150607
メモのみ

中身 ともさかりえ

70
言葉にすることの意味や責任をここであらためて考えたらどうなの、あんた!

37
月の中身←出産で影響を受けた

13
「芝居してて、どう見られてるかなんて考えてないでしょ」

2014年12月22日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2014年12月22日]

150525
メモのみ

150519読了

※話の途中で突然笑いを入れる
※どっちが優勢かわからない
206今の世の中はな何千人もの人間がかんたんに死ぬ時代なんだ。死霊なんかにかまっちゃおれねえよ
205どろろ
119
116
92どうせおれは…愛に狂ったあわれな男だ
90だがきみは政治運動に走ってしまった
82女というものはどんな運命や境遇にあってもそれに応じて身をかえるすべを持っているものでしょう→あたしはそれをからだで表現できますの
80これが大国ってもんです
64チャールズ・アダムズというマンガ家の「おばけ一家」ってやつにソックリだ
※アダムズファミリー?
※手塚治虫が主役。面白い
※とてもシンプルな絵
※このくらいなら描けるかもと思うくらいのシンプルさ
50雨降り小僧→最後泣けまた

13ヒャー、こないだのよりひでぇ

150517~
手塚治虫 恐怖短編集5

2015年5月17日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2015年5月17日]

150525
メモのみ

150512読了

302自分の未来の姿の見えるくすり→自分の1分後の運命が見える
264僕のかわりに新しい主役がつくられて別のドラマが始まった。僕は何とかその主役に近付いてほんとのことを伝えようと思う→蝶、猫
253ぼくの目に見えるところだけ川なのかもしれない
241学校へ行けば教師がいかにもインチキみたいに見えるんだ
224自分の寿命を知っていてその一生が終わるまでに書き上げなければならないといった切羽詰まった感じ
219イングランド南部のビルトシャイアー→ストーンヘンジのある場所→ホーキング博士の説←古代の天文石か→日本にもそっくりなもの→年代も同じ紀元前2000年頃
215なにげなく見ていくうちにその内容にある配列があることがわかってきた
207ダレガガワタシノココロニメイレイシタ、カケ!!ト←ドオベルマン
180ガラスの脳→5日間だけ目をさます→5日で一生分生きる→62年生きた→アルジャーノンに花束をに似てる
※こういう悲しいタブーっぽい話を書いてもいいんだ。書ける時代でもあった。今では差別とみなされる表現
※主人公・男谷や水島先生は長野県出身
133おれはおれが憎い!→おれ自身のバカさにあいそがつきた→ボンバに自分が襲われる→俺はどうしてもおれのコンプレックスから抜け出せないんだ!!→休めば休むほど…おれは自分をさげすんで、憎らしくなるんだよ→※昭和45年作品、鬱病→先生を助けた→水島先生みたいな気持ちじゃないんだ=母や姉→ただ好きなのさ→おれは何だか自信が出て来たよ→(山之口)先生、一生おれの友達になってくれますか?→なるわよ男谷(おたに)さん→完
268人間てものはしょせん何とか食っていけば別にそれ以上の欲も起こらないもんです

※手塚治虫の子供にならなければいけない→影響→ミーム

150508~
手塚治虫 恐怖短編集1

2015年5月11日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2015年5月11日]

150604
メモのみ。

150603読了

199ワタシ気が変なんでしょうか→そういう時はジョギングをするといいですよ
192いい?今から少しここの次元や空間や時間やそういったものが揺れたりずれたりする。あなたとわたしは並んでいてもお互いが見えなくなるかもしれないし全く違うものを見るでしょう、川の向こうにね→100年に一回くらいの割合で偶然が重なりあってああいうことが起きることがある場所も時間も決まってないの。知っている人は七夕現象と呼ぶ。大きな川の所でしか起こらないからよ→あたしも初めて見た。あなたはきっとついてるんだと思うわ→175あさっての朝の5時3分前までにこの間の場所にくると何か見えるかも(ある種のかげろう)→あの川とあなたは関係が深い
※ポエムというよりJポップの歌詞のような文章→それがしっくりくる
191夢も見ずに深く眠った→それは幼い頃のクリスマスイブのようにどきどきした神聖な眠りだった
188この繰り越しが人生
186またくりかえし風邪ひいて→こんなもんかって思う→この人は本当に風邪についてだけ言ってるんだろうか
183考えても仕方のない思考の毒が体中にまわったのかもしれなかった
※どこを読んでも引っ掛かりのある良い文章がある
175彼女は人をそういう気にさせた
174どうやって番号わかったの→長いこと~ひとりで~感覚のどこかがけものみたいに冴えてくるのよ
165柊は善人には敏感だから
162柊ひいらぎ
162今までしたことのない表情をするようになった。それは失ってしまったものを考えまいと戦う表情だった
162彼は昔から自分のことをワタシというのだ
153本当はしたいことなんてなにひとつありはしなかった。等に会いたかった
149恋なんて、そんなものだ→咄嗟にそうした感じに私はとても好意を持った
138中どうして~
※重い、大事な言葉の連続→素晴らし過ぎる→好き嫌いが分かれるところかも
137やるだけのことはやったという気がした
134中人はみな~
129王太子の前に出たジャンヌダルクのように堂々としていた
127人は状況や外からの力に屈するんじゃない。内から負けがこんで来るんだ
120この半年→おばあちゃんが死んだところから、えりこさんが死ぬまで
119さすが水商売、やることはやる
113人はこんなにも選べないのか
112男ってもういやだってその時初めて思ったのかもね
111ベンジャミン、セントポーリア→パイナップル
109後私が彼女よりも~
109その頃にはもう少しましな気分になってると思う
107みなどこかしらあたたかい所を目指してゆく時刻だ
106言葉はいつでもあからさますぎて、そういうかすかな光の大切さをすべて消してしまう
104映画のサントラがかすかに流れていた
100中後彼女の~
96鈴のような声で母親と電話をする
※漢字をあまり使ってない
94これこそがふたつ返事という奴だ
90そんなにいっぺんに考えないでいいわ。なるようになるわ。
※少しノルウェイの森に似た雰囲気
87二人のみなしご
80中この夏は~83まで凄い
79私はいやらしく大人になったが、確かに生きやすくなった
78部屋は~しんとしていて、~静止した雰囲気をかもしだしていた。人が死んだ後の部屋はいつもこうだ
75私は美しいわ。私、輝いている。人を引きつけてしまうのは。もしそれが私にとって本意じゃない人物でも、その税金のようなものだとあきらめているの
74世の中にはいろんな人がいるわね。私には理解しがたい暗い泥の中で生きている人がいる。人の嫌悪するようなことをわざとして人の気をひこうとする人
73ぼくたち二人で死んでほしい人の近くに暮らしてあげると商売...

