが下手糞だが、絵柄やセリフは魅せる。この人の作品にしては話もよくまとまっている「岸部露伴は動かない」が特に好き。
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シガテラ(1) (ヤンマガKCスペシャル)
- 古谷実
- 講談社 / 2003年12月23日発売
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古谷実の中ではこれが一番好き。最終回への持っていき方もあれでよかったと思うが、新たに付き合ってる人が美人だったことには疑問を感じる。漫画家としてそれは妥協ではないのか?
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鬼頭莫宏短編集 残暑 (IKKI COMICS)
- 鬼頭莫宏
- 小学館 / 2004年6月30日発売
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悪くない。初期と今の作風及び絵のギャップがすごい。