掟上今日子の備忘録

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062192026

作品紹介・あらすじ

掟上今日子(おきてがみきょうこ)――またの名を、忘却探偵。
すべてを一日で忘れてしまう彼女は、事件を(ほぼ)即日解決!
あらゆる事件に巻き込まれ、常に犯人として疑われてしまう不遇の青年・
隠館厄介(かくしだてやくすけ)は今日も叫ぶ。
「探偵を呼ばせてください――!!」

スピーディーな展開と、忘却の儚さ。
果たして今日子さんは、事件の概要を忘れてしまう前に解決することができるのか?

感想・レビュー・書評

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  • 掟上今日子さんはとてもかっこよく魅力的なので、シリーズ読み進めてまた会いたいなぁと思ったんだけど、ストーリーテラーの厄介くんが少しウジウジしていてわたし的にはイライラするので悩ましい…
    私がもうオバサンだからかなぁ笑

  • 1日経つと全てを忘れてしまう探偵、という構想が面白い。それぞれの事件と探偵の忘れてしまう特性をどう搦めるか、その工夫が興味深い。

    そもそも作者の名、西尾維新が人を食っている。何故ならアルファベットで書くとNISIOISINだから、どちらから読んでも「にしおいしん」になるものね。

  • 探偵・掟上今日子は素晴らしい記憶力と観察力でたちまち事件を明らかにする。しかし彼女は一度眠ると全てを忘れてしまうため、付いた名前は「忘却探偵」。何故か毎回事件に巻き込まれ、しまいには犯人に仕立て上げられてしまう不運な青年・厄介は今日も今日子さんへ助けを求める―。

    薦められるままに初西尾維新さん。眠ると頭のなかがリセットされてしまうハンデを持ちながら、どう事件と向き合っていくのか。ユニークな設定と、魅力的なキャラクターでさくさくと読めて面白いです。厄介の今日子さんへの不器用な淡い恋模様が可愛い。
    今日子さんは25歳の白髪美女ですが、表紙のイラストはその年齢の半分くらいにしか見えなかったので読んでいる最中は先入観が災いして少し苦労しました(イラストは可愛いのですが…)。この役をドラマ版でガッキーが務めると思うとわくわくが止まりません。
    次巻では厄介は登場しないとか。残念。。

  • 忘却探偵シリーズ第1作。第1話が『続・終物語』の付録小冊子として発行されている。
    『眠ってしまうと記憶がリセットされる』というユニークな探偵が主人公。提示される謎は、死者はいるものの『日常の謎』に分類されるだろう。
    西尾維新作品の中ではかなり王道ミステリに近い作風で、メフィスト賞らしさ全開の戯言シリーズや、キャラクター小説の趣が強い物語シリーズとは異なる読後感だった。

  • 寝ることで記憶がリセットされる掟上今日子。その体質を逆手に取り、大胆不敵に最速で事件を解決する。

  • 面白かった。

    寝ると記憶が消えてしまう。
    起きている間に知りえた情報がなくなってしまう。
    だからこそ探偵、機密情報をデリートする探偵、掟上今日子の物語。

    取り扱う事件は「日常の謎」
    日常の謎ジャンルは心地よい重さ。

    今日子さん自身の謎解きはどうなるのか。
    読み続けたいシリーズになりました。

  • 物語の最後の一行に関しての
    付記に書いてないのか!!

    面白かった。
    後半は、最後がどうなるのか
    気になって一気に読んでしまった。

    物語の所々でちらっと出てくる
    掟上今日子の謎
    気になります。

    時代と共に記録の仕方も
    いろいろと変わるな~

  • 維新は物語シリーズでお世話になってまして
    独特の世界観、コトバあそび感が楽しいのですが、
    小説はちょっとと思っていたのですが
    TVドラマが始まってしまったので、
    こりゃ原作読んでおこうと読み始め、
    先にTVドラマ見ちゃったんで、大筋わかっているけど
    やはり活字になると、維新のコトバあそびが楽しいです。
    しかし、ラストの忘却探偵の生い立ち的な下りは
    まさに維新ワールド、今後の展開が楽しみです。

  • 西尾さんの作品を久しぶりに読みました。
    戯言シリーズを途中まで集めていました。どうなったのかなぁ...ちょっと気になります。
    今回は、新垣結衣さんと岡田将生さん主演でドラマ化されるという事で、久しぶりに西尾作品を手に取ってみました。
    相変わらず、登場人物の名前が独特ですね( *´艸`)
    でも、戯言シリーズとは違って普通というか、いいキャラクターがどんどん死んでしまうというような事もなく、安心して読んでいられました!今日子さんのキャラクターもいいなぁ、新垣さんのビジュアルもピッタリですね。
    でもどうして白髪なんだろう...地味に気になります...
    厄介は本当は岡田さんほどカッコよくはないのでしょうけど、個人的にはいいと思っています(笑)
    明日からドラマスタート、楽しみです!

