前妻と前々妻に追われる元夫。見えない箱に眠りを奪われる女。勝手に喋る舌を止められない老教授。ニセの救世主。「私」は気づけばもう「私」でなく、日常は彼方に遁走する―。奇想天外なのにどこまでも醒め、滑稽でいながら切実な恐怖に満ちた、19の物語。幻想と覚醒が織りなす、驚異の短篇集。

2014年6月4日

読書状況 読み終わった [2014年6月4日]
カテゴリ 海外文学

小松崎茂から加藤直之まで。SF小説を彩ってきた挿絵画家たちの華麗で濃密な世界

2014年6月4日

読書状況 読み終わった [2014年6月4日]
カテゴリ 美術

それは魔法と科学が共存する世界。その世界で呪術的な犯罪を取り締まるが呪禁官たちが逮捕した魔女相沢螺旋香の正体は、邪神シュブ=ニグラスだった。たまたま見学に来ていた呪禁官養成所の少年たちと、魔女とともに護送されていた魔術犯たちを巻き込み、邪神シュブ=ニグラスの千の眷属たちとの戦いが始まる。彼らは無事に螺旋香を監獄グレイプニルに送り届けることはできるのか。魔術と武術、銃撃と剣戟が交錯するハードボイルド伝奇アクション開幕。

2014年6月4日

読書状況 読み終わった [2014年6月4日]
カテゴリ ま行の作家

葉車創作(ギア)は、呪禁官になるべく養成学校で訓練に励んでいた。「呪術」が政治的経済的にも重要視される今日、呪禁官は違法呪的行為を取り締まる査察官だった。呪術廃絶を標榜する科学者集団や、不死者との魔戦が始まる。

2014年6月4日

読書状況 読み終わった [2014年6月4日]
カテゴリ ま行の作家

100年に一度卵を産む精霊〈水の守り手ニュンガ・ロ・イム〉に卵を産みつけられ、〈精霊の守り人〉としての運命を背負わされた新ヨゴ皇国の第二王子チャグム。母妃からチャグムを託された女用心棒バルサは、チャグムに憑いたモノを疎ましく思う父王と、チャグムの身体の中にある卵を食らおうと狙う幻獣ラルンガ、ふたつの死の手から彼を守って逃げることになるのだが・・

2014年6月4日

読書状況 読み終わった [2014年6月4日]
カテゴリ あ行の作家

『連れてこい。俺の花嫁を、ここへ』少女の前に開かれた世界は、生まれたときから既に欲望と憎悪で塗り固められていた。「鬼の花嫁」の刻印を持つ少女「神無」は、16歳の誕生日に美しくも冷酷な鬼、「華鬼」のもとへ嫁ぐよう告げられる。なかば連れ去られるように向かったその先には、多くの鬼とその花嫁たちが生活する学園があった。鬼や花嫁たちの嫉妬が渦巻き、奸計がはりめぐらされるその学園で、神無は更なる地獄をみる。彼女に害をなそうとする鬼、命をかけて護る鬼、そして、彼女を疎ましく思う華鬼。さまざまな想いが交じりあう中、華鬼の残酷なまなざしの奥にひそむ苦しさを感じ取った神無は、知らず知らずのうちに彼に惹かれていくが…。

2014年6月4日

読書状況 読み終わった [2014年6月4日]
カテゴリ ら・わ行の作家

ある日、高校のトイレで気絶していたユウタが目を覚ますと、平凡だったはずの日常が一変、校舎全体が硬い岩で覆われていた。原因不明の状況下で、生きていた仲間は10人。脱出する方法は見当たらない。太陽の光はなく、携帯電話の電波も通じないこの場所で、クラスメイトたちの極限生活が始まった

2014年6月4日

読書状況 読み終わった [2014年6月4日]
カテゴリ な行の作家

学園祭の企画準備で、夏休みに泉水子たち生徒会執行部は、真響の地元・長野県戸隠で合宿をすることになる。そこで、宗田三姉弟の謎に迫る大事件が…

2014年6月4日

読書状況 読み終わった [2014年6月4日]
カテゴリ あ行の作家

東京の鳳城学園に入学した泉水子はルームメイトの真響と親しくなる。しかし、泉水子がクラスメイトの正体を見抜いたことから、事態は急転する。生徒は特殊な理由から学園に集められていた…

