- Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062192026
感想・レビュー・書評
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初めての西尾維新。
アニメの刀語は見ていたけど、それ以外はタイトルを聞いたくらい。
この作品も、ドラマ化でタイトルは知っていた程度。
文章のリズムが心地よく、軽妙といった風でとても読みやすかった。
一幕の長さや事件の規模もちょうどよい。
最近読んだシャーロック・ホームズの冒険に似てるなぁ、なんて、無意識かつ無闇矢鱈にカテゴライズしようとするのは私の悪い癖。
ただワトスンや厄介みたく、名探偵について親しい人間の視点から語られる形式って、なんだか好きだな。
名探偵本人の思考や感情が直接見えない分、その突飛なこと言動に対する驚きが、読み手と語り手でシンクロできるところが好き。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最後のお話が好きヽ(;▽;)ノ 今日子さんを想うあまりの厄介の行動よね。。。 まぁ、あっさり無意味に終わるあたりがらしいよね!w 次も楽しみー!
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災難まみれの依頼主・厄介の忘却探偵掟上今日子への一途な想いと、寝たら記憶がリセットされてしまう掟上今日子の何気ない一言に胸を打たれる。記憶がなくなる恐怖を彼女は感じたことがないかのよう。その淡々とした姿に目が離せない。
ドラマを見て以来、いつか読もう読もうと思っていた掟上今日子の備忘録。やっと原作を読めた!
キャラはすっかり岡田将生と新垣結衣で出来上がっちゃってるし、内容もドラマで見た内容だったけど面白い。やはり小説は原作の方が何倍も面白いと実感。読みやすさもあってあっという間に読み終わってしまった。
このシリーズ、どうやらあと11冊も出版されているみたいなので楽しみが増えて嬉しい。 -
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ドラマ観てたので原作も ガッキーと岡田将生に脳内変換して読めた
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読了
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うーん
化物語見てたから期待してたんだけど、まぁまぁかな
メメントに設定は似てるかな -
西尾維新さんはアニメ版物語シリーズからハマりました。西尾さんの作品はどれも言葉遣いや言い回しがとても面白く、読んでいて心地よくなってきます。
忘却探偵シリーズの第一弾。
一日しか記憶がもたない今日子さん。その忘却ぶりと、一日しかないからこその最速ぶりがテンポ良く、どんどん読み進められました。 -
図書館で。
運のめっちゃ悪い彼と記憶が一日しか持たない探偵さんのお話。
好意からかもしれないけど彼の最後のアレコレはちょっと…うん、やりすぎな気がする。だってその後面倒見るわけでもないし…
ミステリー作家の意志かぁ…
全作読むとか正直大変そうだ。 -
忘却探偵シリーズの最初の作品です。
可愛い装画に惹かれて手に取りました。
そう言えば何年か前に、新垣結衣さんの主演でドラマ化もされてましたよね。
眠ると記憶がリセットされてしまうという、探偵の設定が斬新でユニークだと思います。
限られた時間で、どのように事件を解決するのかと最後まで興味が尽きないし、主要キャラクターも魅力的で、思っていた以上に楽しませていただきました。
このシリーズは既に10作以上発表されているそうで、これから探偵の秘密なども徐々に明かされていくのかと思うと、次作以降の展開がとても気になります。 -
気になってはいたものの、西尾作品初読みです。「眠ると」ではないのですが、何時間とかで記憶がリセットされるという人物の話は読んだことがあったので特殊設定というより切ない話と思って読み始めました。すべてを一日で忘れてしまうので一日で解決という一話完結の探偵小説で、とても読みやすくするすると読んでしまいました。いつどうやってその技を生み出しその方法を残しているかわかりませんが、すべてを失わないように少し抜け道があります。そんなことも含めて彼女の過去、これからがとても気になります。続きも是非読もうと思います。
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シンプルな謎とシンプルな解決でスッキリ読めた。
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1日ごとに記憶をリセットされる「忘却探偵」を名乗る少女と、厄災に巻き込まれる宿命を背負った就職浪人の男の物語。いつもの西尾維新作品と比較すると、西尾維新節とでも言うべき語り口調はややなりを潜めているせいか、かなりリーダビリティが高く、初心者でも取っつきやすい。探偵役である掟上今日子の記憶忘却設定そのものはさほど目新しくはなく、どちらかといえば探偵という属性との組み合わせのほうにその妙がある。リセットがそのまま探偵としての守秘義務に繋がっている点や、日を跨いで捜査を継続できないデメリットなどは面白い。ただ単にデメリットとしてその設定を扱うだけでなく、逆に記憶をリセットすることによる視座の変化や先入観の訂正という、いわば「同一人物の別人」とでもいうべき大仰な振り回しこそがこの設定の真骨頂であろう。それを支えるだけの、煽り方、もといアジテーションは西尾維新の得意とする所であり、対比的なキャラの立ち位置付けなども上手く、煙に巻かれた独特の読後感はこの作者ならではだろう。初シリーズにしては読みやすいのでかなりお勧め。
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西尾維新作品の物語シリーズは読んだことあり、それに続いてこのシリーズを読もうと決めた。
1つ1つの短編集としては面白いが、どうしてもオチや解決の解説がすっきりしないというか、派手ではない。
物語シリーズでは、登場人物の言葉遊びが非常に面白いのだが、このシリーズでは西尾維新らしい言葉遊びが少なく派手さや面白さが少ないと思えた。
元々、物語シリーズと比べること自体が間違っているのだろうという意見もあるのだが、一個人としての意見として受け取ってもらえると有難い。 -
ドラマが好きだったので。
ちょっと厄介くんのモノローグがくどいけど、
それ以外はサクサクと面白い。
ガッキーと岡田将生を思い浮かべながら読み進めました。
最後の話はドラマでもすごく好きだったけど、原作も良いね。
一階のカフェないしミッチーだーりおも居ないのはちょっと寂しい…ってかあの人たちドラマオリジナルだったのか。 -
トリッキーな印象の強い作者だったが、特殊設定を生かした良質な短編集だった。100万円を人質に1億円を請求する話はなるほどと感じた。
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ドラマから。面白いと原作読みたくなるよね。
厄介くんのお人柄がよくわかって良かった。
なんか文章くどい?と不思議に思いましたが、そういえばわたしは西尾さんの本を刀語しか読んだことがなかったと気づきました。多分こちらが本領なのかな。