    • あいさん
      こんばんは(^-^)/

      フォローありがとうございます♪
      本のお話をするのが好きです。
      これからよろしくお願いします。

      ドラ...
      こんばんは(^-^)/

      フォローありがとうございます♪
      本のお話をするのが好きです。
      これからよろしくお願いします。

      ドラマ見ました!
      今日子さんのキャラいいですね。
      原作との違いはあるのかな?
      また教えていただければ嬉しいです(⁎˃ᴗ˂⁎)

      本を読むのが遅いので私は読めないままだと思います。もっと早く読めるようになりたいです。

      それでは、また。
      2015/10/12
    • あいさん
      こんにちは(^-^)/

      掟上今日子の備忘録の件、ありがとうございます。
      私、原作とドラマの違いを知るのが好きなんです。
      でも、前...
      こんにちは(^-^)/

      掟上今日子の備忘録の件、ありがとうございます。
      私、原作とドラマの違いを知るのが好きなんです。
      でも、前も書いた通り読むのが遅いので全然ダメです(〃∀〃)ゞ

      まみさん読むのが速いと書いてくれてとても嬉しいです♪ 憧れます。
      私は小説なら2週間かかります(笑)
      今は風が強く吹いているを読んでいます。
      箱根駅伝の予選会に間に合うように頑張って読みます!

      こんな私も読みたい本が溜まるばかりです(*≧艸≦)

      恩田陸さんの作品は不思議な話が多いのでまみさんが不思議系が好きならいいなぁと思います。

      では、またお話しさせてください(*^^*)♪
      2015/10/13
    • あいさん
      こんばんは(^-^)/

      不思議系が好きでよかったです(*^^*)♪

      掟上今日子さんの件、本当にありがとうございます。
      ふたり...
      こんばんは(^-^)/

      不思議系が好きでよかったです(*^^*)♪

      掟上今日子さんの件、本当にありがとうございます。
      ふたりは何度も会っているというのが凄くいいです。
      ミッチー達がオリジナルキャラ(笑)等など…
      やはり原作との違いを知るのは楽しいです♪

      お仕事があって大変なのにこんなに詳しく嬉しいです。
      しかもまた2冊読み上げたとかヾ(≧∪≦*)ノ〃 凄いですね。

      私はただの専業主婦なのに全然進んでなくて…恥ずかしいです。

      主婦も忙しいと思ってくれるかもしれませんが、私は娘も大学で家を出て本当に暇な主婦なんです(笑)

      こんなおばちゃんですが、よかったらこれからもよろしくお願いします。
      2015/10/14
  • 久しぶりに面白いものを見つけてしまった!ドラマでも見ていましたが、依頼をスピーディに、たんたんと解決していく所が良かった。「記憶はなくとも身体は覚えてる」記憶を1日しか保持できない彼女だからこそ説得力があるセリフだな。

  • ドラマがあまりに良かったので、原作がやや見劣りしてしまうが、もちろん原作ありきのドラマなわけで、忘却探偵という設定が素晴らしく、その突飛な設定を出オチに終わらせない、いくつもの物語を紡いでいく正に西尾維新劇場。

    ライトタッチな読みやすい短編中でありながら、各話ミステリーとしてちゃんと謎とオチがあって。
    ドラマ後でも楽しめる!

  • 図書館でたまたま大量にシリーズ化してるのを見つけて試しに読んでみた1冊。ドラマ化してるくらい有名なのね。

    さっぱりサクサク読める感じ。重厚などんでん返しミステリーばっかり読んでるとちょっと胃もたれしてくるので、そういうときに気楽にハッピーに読める本。
    設定も面白くて1日で記憶が消えてしまうこと、そのため犯人に睡眠薬を盛られたり、難解な事件を解くために徹夜で仕事し続けたり結構ハード。本人もなぜ自分が探偵をやっているのかわからないと言う。続きも読んでもっと彼女のことを知りたいと思った。

  • 西尾作品で初のドラマ作品になった、去年放送してたやつですね
    放送される前に読みたかったんですが、取り寄せてもらったので、読めたのは1週か2週観てしまってからだったと思います。

    貧乏学生なので、学校の書店の1割引きは大事。

    ドラマを観たので、そっちとの比較をしながら書いていきたいと思います

    まず、
    ●キャスト。

    今日子さん=ガッキー
    厄介=岡田将生
    の2人に絞りましょう

    幕間ちゃん役の方も好きだけど
    ガッキーに関しては、ガッキーとしてのイメージが強過ぎて、途中までコスプレしたガッキーにしか見えなかったっす。我が家の共通意見。