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2015年6月3日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2015年6月3日]

150515
メモのみ

150429~150508
「だから日本はずれている」古市憲寿著 感想メモ


237 紛れもない「おじさん」向け雑誌「新潮45」
234 人は、今いる場所を疑わなくなった瞬間に誰もが「おじさん」になる→「おじさん」とは自分達の価値観を疑わない人たちなのである
229 東京の救急車や消防車はお金を払わないと来てくれなくなった
220 プロザック→抗鬱剤
218 階級移動の夢が閉ざされた社会では逆に幸福度が上がってしまう
218 ※2040年の日本↑山田悠介っぽい
215 闘うのではなくむしろ降りる→政治に頼らなくとも個人レベルで社会を変える事は出来る
210 忙しくなりたくない→暇で儲らないのにずっと黒字
207 ※まじでお金がないときはツイッターで欲しいものをつぶやく→誰かが物々交換を申し出てくれたりする
205 セカオワ→シェアハウスに住み
202 膨大な法律や制度、習慣
199 結局は自民党が圧勝
198 脱原発というお祭
192 社会を変えられるのは「若者」ではなく「おじさん」
175 学問のすすめのあとの文章→「されども今広くこの人間社会を見渡すに、かしこき人あり、愚かなる人あり、貧しき人あり、富めるもあり、貴人あり、下人ありて、その有様雲と泥との相違あるに似たるはなんぞや、その次第はなはだ明らかなり。実語教に、人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なりとあり」→「学問のすすめ」はただ平等主義を説く書籍ではなかったのだ。「天」は人の上下は造らないけど「学問」が人の上に人を、人の下に人を造るらしい。
173 受験の勉強と日常生活で必要な能力は似ていることも多い
170 コモディティー【コモディティー】[commodity]商品.日用品.
169 学歴がインフレを起こす→高校・大学進学率の上昇
168 おそらく高校教師自身が、自らの教える内容が実は生徒たちの生活に全く役に立たないことを認識しているからだろう。
165 ノマドであろうとも結局は社会の歯車のひとつ
163 今の日本でスキルアップなんかしても大して幸せになれないことにみんな気付いてしまった
161 勉強ができないのは努力する習慣がないからに過ぎない
152 「仕事するのにオフィスはいらないノマドワーキングのすすめ」→安藤美冬の情熱大陸→うつ病
149  仕事を任せる勇気→若手をエンパワーメントするには→どんどん仕事を任せる→責任は俺がとるから好きにやってみろ→権限予算を委譲→いきなり大規模プロジェクトを任せる勇気がないなら、とりあえず小さな仕事でもいいから若手中心でやらせてみたい。
142 多くの「社会人」は別に大した人々ではない
137 フリーメイソン
134 就活というのは自分を売り込むという最も簡単な営業の一つだ。自分さえも売り込めない人が社会人になったとき、誰かが作ったものを売り込めるかは怪しい。何かを「売り込む」というのはもはや文系理系を問わず必要とされるスキルである。就活を楽しめる人はたぶん入社後を働くことを楽しめる。そして就活が大変だった人はたぶん働いてからも大変だ。日本で生きる限り就活カーストの呪縛から逃れるのは、難しい。
※ヒエラルキー、コングロマリット
128 ムードで就職先を決めているだけ→しかし結局はCMでよくみる、ブランドイメージの良い企業が「いい企業」と思われてしまう
124「マイ・バック・ページ」川本三郎
122 ただここでいう「良い企業」というんはしょせん大学生の考える「いい企業」だ。彼らは就活を通して様々な企業には接触しただろうがどこまで「いい企業」のことを知っているかと言えば怪しい。
118 ソーシャル→落選→ソーシャルメディアの影響力の低さ
...

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2015年5月8日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2015年5月8日]

150524
メモのみ

※手塚治虫も落語が原点↓
265落語の「時ソバ」じゃないよ
264このごろは寿司らしい寿司を食わせる所が減ったなあ。魚が乗ってりゃあ寿司と思ってやがるよ
※タイトルの英訳は誰がつけた?
※職場研修教材に
242小児麻痺=ポリオ→ブラックジャックも麻痺←交通事故で
※想像していたより三枚目な印象
192医者の診断に恋人もイカの頭もありません
※大事なセリフが先にあり物語は後付けに違いない
168たった3秒で上腕神経そうに麻酔注射をなすった→医者は欲が優先しちゃおしまいですよ
162「ウンコのしかた」という本がベストセラー
161実際は一等星よりも何十倍も大きな星かもしれないんだ。世の中には6等星みたいに栄えない人間がいくらでもいる
147馬さか(まさか)、デ馬(デマ)でしょ
145脳だけはあなた自身だ
141先生が前に患者を3人も治したってチャンピオンに書いてありました。
140K国の核実験
139ゴ・ギャン
129この瞬間は永遠なんだ
110人間が生き物の生き死にを自由にしようなんておこがましいとは思わんかね
105きみのからだはふしぎなちからでせいいっぱいきみの命を守っていたのだよ
100人間は神じゃない ましてわしなんか天才でもなんでもない
92本間丈太郎先生
98老衰は治せん
73先生は人面瘡っていうのをご存じですか→まあ伝説や小説の中には出て来るねえ→90もしかしたらこの男の良心の顔だったのかもしれない←汚いは綺麗 シェイクスピア
38小松佐京先生
→科学は未来やからそないな現象が起こらんとも限らんわな


※ブラックジャックは短編
※第一話こそ全て、エッセンス。日本人
16世間は善人のためには出来とらん
14とにかくそいつを合法的に殺すことだ←金持ち、買収

150417
「ブラックジャック」感想メモ

2015年5月11日

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読書状況 読み終わった [2015年5月11日]