2014年6月4日

読書状況 読み終わった [2014年6月4日]
カテゴリ あ行の作家

世界遺産に認定された熊野古道、玉倉山にある玉倉神社。そこに住む泉水子は中学三年まで、麓の中学と家の往復だけの生活を送ってきた。しかし、高校進学は、幼なじみの深行とともに東京の鳳城学園へ入学するよう周囲に決められてしまう。互いに反発する二人だったが、修学旅行先の東京で、姫神と呼ばれる謎の存在が現れ、さらに恐ろしい事件が襲いかかる。一族には大きな秘密が―

2014年6月4日

読書状況 読み終わった [2014年6月4日]
カテゴリ あ行の作家

「魂がかもし出す和音のようなものを私は絵にしていて、神がかもし出す曲のようなものを人生にしている、そんな感じです」包み込むような温かさと、知性あふれる作品で注目を浴びている画家。60点におよぶ作品をメインに、都はるみや村上隆との対談、エッセイ、著者インタビューなど、あらゆる視点で魅力を紹介。

2014年6月4日

読書状況 読み終わった [2014年6月4日]
カテゴリ 美術

紀元前約三万年、大地震で両親を失った新人クロマニヨンの子エイラは、旧人ネアンデルタールの部族に拾われ育てられることになった…。大いなる運命の下に生まれ、稀有な才能を秘めるエイラをめぐり、遥か太古の人々の、壮大な愛と冒険とロマンが展開。

2014年6月4日

読書状況 読み終わった [2014年6月4日]
カテゴリ 海外文学

アーティミスを守るという密命を受けて「神殿」に遣わされた少年のリェロン。しかし、王宮の騎士団の卑劣な罠にはまったリェロンは処刑されてしまう。失意の底に叩き落とされたアーティミスを立ち直らせたのは、残されたリェロンのカルド“グリマルキン”と学童たち。そしてアーティミスは街を救うため、仲間とともに立ち上がった

2014年6月4日

読書状況 読み終わった [2014年6月4日]
カテゴリ あ行の作家

創造の女神カルドラが手にしていた「創造の書」。神々の争いで砕け散った断片は「カルド」と呼ばれ、それに秘められた力を駆使できる者を「セプター」と呼んだ。少女アーティは父に愛されたい一心で嘘をつきセプター候補として神殿で学んでいた。そんな彼女のもとに転学生の少年リェロンがやってきたとき、運命の歯車が大きく動き出す

2014年6月4日

読書状況 読み終わった [2014年6月4日]
カテゴリ あ行の作家

ペストで両親を亡くした16歳の少年コリンは、途方にくれて修道士を訪ねる。彼の勧めで辿り着いた古城には、年老いた魔術師が住んでいた。魔術師は城の樫の扉を示し、あの向こうは迷路、そしてその先は闇の国だ、そこへ入っていき、無事生還することしかおまえの生きる道はないと告げた。コリンは思いきってその扉をくぐった

2014年6月4日

読書状況 読み終わった [2014年6月4日]
カテゴリ 海外文学

1973年、葉月貴夫は5歳にして性器を切り取られた。しかしなお美しく健やかに成長した貴夫は、周囲の人びとのさまざまな欲望を惹き起こしていく―。彼は、果たして我らの煩脳を救済し給うのか?巨匠筒井康隆が、古今のありとある日本語の贅と、頽廃的なまでの小説的技術の粋を尽して、現代を語り、未来を断固予言する、数奇極まる“聖人伝”

2014年6月4日

読書状況 読み終わった [2014年6月4日]
カテゴリ た行の作家

野球チームの監督を殺害した容疑で裁判にかけられるジェレミー。―あのやさしい兄が人を傷つけるなんて、ありえない!妹のホープだけは無実を信じているのだが、事件について、兄はひとことも話そうとしない。「お願い、ジェレミー、やってないって伝えて!」―2012年エドガー・アラン・ポー賞(YA小説部門)受賞。