    で、「もし別の人がやるとしたら誰がいいか」を家族会議したら
    5年後の能年玲奈
    という結論が出ました。基本ドラマ見ないから、女優をそもそもそんなに知らないんだけどね
    3次元で白髪を似合わせるのが、そもそも難しいと思う


    さて、ガッキーには色々言いましたが岡田くんね。
    彼はほんとはまり役!厄介の情けない感じがすごく出てた!
    CMとかで見かけても、しばらく「厄介」にしか見えないぐらいに。
    唯一何か言うとしたら、小説では厄介くんは「大男」と表現されるんだけど、岡田くんだと「長身」だよね。モデル体型だよね。
    似た点を言うと
    今日子さんは小説では「小柄」と書かれてるけど、ガッキーもすらっとしてるよね。

    ふむ、忠実に再現するならやっぱアニメだな


    ●ドラマと小説の設定の違い
    ネタバレしない範囲で
    ドラマ観た立場→小説読んだ立場
    で書いていきます。理由は後ほど

    ・サンドグラス(探偵斡旋事務所)が無い
     →小説では、以前にも今日子さんに依頼したことがある前提。厄介が直接掟上探偵事務所に依頼する

    ・1クールに収めるため、今日子さん失踪のオリジナル展開の後終了
    →続くよ!
    この巻は徹夜回までなんだけど、今日子さんからの大胆アプローチが…!「わぁーーっ?」ってなりました

    あとは上にも通じるけど
    ・ドラマ内で回収できる伏線しかはらない(天井除く)
    →過去の事件とか、今後の展開とか気になりますね!


    ●総括
    ドラマは1クールで収めようというのが見えましたね。
    あと、サンドグラスは小説のいいフォローになってたかも。朝目覚めてからの今日子さんの行動とか、ドラマの方が自然な感じしたかも。あと、厄介との関係性の変化とかが、よりわかりやすかったかも
    今日子さんは、小説の方が不遜。素敵。

  • 好き好き好き好き好き好き

  • H29.02.12 読了。

    ドラマ「逃げ恥」にハマって、他のガッキー作品に興味を持ったので、原作を読んでみた。

    ライトノベルで合ってる?
    何か全体的に独特で、オタッキーな雰囲気がすごい。
    やはり、その作品を表す表紙からして萌え系な感じってことは、もう表紙でターゲット層が決まってるってことだと思う。
    表紙の絵が合わない時点で、読むべきではなかった。

    内容も、オタク向けアニメな感じ。
    背が小さくて、白髪で、「美」少女で...。
    あいたたた。

  • ドラマを見て気になったので、原作も読んでみた。全て内容はドラマで知ってるのに面白かったあ。けっこうシリーズでてるみたいなので、続き読もう。

  • 2016/6/1
    おもしろかった。
    最後厄介の優しさ誠実さに泣いたわ。
    厄介ホントいいやつ。
    ドラマが抜群に面白かったので小説も読まねばと思ってたけどやっと読めた。
    厄介は巨人なんだね。隠館厄介さん(巨人)ってw
    今日子さんは小さいんだね。
    ミッチーのアパルトマンはないのだね。
    設定はいろいろ変われど、肝はしっかり残しててドラマも小説も終わったときの気持ちは同じでした。
    暖かいいい気持ち。
    続きが早く読みたい。

  • 初・西尾維新です。生徒にめっちゃ人気があります。有川浩と人気を二分するね。

    私の場合ドラマが先だったのですが、うーん。今までで初めてと言ってもいいぐらいドラマの方が心の機微にしろ、世界観にしろ秀逸でした。

    面白かったもの。ドラマ。
    続編は厄介君でないそうで。残念です。

  • ドラマがとても良かった(正直、思いがけない良作だった…)ので、初西尾維新。
    こちらも面白い!
    また、ドラマは上手くオリジナル設定も入れていたんだなーと(最後の隠し子はちょっと無理もあったけど)、振り返って思う。
    原作は、おどおどしているはずの厄介の口調が気障っぽいのが少し気になるけれども、他はすっきりしていて読みやすい。
    心理描写も程よく、登場人物も魅力的。
    人は状況の積み重ねで惹かれるのか、運命的なもので惹かれるのかというのは、私の好奇心をとてもそそるので、このシリーズではどう決着がつくのか、楽しみに追いかけたい。

  • テレビドラマと同じイメージ。読みやすいが、小説として読むには、内容が薄く、若年層向きの小説で、ドラマ向きか。

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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