150529
メモのみ

~150425

182あとがき→頭がよくなるためにはモチベーションを維持することが大事→好奇心を持つことが最善→飽きる前に何かひとつ不思議な力を身につけてしまうこと→※哲学的思考は魔法であると言っても過言ではないでしょう。何しろ他の人に見えない物事の本質が見えるのですから。
166「幸福とは偶然得られる心の充足である」著者・小川仁志
166※大事なことは考え続けること→より良い答えを求めて
極論型「存在するとは、知覚することである」ヒューム
謎かけ型「あるものはあり、ないものはない」パルメニデス
造語型「私達の現存在は問うことのできる存在である」ハイデガー
ショック表現型「人間は自由の刑に処せられている」サルトル
体言止め型「警句をよく吐く人、悪い性格」パスカル
163言い切り型「万物の根源は水である」タレス
162具体例がいっぱいでも結局何がポイントかわからない→ずばり一言で抽象的に表現する→例→車→移動手段→運ぶもの
160※一文にまとまったら最後の仕上げとして、それをより普遍化する必要があります→普遍化というのは、いつでもどこでも誰にでも当てはまるようにするということです。それこそが物事の本質であり、哲学の成果だからです→普遍化するには抽象的に表現する必要がある。具体的だと当てはまる対象が狭まってしまうから→要は表現を多少キャッチャー(受けそうで覚えやすい形)にする→メリットは2つ→心に残りやすい&考えさせられる。
151SVOC「人間を目的にしなければならない」カント
150SVOO「人はすべての権利を共同体全体に譲渡する」ルソー
150SVO「すべての人間は生れつき知ることを欲する」アリストテレス
149SVC「人間は考える葦である」パスカル
148S+V「神は死んだ」ニーチェ
138グループに分けて→哲学概念を使って整理し→一文にする→147ここで使えるのが英語の基本文型なのです→英語は主語、述語が明確な論理的構造を有している。その点は日本語と大違いです→中学英語の復習です
135記号を使いわけるとわかりやすい→(―→⇔など)
133反対語→反対のものを挙げると対象の姿がよりくっきりしてくる→敵、というくらいの気持ちで考える
132言葉を関連させる→お笑い芸人→頭がいい※おやじギャグ注意
128言葉の家族→何でも言い換えてみる→類似語→辞書を引くのが一番
126関連させる
125言葉の家族、仲間、敵を探そう
120常識の疑い方→正反対の立場に立つ→ある⇔ない、必要⇔不要、良い⇔悪いなど→これをやると→例えばリンゴも→もはや私達の知っているリンゴではなくなっている→これを「幸福とは何か」にあてはめる→なかなか手に入れられないと考えている→実は空気のように当り前の存在と考える。または嫌なものと考えてみる→嫌な幸福→他人の幸福、人を傷つけて感じている幸福→シェイクスピア「綺麗は汚い」
119常識を疑う→フランスのデカルト→科学の根拠さえも疑わしくなってきた時代に→何か一つくらい決して疑う事のできないしっかりした核のような物があるのではないかと考えた→その核を発見するためにこそ→逆に→徹底的に疑うことにした→最終的に「我思う、ゆえに我あり」という「絶対不動の私の意識を発見した」=私の意識は疑えないゆえに=物事の本質だというわけです
117人間は頭の中に何かモノサシがないと物事を理解することなどできません
111まずは100通りの物の見方で頭をほぐそう→例えばリンゴ→常識を疑い→果物と決付けず→肉とか宇宙人のウンコとかそれくらいやらないと頭はほぐせない→こうして頭をほぐすと、実は対象のほうもほぐされている→相対化され→リンゴが何にでも変身する万能の存在...

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2015年4月25日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2015年4月25日]

150530
メモのみ。

150421読了

※一話が大人になって読むととても短い
※七の抜け裏は哲学的?→長屋がなければ問題解決→シュール、※中入りは大人向け、アバンティ的
※捨てて無い→ドラえもんしかり→取捨選択対ダンシャリ
※ハードかバー
※新作?あり→アマゾンでも買える
28てんぐす、はりす→子供には難しい言葉→雰囲気で面白い
※匂い懐かしい
※絵はこれじゃないとだめ→

150401~
「子ども寄席」第二集・初日 感想メモ

2015年4月21日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2015年4月21日]

150530
メモのみ。

150424読了

522
491
452
369
358
305コナヘッド→獲物(カジキ)を怒り狂わせる形のルアー
※良い漫画は知的。良質な知識得られる。
250死の一瞬鮮やかなマリンブルーに変色する。それながブルーマーリンの特性→その後真っ黒になる→日本名クロカワカジキはそこから
204国際ルール
190スポーツフィッシングは結果より過程が重要→英知、工夫、テクニック
186ジャンプ→テールウォーク→潜り
184釣り人口→1000万人~1500万人
156ブルーマーリンといっても所詮はフナやハヤと同じ魚
※マンガはほとんどセリフ。画集というより名言集である。
155あとは苦闘と忍耐の連続
133釣り上げて10秒以内にセット→活きの良さ
120せっかくブルーマーリンにアタックする以上は餌(鰹カツオ)もテメエで釣らんことには話になるめえ
92釣りってヤツは世界中どこも同じなんだなや。こんただ朝っぱらから大賑わいなんだから
73本名は三平三平
※剥製
※イチローのマーリンズはカジキのこと
55最高812キロ
32時速80キロ
体長4メートル
※体長2メートル越えは全てメス
マーリン=カジキ→船の舵や船板を突き通すほど強力なくちばし=「舵木通し」が由来
※40周年

150414
「釣りキチ三平:ハワイのブルーマーリン」感想メモ

2015年4月21日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2015年4月21日]

150325-150326→150413(1600文字)

「アナと雪の女王」映画鑑賞感想文


先輩からDVDを貸していただき昨年大ブームとなった本作をようやく観ることが出来ました。

あまりにも大勢が観ているため感想を書きづらいですが何故この作品が大ヒットしたのか考えてみました。

正直言って初めて観た後、確かに面白かったのですが「あれ程ブームとなるような内容かなあ」と思いました。

あえて言えば「ディズニーらしい普通の話」のような。


年度末のため、先輩に借りたDVDはすぐ観てすぐ返す必要がありました。

新作DVD1泊2日レンタルの様な気分でした。

ですから1回観た後すぐにもう1度再生してみました。

するとある事に気づきました。

それは第2の主役とも言える山男のクリストフ、トナカイのスヴェンの子供の頃の姿が冒頭にあった事です。

多くの人は初めてアナ雪を観た時、最初に登場している子供がクリストフとは気付かないと思います。

しかし2回目は違います。

いきなり重要人物の幼少時代が映し出さたと気づきます。

しかも「可愛い」。

その後、アナやエルサ(&雪だるまのオラフ)の幼い頃も登場しもちろん可愛いのですが、女の子が可愛いのはある程度当然だとしても、男の子に可愛さを感じられるのは”面識”があればこそだと思います。

2回目を観た人は、その事を感じてしまいます。

2回目の最初でいきなり心動かされるのです。

そしてその事を人に話したくなります。

その口コミで2回目を観た人は同様に感動するのです。

2度見ありきの映画だと思いました。

口コミは偶然や運に頼るようにも思えますが、実際は自作自演も可能です。

「2回目観たらもっと感動する」という仕掛けを最初から仕組んである作品だと思いました。

1作の中に「エピソード0」が含まれているかような。


さらにそれをミュージカル的な楽曲で強調しています。

「曲」はそれぞれが独立しているものなので、好きな曲の所を観る、好きな曲の所から観る、という見方が可能になります。

2回目以降はどこから観ても楽しいのです。

こうして2回目より3回目、4回目は途中のあの曲から…という形でブームに火がついて行ったではないかと思いました。

大ヒットした松たか子の「Let It Go」は私が想像していたよりもずっと前半に歌われていました。

てっきりクライマックスで歌われると思っていたのに、全体の3分の1の箇所である29分に早くも登場しました。

最初は驚きましたが「何度も見せる」という作戦なのだとしたら関係ありません。


また実写版映画では子供時代は別人が演じるしかありませんが、アニメならそっくりに幼少時代を描くことが出来ます。

アニメの表現力の強さを感じました。

これら素晴らしい構成の効果が大ヒットの要因ではないかと思いました。


挿入歌「Let It Go」は「ありのままで」という副題です。

エルサの雪や氷を作り出す魔法は、楽しく使えもしますが使い方を誤ると恐ろしい凶器にもなります。

周囲の人からは長所とも短所とも取られるものです。

「長所と短所」それはすなわち「個性」です。

雪氷を作り出すという魔法。

これは我々一人一人が持つ個性を、極端な魔力として象徴的に描いたものです。

私達が「Let It Go」の曲名から連想される曲は、やはりビートルズの「Let It Be」ではないでしょうか。

これは通常「あるがままに」と訳されています。

Mr.Childrenの「名もなき詩」という曲には『あるが...

