エドワード・W.サイードの人気ランキング

プロフィール

エドワード・ワディ・サイード
(إدوارد سعيد, Edward Wadie Said)
1935年11月1日 - 2003年9月25日
エルサレム生まれのパレスティナ人で、アメリカの文芸批評家。エルサレム、カイロで幼少時を過ごし、15歳の時にアメリカに渡る。プリンストン大学を卒業後ハーバード大学に学び、コロンビア大学の英文学・比較文学教授を務めた。サイードはまた、パレスティナ民族会議のメンバーとしてアメリカにおけるスポークスマンを務め、パレスティナやイスラム問題についての提言や著作活動など重要な役割を担った。『オリエンタリズム』(平凡社)、『知識人とは何か』(平凡社)、『世界・テキスト・批評家』(法政大学出版局)、『文化と帝国主義』(全2巻、みすず書房)などの主著が邦訳されている。

エドワード・W.サイードの人気ランキングのアイテム一覧

エドワード・W.サイードの人気が高い作品のランキングです。ブクログユーザの評価が高い順で並んでいます。
『権力、政治、文化(上) エドワード・W・サイード発言集成』や『人文学と批評の使命: デモクラシーのために』や『文化と帝国主義〈2〉』などエドワード・W.サイードの全28作品から、ブクログユーザの間で人気の作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

人文学と批評の使命: デモクラシーのために

47
3.83

感想・レビュー

もはや教養というものが欲されることも求めらることも少なくなっている。 そうした中で人文学の擁護者であるためにはいったいどのような資格がありうるだろうか。... もっと読む

文化と帝国主義〈2〉

97
3.81

感想・レビュー

『文化と帝国主義1』が出版されたのが1998年。原著は1冊だが,日本語訳は上下巻になった。上巻は出版されてから新刊で間もなく購入し,読んだものの,なかなか... もっと読む

知識人とは何か

43
3.80

感想・レビュー

「知識人とは亡命者にして周辺的存在であり、またアマチュアであり、さらには権力に対して真実を語ろうとする言葉の使い手である。」(本文より)コロナ防疫に尽力す... もっと読む

ペンと剣 (ちくま学芸文庫 サ 18-1)

156
3.79

感想・レビュー

米国のコミュニティラジオでのインタビューを纏めたもの。刻々と変化するアラブ情勢を鑑み思考し、ペンをもって戦うサイードの発言の力強さに引き込まれる。パレスチ... もっと読む

サイ-ド自身が語るサイ-ド

65
3.76

感想・レビュー

タリク・アリによるエドワード・W・サイードへのインタヴュー映像を再編集して活字化したのが本書。 パレスチナとイスラエルのニュースが時折耳に入ってくる... もっと読む

文化と帝国主義1

148
3.73

感想・レビュー

西洋の「物言わぬ他者」たるオリエントを考察した『オリエンタリズム』から一歩進めて、抵抗・攪乱する存在としてのオリエントにまで注目した著作の上巻。もう書かれ... もっと読む

イスラム報道 (みすずライブラリー)

55
3.69

感想・レビュー

今日の世界のシステムがどういうふうに歴史的に形成され、これからどうなっていくのか、ということを考えるにあたって、ポストコロニアル関係をざっと流し読み中。 ... もっと読む

知識人とは何か (平凡社ライブラリー)

1220
3.68

感想・レビュー

『オリエンタリズム』で知られるサイードがBBCで行なった連続講演の記録。サイードによると、知識人とは専門家ではなくアマチュアリズムを体現した人物のことであ... もっと読む

世界・テキスト・批評家 (叢書・ウニベルシタス 480)

30
3.67

感想・レビュー

「最小限の立場の人は、文学は無に〈関わる〉ものであると見る(Said)」 ニッコリ(^-^) もっと読む

始まりの現象: 意図と方法 (叢書・ウニベルシタス 358)

22
3.67

感想・レビュー

ある人物が、文章に一つコンマを挿入するのに半日かけ、一つのコンマを取り除くのにやはり半日をかけると主張した。エドワードはこれに就いて「実に滑稽だ」と率直な... もっと読む

イスラム報道 増補版

120
3.64

感想・レビュー

(2022.07.26) 欧米メディアが創り出したフィクションとしてのイスラームの在り方を問う、本書の意図はよいものだと思う。 ただし、著者の語調(日... もっと読む

戦争とプロパガンダ

243
3.62

感想・レビュー

9・11前後ネットで発信したサイードからのメッセージ。わかりやすく真摯に丁寧に理性をもって述べている。当時は米国のプロパガンダに誘導されたマスコミの垂れ流... もっと読む

文化と抵抗 (ちくま学芸文庫 サ 18-2)

94
3.61

感想・レビュー

「闘う知識人」が最後に言いたかったことは何か。排他主義的・分離主義的な西欧的価値観に鋭い異議を唱え続けたサイードが、反体制的な批評で知られる米国の独立ラジ... もっと読む

オリエンタリズム下 (平凡社ライブラリー)

1112
3.60

感想・レビュー

下巻に入るとサイードのオリエンタリズムへの批判精神はますますヒートアップする。なるほど、彼の一方向的な考察に避難の声があがるのもわかる。それでも私はその感... もっと読む

遠い場所の記憶 自伝

110
3.60

感想・レビュー

少年期から青年期にかけてのサイードの自伝。パレスチナで生まれ、エジプトで育ち、アメリカ国籍を持つという複雑な出自、アラブ・ブルジョワジー家庭の厳しい抑圧の... もっと読む

オリエンタリズム 上 (平凡社ライブラリー)

1672
3.57

感想・レビュー

サイードに魅了されたからには避けては通れぬ必読の書、評判では難解な学術書といったイメージでなかなか手を出せなかった。しかし一旦読み始めればするする頭に入っ... もっと読む

故国喪失についての省察〈1〉

33
3.50

感想・レビュー

キリスト教裕福層貿易商出自で英語記述し続けるサイードは、ユダヤ人からはテロシンパと、イスラームからは「オリエンタリズム」批判を受け続ける。そうした矛盾を引... もっと読む
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