蒼穹の昴(2) (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062748926

感想・レビュー・書評

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  • 初読

    春児の胡同での修行が実を結び、
    入廷するやいなや出世していく様子は楽しく。

    だかしかし、娘時代の西太后の婚約者、
    栄禄の描写が酷くて女としては西太后、可哀想!モードに
    くそ〜〜〜栄禄め〜〜

  • 春児が非の打ち所が無く活躍する様を読むと、そうでしょう!うちの春児は凄いんですよ!!と身内目線でこちらまで嬉しくなってしまう笑

    でもパイタイタイのお告げはウソかーい!
    分かるよ、春児はかわゆいよね…自分の力でなんとかしそうだし、見守ろう。

    文秀と春児は敵同士みたいになってしまったけど、この先どういう結末に向かっていくのだろう…

    西太后の本当の思いが文秀達にも伝わればいいのに…だから西太后に付いてる2人は早く死ねよ。

  • すごい良かった。

  • ~感想~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    蒼穹の昴、第二巻。
    春児の出世が見ていて小気味好い。
    一巻から一気読みしちゃう面白さ。

    ~登場人物~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    ・光緒帝(西太后の甥、現皇帝、天子)ツァイテン
    ・恭新皇(クン)第8代皇帝次男
    ・醇新皇(チュン)代8代皇帝三男
    ・リイホンチャン(天津の総督、忠臣)
    ・袁世凱(ユアンシーカイ)↑の副官、軍人

    ・康有為(カンヨウウェイ)30代手前、洋務学者
    ・譚嗣同(タンストン、字は復生フーション)↑の弟子


    ~ネタバレ覚え書きあらすじ~~~~~~~~~~~
    満州人である順桂(シュンコイ)からイエホナラの呪いを聞く文秀。

    悪者となって国を壊せと言う乾隆帝の霊と対話するも、現皇帝を愛するが故に政を委譲できず苦しむ西太后。

    一方春雲は富貴寺でヘイムータンを始めとする一流の元宦官から様々な仕事を習い覚える。

    醇親皇宅で密会を始める憂国の同士たち。
    (醇、恭、楊、文秀、王逸、順桂、康有為、譚嗣同)
    キーパーソンである天津のリイホンチャン将軍は来なかったが、帰郷の際に王逸は天津で李将軍に会いに行く。
    そこで李将軍と問答し、認められ、天津に招聘される。
    帰りに白太太に龍玉を守る天命を持つと宣名される。

    帰郷の際に春雲の妹、玲玲を見つけた文秀は面倒を見ると約束し、連れ帰る途中の天津で白太太に再会する。
    そこで春雲への予言は嘘だったと聞く。

    富貴寺の元宦官達に見送られ入廷した春雲は隙のないお勤めで一目置かれ、西太后・光緒帝の座する大きな宴の芝居でチャンス到来、西太后から小太監の位を授かる。

    そして醇親皇の死。

  • 文秀は選ばれし者として官史となり、一方春児は占いを信じて向上心から色々な人達との出会い家族、男根を絶ち演劇の道で腕を上げる。政治は西太后が観劇と飽食に明け暮れながら自分の世界の中で国の行く末を嘆いている状況で周りは守旧派と改革派の対立が進んでいる。春事は西太后の前で難しい演劇を演じる機会を得て評価をされ、文秀は守旧派と改革派の狭間で生きる。この2人の行く末は??

  • 第2巻では西太后が主人公の一角となり、その存在感をあらわにした。


    本巻とウィキペディアを読んで西太后が悪女かどうかについて考えてみた。

    ・浪費家の類ではある
    ・東太后や同治帝が西太后による暗殺とあるが断定する材料は少ない
    ・西太后の没後に辛亥革命が起こり清国滅亡となる
    ・清末期の清軍は決して強いとは言えない
    ・西太后より取り巻きが悪い

    西太后への見方が少し変わりました。しかしあの癇癪は良くないと思う・・・


    第3巻が楽しみです。

  • 浅田次郎さんの小説は「一路」についで2つ目。
    「一路」の小野寺一路といい春児といい…
    浅田次郎さんの描く小説の主人公はほんっとに
    きらっっきらっっ!!ほんとにまっすぐで
    一所懸命で、実は大好きだあ、こういう人間。
    浅田次郎さん…すごく好きな小説家になった。

  • 感想は最終巻。

  • 2回目

  • 官史と宦官それぞれの立場で出世していく文秀と春児。
    皇帝派と皇后派という立場場まともに会話すらすることができない。

    この2人が数々のしがらみを超え、衰弱していく清国を立て直していくのだろうか。

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著者プロフィール

1951年東京生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で「吉川英治文学新人賞」、97年『鉄道員』で「直木賞」を受賞。2000年『壬生義士伝』で「柴田錬三郎賞」、06年『お腹召しませ』で「中央公論文芸賞」「司馬遼太郎賞」、08年『中原の虹』で「吉川英治文学賞」、10年『終わらざる夏』で「毎日出版文化賞」を受賞する。16年『帰郷』で「大佛次郎賞」、19年「菊池寛賞」を受賞。15年「紫綬褒章」を受章する。その他、「蒼穹の昴」シリーズと人気作を発表する。

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