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2015年3月26日

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  • 再読しました。

    再読了日:2015年4月30日

読書状況 観終わった [2015年3月26日]

150602
メモのみ


150317~150405

114ローマの休日みたいなシーン→モペットに二人乗り、ヘルメットなし。1997年9月28日11時ちょうど、モンマルトルにて、気温24度湿度70%気圧990→ここで終わり。
106緑色の服=嫉妬?
105ことわざを知る人に悪い人はいない
90へんてこな帽子をかぶるのだ
75※矢印の仕掛け面白い
69フランスのお化け屋敷、遊園地
68夢想家ってモテないのね
※赤がどこにあるか探すように→赤探し映画→何回も見れる
※本当のタイトルはもっと長い矢印
68お前は魔法使いだ
63※あめりが赤い服を着ない時は別の人が着ている
60ふがく36けい→赤富士

※アメリは何才?能年版を見てみたい

56赤い壁紙、赤い服→鞄、文字

47ひとめぼれにもレシピがあるのよ→材料は顔見知りの二人→互いの好意をからめてよく混ぜる→一丁あがり→アメリが実験

45※モペット→エンジン付自転車

※赤い色が印象的

※おしゃれで綺麗な映画。こういう作品の評価は?

※所々にワーゲンビートル

37アメリは突然世界と調和がとれたと感じた

アメリ→能年令奈に似てる?

23フランスの地下鉄、壁は白いタイル、曲線、レコードプレーヤーの老人

21人それぞれに心を癒す方法がある

モンマルトル

「アメリ」映画感想メモ

2015年4月5日

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読書状況 観終わった [2015年4月5日]

150315-150322→150328(1450文字)

「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」 映画鑑賞感想文


この映画は、年老いた父親(ウディ)が宝くじに当選したと思い込み、賞金を受け取るために息子(デビッド)とモンタナ州からネブラスカ州まで車で旅をする道中を描いた作品です。

ロードムービーというジャンルの映画を初めて見ました。


映画好きの友人が「人生の10本指に入る作品」と感銘を受けていたので興味深く鑑賞しました。

モノクロで静かに流れていく話なので、映画素人の私が予備知識無しに感銘出来たかどうかはわかりません。

とても上級者向けの作品なのだろうと感じました。


私が印象に残ったのは、登場した「車」が象徴的だったのではないかということです。

最初親子は日本車(スバルのアウトレック)で旅を始めます。

そして最後は父親が昔から欲しがっていたトラックを息子がその日本車と引き換えに父親名義で購入し、父親は旧友達に自ら運転している姿を見せ(つけ)ます。

あたかも本当に夢をかなえた賞金当選者であるかのように。


トラックは恐らくアメリカ車です。

アメ車はスケールの大きさの象徴です。

途中、息子のいとこ兄弟が息子に「今までどんな車に乗っていたか」を尋ねます。

彼ははスバル、日産、それに韓国の自動車メーカーの名を答えます。

いとこは「なんだ、みんな日本車か」という馬鹿にしたような反応を見せます。

アジアの車は一括りで、日本と韓国メーカーの区別なんかないといった感じです。

親子の地味な人生を象徴しているのが日本車、そしてなりたい自分の姿や憧れを象徴しているのがトラック(アメ車)なのだと感じました。

父親は「賞金を受け取ったら何を買いたいか」という周囲の質問に対し「トラックとコンプレッサー」と答えています。

「なぜそれが欲しいのか」という質問には「(息子に)何か残してやりたかった」と答えます。

人生の終盤になりたい自分の姿(トラック)を獲得し、さらに息子にもそういう人間になってもらいたいという無意識的な意識を感じました。


コンプレッサーは、お人よしな自分の性格のために損失した物事や心残りの象徴ではないかと感じました。

もしかするとコンプレッサー(compressor)とコンプレックス(complex〉=劣等感と韻を踏んでいるのかなとも思いました。


年老いた父親の後悔に近い様々な感情を感じますが、それに比較すると息子の方はだいぶ前向きに思えます。

父親を不憫に思い「数日間でも夢を見させてあげようよ」と周囲の嘲笑や圧力に負けず父親の旅に付き添います。

一言で言えば、とても父親孝行な息子です。

私の親に対する態度と比較すると、自分がとても恥ずかしく思えます。

最も印象に残ったのは、賞金の当選はしていないとわかった後、肩を落とす父親に対し息子が「少なくともいい景色が見れたし、一緒に過ごせて楽しかった」と言うシーンです。

モンタナからネブラスカまでは約1300km。
(日本の本州は1500kmだそうです)

高い山は無く、モンタナから吹いた風がどこにもぶつかることなくネブラスカまで辿り着けるような広大で平坦な地形が続いていました。

日本人だけでなく、アメリカ人が見てもアメリカらしさを感じられる景色なのだろうと思います。


モノクロの映像は人生終盤の旅にふさわしい郷愁を感じさせる効果があったと思います。

また音楽もギターやハーモニカ?などアコースティックなムードの曲が使われとても心地良かったです。

親子(父子)のありかたを考えさせられながら、静かに楽し...

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2015年3月22日

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読書状況 観終わった [2015年3月22日]

150311ー150330→150331(1350文字)

「謎解きはディナーのあとで」東川篤哉著 読書感想文


2011年の本屋大賞受賞作です。
先輩の蔵書からお借りしました。

湊かなえ「告白」(2008年受賞)に続き今月2冊目の本屋大賞作読書です。

「ユーモアいっぱいの本格ミステリ」と帯に書かれているとおり本当に面白かったです。
本作のドラマ化を前にテレビ特番でスマップの中居君が「俺、原作読んだけどスゲー面白かった」としきりに言っていたのが印象に

残っています。
風祭警部や影山執事に対する令嬢刑事・宝生麗子の毒のある心のツッコミが小気味良く「プッ!」と吹き出してしまうことしばしば

でした。

この年は3月に東日本大震災があり世の中の気分も沈んでいたため、このようなギャグ満載の楽しい作品を書店員達が選んだのは自然

の流れだったのかもしれません(本屋大賞受賞は2011年4月、ドラマ化は2011年10月)。

本書は本屋大賞や小説賞受賞作にしては珍しく?短編で構成されており、約40ページほどの作品が6編掲載されています。
これがとても読みやすかったです。

話の構成にはパターンがありました。

まず宝生、風祭の人物紹介。
→事件が起きて、風祭警部の稚拙な推理に対して宝生刑事の心のツッコミの連続。
→宝生は自宅に戻ると事件解決を期待して、切れ者執事の影山に経緯を話す。
→影山は「お嬢様はアホでございますか」「お嬢様の目は節穴でございますか」などと執事らしからぬ失礼なセリフで宝生を馬鹿に