2014年6月4日

読書状況 読み終わった [2014年6月4日]
カテゴリ 海外文学

真っ青な空と真っ白な家が目にいたいほど明るい,太陽の町モゲール.首都マドリードで健康をそこなったヒメーネス(1881-1958)は,アンダルシアの故郷の田園生活の中で,読書と瞑想と詩作に没頭した.月のように銀色の,やわらかい毛並みの驢馬プラテーロに優しく語りかけながら過ごした日々を,138編の散文詩に描き出す.

2014年6月4日

読書状況 読み終わった [2014年6月4日]
カテゴリ 海外文学

新米飛行教官と一年ぶりに飛ぶ小説家の航空経路は、ある記憶を辿る旅だった(『ホリデイズ』)。仙台の空を通過する、制御不能になった衛星を捉えた大学院生の冬の日(『真夜中の通過』)。脳から脳へ言葉を送る“フラッシュ”が浸透した今、13年後の自分から届いたメッセージ。(『未来からの声』)。恋人からの連絡が途絶えた。彼女を支えていた篤志家は、実は敵だったのかもしれない(『瞬きよりも速く』)。皆既日食とともに世界を巡る、美しい双生児。彼らの果たす“夢”とは。未来に歩む僕らの物語、五編を収録

2014年6月4日

読書状況 読み終わった [2014年6月4日]
カテゴリ さ行の作家

黒猫工房では、あなたの大切な本を修復いたします――。中学生の瑠璃と美しい造本師が繰り広げる、本を愛する人の不思議な物語

2014年6月4日

読書状況 読み終わった [2014年6月4日]
カテゴリ ま行の作家

パリで往年の大女優が絞殺された。両手首を縛られ現場で拘束されていた重要参考人リオン・シャレットは「神様が殺した」と警察で証言。彼は同時にその神の名前として僕の名を挙げた。が、僕に身に覚えはまったくない。リオンはかつて大学の寮の僕のルームメイトで、当時から多くの人をその美しさで幻惑した。僕は卒業以来2年半、一度も会っていない。容疑者の特定はおろか、なんの手がかりもないまま、やがて起こった第2の殺人。ミラノで有名ピアニストが絞殺された。またもや現場には皆睡したリオンがいた。インターポール(国際刑事警察機構)に勤務する僕は、現地の警察と連携しながら、独自に捜査を始める

2014年6月4日

読書状況 読み終わった [2014年6月4日]
カテゴリ 森 博嗣

少し大人びた少年リツ君12歳。つむじ風食堂のテーブルで、町の大人たちがリツ君に「仕事」の話をする。リツ君は何を思い、何を考えるか…。人気シリーズ「月舟町三部作」番外篇

2014年6月4日

読書状況 読み終わった [2014年6月4日]
カテゴリ や行の作家

本の目利き二人の議論沸騰し、迷い、悩み、選び抜かれたとっておきのお薦め短篇12篇。半村良「となりの宇宙人」、黒井千次「冷たい仕事」、小松左京「むかしばなし」、城山三郎「隠し芸の男」、吉村昭「少女架刑」、吉行淳之介「あしたの夕刊」、山口瞳「穴」、多岐川恭「網」、戸板康二「少年探偵」など、意外な作家の意外な逸品、胸に残る名作をお楽しみ下さい。文庫オリジナル

2014年6月4日

読書状況 読み終わった [2014年6月4日]
カテゴリ アンソロジー

人が生まれず、死ぬこともなくなった、神様に見捨てられた世界。村で唯一の“墓守”の少女アイは、ある日、村にやってきたハンプニーハンバートと名乗る不思議な少年と出会う――。第21回ファンタジア大賞作品

2014年6月4日

読書状況 読み終わった [2014年6月4日]
カテゴリ あ行の作家
ツイートする