- Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101001593
感想・レビュー・書評
-
塾講師の天吾と殺し屋の青豆、魅力的な二人が少しずつ交差する物語は続きが気になる。不思議な世界に迷い込んだ青豆、タクシーのシーンから始まる物語は最高にカッコいい。メタファーに溢れ、謎の人物も現れ、二人はどう出会うのか?
村上作品の中でもかなりの長編だけど、好き。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
発売当初、めっちゃ楽しみにしてその日に全部読んだ。が、期待はずれ...と落胆した。当時19歳くらい。村上春樹が村上春樹をなぞってるようにおもえてしまったから。もっと新しいことがしりたかった。
31歳のときふと気がむいて読み返した。ら、
めっちゃくちゃはまった。1984年の話を10年ほど前に書いた本なはずなのに、すさまじく「現在」を感じたから。
村上春樹は過去を書いたようで、未来を書いていたのか?
しかしわたしは一体どこに現在を感じたんだ?
物事の本質を書ききってるからなのか?
よくわからない。
よくわからないからすばらしい。
春樹節ともいえるメタファーと哲学の世界。
ともあれ、春樹大作あるあるの最後なんかビミョー、、は変わらず。 -
村上春樹の作品は読みたいけど
最初の一歩はすごく遠い。
だけど読みだすと小説の世界に
ゾッコンしてるのが定番。
青豆と天吾の物語はこれからどう絡んでいくのか展開が気になる。
世界観全体の日常にある非日常感が好き。(語彙力)
あと村上春樹作品のエロティックな性の表現。
やれやれ。
-
しばらく前に購入したものの、最初からこの本の読み方を理解するまで読み進めるのが難儀で積読気味に。
でも半分くらい読むと慣れてきて、社会的な描写がちょうど自分の興味と重なったこともあって一気読みできた。
とりあえずたくさんの謎を抱きながら話が始まった。続きが気になる。 -
強烈な村上春樹ワールド。世界観がなんともいえないが、それを確実なものにしているのは、一人ひとりの人物の匂い立つようなリアルな描写である(といって、現実にこういうひとがいる、という意味では決してない)。
わけのわからないところから、物語の指針が示されていくので、否応なくテンションが上がっていく。 -
読了:2016.8.12
いやぁ、ほんとに回りくどい言い回し(笑)
だからこそ要/不要な情報だと判断するのが人それぞれになるため、作品の印象も捉える人によって違うんだろう。
ようやく2つの話がかすりはじめた。
どちらにせよ村上春樹はセッ×スが好きよなぁ。
とても健全。
------
◆内容(BOOK データベースより)
1Q84年――私はこの新しい世界をそのように呼ぶことにしよう、青豆はそう決めた。Qはquestion markのQだ。疑問を背負ったもの。彼女は歩きながら一人で肯いた。好もうが好むまいが、私は今この「1Q84年」に身を置いている。私の知っていた1984年はもうどこにも存在しない。……ヤナーチェックの『シンフォニエッタ』に導かれ、主人公青豆と天吾の不思議な物語がはじまる。 -
2人の別々の世界が交互に進んでいく感じ好きだよね…
「6」まで耐えられるかなぁ…