した後、鮮やかに事件の真相を言い当てる。

物語を必ずこのパターンに当てはめるので、毎回3人についての人物紹介がありますが「知ってる知ってる」という安心感のような感

覚を持ちながら読むことができとても気分が良かったです。
そんな「お約束に沿った流れ」を持ち、各40ページの短編集は読むことにストレスがないため「あっ」と言う間に読了できました。
「のめり込んで気づいたら朝!」というのではなく、流れが想像できる安心感から気楽に本を開くことが出来るため「結果的に短期

間で読み終わっていた」という感覚でした。

「これは文字だけの漫画か?」と思えるほど映像が頭に浮かぶ文章でした。
小説を読んでいるというよりは女性向けの漫画を読んでいるような不思議な感覚でした(女性向け漫画を読んだことが無いのに)。
もしかしたら東川篤哉という作家は男性っぽい名前ですが、実は女性なのかもしれません(ネットで調べると男性のような写真もあ

りますが、きっとこの人は影武者です…)。

また表紙には女性向け漫画風の絵が描かれているのですが、まさにこの絵のイメージぴったりな作品でした。
表紙を描いた人も天才だなあと感じました(装絵は中村佑介氏)。

この作品は2011年10月から月9でさっそくドラマ化されています。
私は原作を読んでその映画やドラマ化作品を見たいと思うことはほとんど無いのですが、今回は早くDVDでドラマを見てみたいと強く

思いました。

宝生麗子や風祭警部が所属しているのは国立警察署です。
私は大学生の頃しばらく国立駅近くに住んでいました。
上京して初めて降り立ったのが国立駅なのでとても嬉しく思いました。
P49に国立駅前についての記述がありました。
私は「本当に知名度かある大学通り」にはほとんど用がありませんでしたが、左斜めに延びる旭町通りを歩いて最初の寮に向かった

のを覚えています。

国立駅周辺がドラマにどんな感じで登場するのかしないのか、そのあたりもとても楽しみです。


2015年3月31日
kokuban

***...

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2015年3月31日

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読書状況 読み終わった [2015年3月31日]

150315ー150323→150325(1500文字)

「老人と海」 ヘミングウェイ著 読書感想文


「ヘミングウェイ」「老人と海」いかにも文学というイメージの作品を読むことが出来ました。
ノーベル文学賞作家の作品を読んだのは、一昨年のジッド「狭き門」以来2回目です。

私の先入観としては「年老いた漁師(サンチャゴ)が大魚(カジキマグロ)を釣り上げるまでの格闘を描いた話」だと考えていました。
確かにそうなのですが、それは中盤以降まででした。
格闘中から大魚は老人の「兄弟」と表現され、敵ではなくむしろ味方として描かれていました。
終盤はその大魚と共に帰港を目指して(大魚に連れられるように)次々に訪れるサメという「敵」の襲来に対し、大魚と共に戦い力尽きる(大魚を食い尽くされる)までのドラマが描かれています。
小難しそうな作品のイメージとは裏腹に、少年向けとも思えるほど分かりやすい文章で書かれており、150ページ弱と短めで大変読みやすかったです。


しかし考えさせられることはたくさんありました。

終始考えたのはこの「老人」が一体何歳なのかと言うことです。

原題は「THE OLD MAN AND THE SEA」です。つまりTHE OLD MANを「老人」と訳しているわけです。
日本語で老人と言えば、少なくとも60歳以上が想像されるのではないでしょうか。
しかし、OLD MANは単純に「若い時代を過ぎた人」という意味ではないかと思いました。
私は41歳ですが、今の自分の心身を自己評価するとYOUNG MANというよりはOLD MANに近い気がします。
なのでこの「老人」は実は私とあまり年が違わないのではないか、と感じました。

老人は少年に「爺さん」と呼ばれていましたが、若くして子供が出来、その子供も同じく早く親となった場合には40代前半でも十分「爺さん」になり得ます。
事実、私が出会ったことのある最年少爺さんは39歳です。
またヘミングウェイがこの作品を発表したのは53歳の時なので、自らの経験を書いたとするとやはり40代の頃の感覚を描いているのではないかと想像出来ます。
(ちなみに「老人と海」はヘミングウェイの最後の作品だそうです)

なぜそのように考えたかと言うと、作品の中で老人は左手に麻痺(ひきつり)があり、しきりに自分の左手を叱咤激励します。
また疲労のため意識が朦朧とし始めると「気を確かに」と自分の頭にも激励をします。
このように自分の各部位(パーツ)に対して、まるで別人格が複数存在するかのように言動していました。

このことは最近私もしばしば感じる感覚です。
30代までは「体はひとつ。頭も手足も体幹も一心同体である」という気でいました。
ところが昨年、首の怪我をしてからどうも左半身にごくわずかですが機能低下を感じます。
「俺の左半身大丈夫か?しっかりしてくれよ」という思いです。
きっとこの程度は初期段階で、さらに年を重ね体の自由が利かなくなれば益々思うことでしょう。
ですので認めたくも無いですが、私はこの「老人」の感情にとても共感出来てしまいました。
40代を前にほとんどが引退を迎えるプロ野球選手をはじめ、スポーツ選手はもっと若い年齢で「老人」に共感できるかもしれません。

「THE OLD MAN」は日本語に訳せば確かに「老人」かもしれませんが、タイトルとしてのバランスや印象も考慮されていると思います。
むしろOLD MANは客観的な年齢区分を指すのではなく、各個人の主観的な心身の老いた状態を示しているのだと思いました。

外国文学は敷居が高いですが、先輩の蔵書から成り行きで読む機会を得られました。
思い切って読んで良かったですし、「...

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2015年3月23日

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読書状況 読み終わった [2015年3月23日]

150531
メモのみ。

150427読了

※ハンスという名前→ウェルテル、車輪の下、アナ雪、ダイハードにも登場
178中後ピストルを
175中旅に
172前こうして
159中後ロッテは自分
155中12月21日~
153中そうじゃ
148後人はよく
145中公平
140中晴
138後ウ←これも他人から見た自分→湊かなえ
138 ※~編者から読者へ←もう読了したと思ったが違った。まだ続きがあった。
130 ああ、ぼく以前でも人間はこんなに哀れなものだったんだろうか。12月26日
126 僕はロッテの言いなり放題。どうにでもなってしまう。10月8日
124 残念ながらすべての罪は自分だけにあることはわかり過ぎるくらいわかっているんだ→いや罪じゃない。つまり以前一切の幸福の源が僕自身の中にあったように、一切の悲惨の源は僕自身の中に隠されているのさ。
123 僕はもう百篇もすんでのところで彼女の頸にかじりつこうとした。こんなにいろいろと親しさを見せつけられて、しかも手を出してはならないのだ。僕のこの気持ちは神以外にはわからない。手を出すというのは人間の一番自然な衝動だ。子供は目につくものには何でも手を出すじゃないか。僕だけ別だというのか。
123 同日同刻
123人間は儚いものだ→自分の愛する人々の思い出や魂だってやがては消え薄れて行かざるをえないんだ、しかもまたたく間に
122人間の存在なんて何でもないんだ、まったく何でもないんだ
112 僕だけがロッテをこんなにも忠実に愛していて、ロッテ以外のものを何も知らず、理解せず、所有もしていないのに、どうして僕以外の人間がロッテを愛しうるか、愛する権利があるか、僕には時々もれが飲み込めなくなる。
111 ※”ハンス”←車輪の下の主人公と同じ名前。ヘッセは影響された?→主人公にした?※アナ雪にも
108 ぼくら二人の間には結局共通点が無い。公爵との交際は、よく書かれている本を読む以上にぼくを面白がらせはしない。
107 遺憾に思うことは、公爵がただ人から聞いたり本で読んだりしたことを、しかも他人から借りて来たらしい立場で話すことだ。
97 ありがとうアルベルト、僕をだましてくれて。2月20日。
93 人や馬が動き回るのを眺め、これはみんな幻ではないのかと自分に尋ねてみるような始末です→なぜ起きるのか、なぜ眠るのか、私にはよくわからないのです。
89仕事はあっさりと済ませるのが僕の流儀だ。いったん済せた仕事をあとからこね返すようなことはやらないたちだ。
※「若き」がポイント→若きってウェルテルは何才⇔老人と海
※日付が大事。季節感
87孤独が一番危険なのだ→僕たちはよくこう思う→こうして幸福な人というものが完成するわけだが実はそれはぼくら自身の創作なんだ
※244年前の話、1771年
82あの言葉を繰り返すことの出来る人間なんかいないんだ。こういう天使みたいな心根の発露を、どうして冷たい死んだ文字があらわせようか
77贈り主の虚栄心のために僕らが屈辱をあじわわされるようなこけおどかしの贈り物
76★8月28日がウェルテルの誕生日
76馬の話→鹿に追われた馬が人間に助けられ、今度は逆に人間に酷使されるという古代の説話
72幸福は同時に不幸の源にならなくてはいけなかっただろうか
72★本を書く人も第二版で筆を入れるのは考え物だと思う。たとえその方が芸術的に優れたものになろうとも。
67人間の本性には限界というものがある→これを精神に適用してみたまえ→これが心の病気じゃあるまいか。心が入乱れ矛盾しあう色々の迷宮から逃げ出せなくなると人間は死なざるを得ないのだ
※有名な名前
65どうして君達はそういきなりある事柄について愚かだ...

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2015年4月27日

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読書状況 読み終わった [2015年4月27日]

150303-150306→150415(1600文字)

「トスカーナの休日」 映画鑑賞感想文

3年前「景色が綺麗な映画」としてネットで紹介されており先月DVDで観ました。

原題は”Under the Tuscan Sun”(トスカーナの太陽の下)です。

それを「トスカーナの休日」という邦題にしています。

原作の小説が既に「イタリア・トスカーナの休日」という邦題です。

”トスカーナ”はイタリア中部に位置しフィレンツェやピサなどがある州です。

丘陵が多く、いかにもヨーロッパ的な田舎風景が広がっている場所のようです。

ローマから北に約230km、私の住む地域から東京駅までの距離とほぼ同じです。


この作品はイタリアを舞台としたアメリカ人女性(英語を話す女性)の(やや)恋愛コメディーです。

これは「ローマの休日」と同じ設定です。

きっと「ローマの休日」との対比・パロディー・現代版的な位置づけからこの邦題が付けられたのだと思いました。
(映画化は、監督の名が”オードリー”ウェルズ(女性)なのも影響している気がします)


最も印象的だった台詞は「イタリア人は人生の楽しみ方を知っている」というものです。

主人公のフランシスが冒頭で語るのですが、背景には路上に停められた真っ赤なポルシェ、マーケットに並んだ色鮮やかな野菜などのイタリアらしい色彩と共に街の様子が描かれていました。

イタリア人は陽気で人生を楽しんでいる、というのは物静かな我々日本人には簡単にイメージ出来ます。

しかし負けず劣らず陽気に思えるアメリカ人から見ても、イタリア人の明るさは格別なのだ、という事がわかりました。

2年半前に初めて「ローマの休日」を観た時にも似たような事を感じました。

オードリー・ヘップバーンの話す英語とタクシー運転手の話すイタリア語の”明るさの質”が全く違う気がしたのです。

語弊はありますがイタリア語は何をしゃべっていても滑稽で洒落っ気があるように聞こえます。

現在の東京弁(標準語)と比較すると関西弁的とも言えますが、むしろ落語的な昔の江戸っ子弁のような語感に感じられます。
(『ボンジョルノ!ジェラート、ペペロンチーノ、グラツィエ!』≒『てやんでぇ!こちとらチャキチャキの江戸っ子でぇ!』)


物語は主人公が何人もの男性に出会いながら、どれも恋には発展しないという流れです。

DVD特典映像で監督が「彼女はまず人生を充実させる必要があった」と語っています。

「人生の充実」。つまりイタリア人のように人生を楽しむ術を身に付けない限り本当の恋は実らない、という当たり前のようで非常に厳しい条件を提示しています。

後悔ばかりしている主人公に対し、トスカーナで出会った謎の友人キャサリンが「後悔は時間の無駄。過去は現在を殺す」と叱咤します。

このセリフは、後悔することを主人公以上に身につけてしまっている私にとって、大変ハッとさせられる言葉でした。


また”恋は盲目(love is blind)”という言葉について、英語にもイタリア語にも同じ表現があるという場面で「同じ表現があるのは真実だからだ」という誰か(男性)のセリフがありました。

近年の私は”真実”とか”普遍性”というものについてとても関心があります。

これは年齢を重ねて得た感性にも思えますし、普遍性を知る事で利益を得ようとする合理的、打算的思考にも思えます。

残念ながら後者が優勢かもしれませんが、今後は世界のことわざ・故事・慣用句の共通性に目を向けたいです。


最後に「口説くのはイタリア男の習慣。気にしないで」というセリフ(女性)があり笑ってしまいま...

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2015年3月6日

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読書状況 観終わった [2015年3月6日]

150530
メモのみ。

草枕、読書感想メモ
150305~150323


→小説の読み方と電車について

856北欧の偉人イブセン
851汽車~
805絵なんぞ~
748あの女は自然天然に芝居をしている
741色は刹那に移る。ひとたび機を失すれば同じ色は容易に眼には落ちぬ
734余は正真正銘の画家である。こういう境地を得たものが名画を描くとは限らん。しかし名画を描き得る人は必ずこの境地を知らねばならん。
727キリストは最高度に芸術家の態度を具足したるものなり、とはオスカーワイルドの説と記憶している
710都会や電車→困りゃしませんがね。つまらんですよ。
700いい月じゃな→和尚さんだって美しいと思ってるうちは画工でさあ
670世の中はしつこい、毒々しい。こせこせした、その上図々しい、嫌な奴で埋っている~ここも面白い。
自然は誰にだって公平
546女との掛け合い面白い→小説を途中から読む。適当に読む。筋は関係ない。
499 西洋画では襖は書けんものかな

食べない料理も面白い

2015年3月24日

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読書状況 読み終わった [2015年3月24日]

150311ー150316→150503(1600文字)
 
「容疑者X献身」東野圭吾原作 映画鑑賞感想文


直木賞受賞作の映画版です。
ガリレオシリーズの映像をテレビ版も含めて初めて観ました。
とても面白かったです。

小説の映像化というのは難しいものだと思いました。
小説が素晴らしいということは物語がしっかりしているということなので良い映像が出来る可能性は高いです。
しかし優れた作品であればあるほど読者もファンも多く、読者の頭の中で想像された映像と映画として作られた映像のギャップが生じる可能性も高まります。
そのため「原作の方が良かった」という感想が多く聞かれるようになるでしょう。

プロ集団の作った映像より個人の想像の方が優れている、とも言えますがそれは当然です。
映像は現実にあるロケーションでしか撮影できないですし、登場人物の容姿は各自の脳内で大きく違うわけですから。

この映画と私の頭の中では「石神」という登場人物に大きな容姿の違いがありました。
映画では堤真一が演じておりネットのレビューでは堤氏の演技を絶賛する声が多数見られました。
私も堤さんは素晴らしいと思いましたが多少違和感がありました。
堤真一ではカッコ良すぎるのです。
私の脳内での石神はもっと冴えない姿をしていました。
身長は165cm前後、顔は丸顔、眼鏡使用、体型はやや小太りで、髪型にも無頓着、場合によっては寝癖のまま外出。
そんな人物像でした。
映画を見たことで石神像はある程度矯正されましたが、それでも私の脳内の石神と映画の石神は別人のようです。

それは悪いことではないですし、役者さんの演技を楽しむことは新鮮な発見につながります。
しかし臆病な私は「原作を越えないのではないか」という怖さ(せっかく観るんだから失望したくない)を伴って観るのは辛いです。
そのため、どちらかと言えば映像版を先に見るか、映像版を観ないという選択をしてしまいます。

それでもこの映画版「容疑者Xの献身」は私にとって忘れられない映画となりました。

なぜなら石神と湯川教授が雪山登山をするシーンが大変素晴らしかったからです。
(ロケ地は長野県白馬村にある八方尾根だそうです。映っているのは北アルプスの山々です)

3000m級の雪山登頂を果たした二人。
そこで石神は眼下に広がる山々を見てこう言います。

「うわぁぁぁ…美しい…。今の僕の人生は充実してる。この景色を見て美しいと感じることが出来る。」

このセリフ、このシーンは小説には無かったものです。
映画化のどこかの段階で誰かが挿入したものです。
監督か脚本家か、それとも原作者の意向か。

私はこのシーンにとても感動しました。

1年程前まで私は、山々の景色など「美しいもの」を見て「美しい」と感じるのは当たり前のことだと思っていました。
しかしそうではないということをこの冬体験しました。
メンタルの不調が訪れたとき、美しい景色、美しい木々、美しい絵、美しい音楽…
これら今まで当たり前に美しいと思えていたものが全く綺麗に感じられず、むしろその感受性の低下を自覚するのが嫌で目を背けてすらいました。
人が美しさを感じられるというのは本当に特別なことなのだ、という事実をこのシーンは教えてくれました。

物語の冒頭、石神は人生に絶望し自ら死を選ぼうとしていました。
その時、運命的に隣の部屋で事件が起き、密かに思いを寄せていた女性を救うため自らの命を賭けることになったのです。
彼は自分の能力を総動員し、完全なるトリックを仕掛け無罪へ導こうとします。

愛する人のために命を懸けることが出来る。
これほどの人生の充実はないと思います。
その感情の...

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2015年3月16日

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読書状況 観終わった [2015年3月16日]

150606
メモのみ。

池袋ウエストゲートパーク 感想メモ
140824~141031

感想文
→デビュー作&直木賞を読んだ
池袋は思い出の地
他に池袋がタイトルについている作品は知らない
かなり刺激的な文章だと思った
作家のイメージとは違う
明るさは感じない
大人な子はずっと大人で、子供な子はずっと子供
暗い所は何もなく幸せなのに

石田衣良のデビュー作

361
解説、池上冬樹
その作家が優れているかどうかを考える時、どのくらい海外作品の豊かさを血肉としているかを見る


352
おれには王様は似合わない。だって王様はいつだって裸だし、ひとりぼっち。家来はダチとはいえないだろ

326
嘘を書くのって楽しいよな

316
一週間も誰かを徹底的に追い回すと、そいつの生活パターンはだいたい読めてくる

305
俺はダットサンで江古田にむかった

292
俺が絶対ピースメーカーになってやる

291
兄の茂は14才、残りの一生を腹に糞袋を下げて生きる

271
街でベビーカーを見るたびに私は不完全な女だって責められてる気がしたよ。気がつくと世の中って赤ちゃんでいっぱい

258
サンシャインシティの白とトヨタ・アムラックスのメタリックブルー

255
俺たちはモデルと絆を用意する→自衛のための戦力は憲法の枠内なんだろ

224
ウエストゲートパーク。あそこは中立地帯だ。

220
おれはそのころすこしずつ文字だけで埋った本を読むようになっていた。知りたいことは山のようにある。教えてくれる奴はひとりもいない。→何十ページも休みなく読めるようになる。ときには一息100ページ。人体の奇跡。

219~
サンシャイン通り内戦

210
春の暖かな夜、俺の放送局から俺の好きな曲が流れてくる→俺はラジオは幸せなやつだと思った。なんにせよ本当に好きな事に巡り合えたんだから。たいていの人間にはそんな瞬間はやってこない。

207
長野オリンピックはいつの間にか終わり、今はパラリンピックが開催中

186
やっぱり買い物は楽しい。資本主義のはかない喜び

126
なんのためにこんなの毎日書いてるんだ→わからない意味なんてないし、凄くつらいけどやめられないんだ

123
みんなが知ってるってことは誰もよく知らないってことだ

122
俺はこれから何をやりたいんだろう。自分でもまるでわからないこと。甘ったるくて馬鹿みたいだが何とか毎日をやりくりして何か本当にやりたいことが見つかればいいなと思ってる

119
和範は中3の時クラスで一番。ピカピカの優等生で私立の進学校に受かってる→3年間引きこもり→うちのクラスの希望の星だったやつが自分の部屋を独房にして暮らしている→壊れていないやつはいったいどこにいるんだろうか

114
刺す事はないだろ。ちょっとしたこぜりあいで済んだはずだ→ケンカなんて面倒臭いですよ。刺しちゃえばすぐ終わるでしょ

112
目をさます夢を見続けて夢の中で不眠症に悩むガキの話

110
現場百回

108
口を閉ざした。嘘をついてる。それだけはわかった。

106
アキレス腱を切られた上、まわされてそこで捨てられた→事件にもなってない。本人に訴える気が無い→東京は平和な町だ

105
妙に下品な話をする昼時のAMラジオ

104
つけ爪

102
ロサ会館

92
あれはみんな人間の欲望の光だ。欲望を憎む事はできない。→きれいはきたない、きたないはきれい。俺だってシェークスピアのビデオくらい見るさ

83
池袋だって平和そうに見...

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2014年10月31日

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読書状況 読み終わった [2014年10月31日]

140519-140526→140527(1500)

「フィールド・オブ・ドリームス」映画鑑賞感想文


この作品を観たのは4回目だと思います。

前回は約2年半前の2012年10月、職場の先輩が好きな映画だったためDVDレンタルしました。
今回はたまたまNHKBSで放送されていたため録画して観ました。

野球好きの私としては、義務的に「好きでなくてはならない気がする」映画の一つです。

しかし、この映画、何度観てもピンと来ません。
野球好きなのに、このヒット作を面白がれないわけがない!と思いながら、いつ観てもピンと来ないのです。

なぜなのでしょう?

今回思ったのは、やはりアメリカと日本が違い過ぎる点にあると思いました。

日本にはあんなに広いトウモロコシ畑は無いし、映画とは言え、夫婦だけであんな球場を作ったりしない、あんなに勢いのある奥さんはいない…

野球とベースボールは違う、という事が最近わかって来たので、野球好きの自分にこの映画が理解しづらい理由も段々わかって来た気がします。

大体、「作れば彼はやってくる」とか「ここは天国なのか?」なんてセリフ、日本人なら絶対言いません。

それは、そもそも映画や野球に限ったことでは無いですが、今回は、そんな日米の絶対的な違いが「ある」ものとして観ることが出来ました。


また、30代後半に観た時と40代の初めの今では、いろいろ感覚が違いました。

一番印象的だったのは、最後に若い頃の父親の幽霊が出てきて息子と話し、キャッチボールをする場面です。

以前は息子役(ケビンコスナー)を自分、父親役を私の父、に当てはめて鑑賞していました。

ところが今回は、父親役が自分に見え、息子役のケビンコスナーが私の息子に見えました。

私の小1の息子は今のところ野球に関心がありませんが、私にも「父と息子のキャッチボール」に相応の憧れがあるのかなあと思いました。

そしてその「父と息子のキャッチボール」って何なんだ?と感じました。

キャッチボールにどんな意味があるのか、と以前から疑問でしたが、これはれっきとした、何か遺伝的な伝達手段なんだと思いました。

キャッチボールには、百田直樹の「風の中のマリア」を読んだ時に後輩から教えて貰った「ミーム」という考えと似た作用がある気がしました。

よく「生きた打球」と言いますが、実際に試合で打者から放たれる打球と、ノックの打球は、全く違います。

ノックの打球が「生きていない」とすれば、試合の打球は本当に「生きて」います。

取られまい、アウトになるまい、と必死になっていて逃げ惑う、まるで小動物のようにも思えます。

打者の気持ちが打球に乗り移っている、という感覚で間違いないと思います。

ですから「父と息子のキャッチーボール」のボールにも、何か乗り移ったものがあり、それをやり取りしているのでしょう。

だからこそ、日米共通で(日本のはアメリカの真似なのかもしれませんが)キャッチボールのシーンがドラマチックに描かれるのだと思います。

これは「父と息子」の場合に「キャッチボール」なんだと思います。

母と息子、母と娘、父と娘…それぞれ伝達の媒介になる物体や手段は異なると思いますし、複数の場合もあるでしょう。

それが何であるかを、また考えてみたいと思いました。


最後に、今回初めて楽しめたシーンとしては「壁に掛けられたアンディー・ウォーホルのポスター」「アンネの日記についてのやりとり」です。

これはこの2年半の間に知識が増えたため、目に見えたり、感じられるようになった部分です。

次回、いつ観る事になるか想像もつきませんが、また新たな...

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2014年5月26日

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読書状況 観終わった [2014年5月26日]

東京物語 感想

リメイクの大切さ→原作に触れるきっかけ→原作を見せるためのもの

忙しい仕事とは。

昔の言葉にはダシがある。味がある。今のは角がある。怒る時。

きれいな夜明けじゃった

3時15分
68才


泣いて→死んだとは言わずに→わかった

蚊取り線香の長さで時間を表現→今なら

ダブってるセリフはよっぽど大事か→挨拶、日本語

91
孫より、やっぱり子供の方がええなあ

女の子は嫁にやったらおしまいじゃ→ドラえもん?

古い作品を見て思う事は、現代と同じ

私、年をとらないことに決めてますの


65
子供いうのはおらなおらんで寂しいし、おったらおったでだんだん親を邪魔にしおる。二つええ事はないもんじゃ
→いかんいかん話が湿っぽくなってきた。元気出すか→酒もってこい。


夫婦がいつも同じ方を向いている
対照的やせた太った
横浜→熱海

お客うちわであおぐ→動き⇔静か

一瞬
東京が今の田舎に見えた
今は無い煙突風景
高度成長

昔の人あいさつ、相槌が上手

2014年5月25日

ネタバレ
読書状況 観終わった [2014年5月25日]

学年ビリ偏差値 感想
坪田信貴

反抗期は長い生理中と同じ

276
ただの親バカと思われようとも
「子どもが夢を語って努力を始めた時、周囲はそれを信じて温かく見守る」ただそれだけで良いのです。

270
妹は上智大学合格

合格→慶応総合政策、関西学院、明治

255
西の慶応と言われる関西学院

144
コーネル式ノート

136
りんざい性、迫真性

135
大事なのは適度な「ハードルを越えた感」

134
わかる問題を6割に

132
ピグマリオン効果

126

124
心理学「自己効力感」
「逆カラーバス効果」何にも興味を抱けないのでそれにかんする情報も頭に入って来ない

104
心理学で言うリフレーミング(発想の枠組みを変えてほめる)

89
慶応に受かって、ものを知っている仲間たちと出会うとさらに世界が広がるよ

47
なぜ、なぜと生徒に聞かれていくと、教師側が知らない問題に案外早く到達するものです

2014年4月11日

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読書状況 読み終わった [2014年4月11日]

詳細ヘッダー


CSIマイアミ8の1

3
カメラワーク少し動かしズーム→天海ゆうきのドラマと同じ←24と同じ、ハンディカメラ風、手ブレ
2
マイアミ→温暖→軽装

CSIマイアミ8の1優秀過ぎる刑事を求めたために起きた犯罪、皮肉→ホレイショ→マイアミ8の1の2


1

スッキリ?トクダネ?の曲 ロック

2014年3月10日

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読書状況 観終わった [2014年3月10日]

150607
メモのみ

AKB感想文

33
ネバーランド竹内みゆ

32
家族日和峯岸みなみ

読書感想文は感謝文 わりと素直に簡単に感謝の意を表せると思いました。

2015年3月8日

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読書状況 読み終わった [2015年3月8日]
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