1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉前編 (新潮文庫)

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  • / ISBN・EAN: 9784101001593

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  • IQ84BOOK〈4~6月〉前編
    著作者:村上春樹
    新潮文庫
    タイムライン
    http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698

  • 「村上春樹の描き出す世界観にはなかなか入り込めない。」

    そう周囲から言われて、何となく毛嫌いしていた。

    いざ読んでみると、1つの描写を丹念に言葉が出る限り写し出していて、唸らされた。
    しっかりと1文ずつ拾って読もうと思った作品は他に無い。

    book1を読み終わった段階で、村上春樹は天才だとすんと胸に落ちた。
    今まで読んでこなかったのが悔しいから、どんどん読んでいこうと思う。

  • 村上春樹の文体が好き。
    独特の世界観が好き。
    読み返す度に新しい事に気付いたり、
    感じ方をする。

    この本もそんな予感がする。

    青豆と天吾…2人の物語が紡ぐ。
    難しいテーマが書かれているのに
    文字が進んだ。

    1Q84の世界。。。

  • いろんな比喩が物語に盛り込まれているけれど、どれも小難しさやまどろっこしい居丈高な感じはなく、ストレートに心に響く比喩のすべてを振りまいて、とびっきり親切な文章だと感じた。曰く、「人に理解させるには、とびっきりしんせつにならなくてはならない」(村上春樹談)。
    これは、現代的孤独のエキソドスだ。命がけの飛躍。そういったものが必要な局面、非常に孤独な、そういった局面が、人生には必ずだれにでも用意されている。エキソドスは、なにもエジプトに限った話ではないのである。
    命がけで飛躍したエキソドスの先になにが待っているか。希望、そういうものを、私が吹き込めるのか、自由、偽物でなく、ほんものの自由、そういうものを、私が手に入れられるのか。前者が天吾の望むこと、後者が青豆の望むもの。こういった対比で現代的エキソドスをあますところなく書いてくれる予感がする。
    村上春樹は私にとって、感情や日常の、スーパーマーケットなのである。何度も言うけど。なんでもまとめ買いできる、便利なスーパー。これだから、これだけ支持されているのだろう。

  • 【完璧挫折 】友人とこの本の話題になり「あなたなら読めるかも!」の言葉に調子ずき、読み始めたものの…ヌリカベが阻む! どうも私は村上春樹とは相性が合わないようだ14〜15ページが精一杯で、全く持って面白くない(o_o)

  • よく分からないお話なのに
    すごくおもしろかった!!
    不可解な世界
    非日常感
    どこかに流されてゆくという感覚

    1Q84って何?
    世界はどうなってる?
    はじめは
    タクシー運転手の違和感に付きまとわれ、
    そして、
    青豆の職業の剣呑さに引き込まれて、
    最後には
    天吾が首を突っ込んだ世界の異様な雰囲気に目が離せなくなりそう、、、なところで、
    この巻は終わる。

    こんなにすごいのに
    まだまだ序盤だというところがすごい。
    これからどうなっていくんだろう。


    180220

  • すごく引き込まれることは確かなんだけど難しすぎて不完全燃焼する
    結局戻ってきた世界はパラレルワールド的なものなのかな?

  • 村上春樹ワールド全開!
    この先どうなっていくかが楽しみ。

    青豆と天吾は繋がっていくのかなあ。

    にしても、村上さんの作品にはクラシックがたくさん出てきて、こちらにも精通していることが伺える。

  • 文庫本2冊1週間で読みきる。これは私としては例外的に速いほう。通勤の電車・バスのなかと朝起きがけ、夜寝る前。早く続きが読みたいと、わずかな時間でも本を開いていました。これから3週間、BOOK2が出るのを待たなければいけないのはつらいです。単行本は1,2巻続けて出たような・・・。でもBOOK3までの期間は短いから良しとするか。さて、中身は非常に分かりやすい。たぶん、今までに比べて。それとも「海辺のカフカ」のあとに「カラマーゾフの兄弟」を読んだり、三島由紀夫を読んだりしてきたから、自分のほうに耐性ができたのか。やっかいなのは(読み飛ばしたのは)「平家物語」の部分くらい。チェーホフを読んでみようとまでは思わなかったけれど、ヤナーチェックは聴いてみたいと思った。パートナーにはやめておいたほうが良いと言われた。さて、読んでいるうちに分からなくなったことがいくつかある。どこか先に書かれていたような、なかったような、どうだったか分からない。もう一度読み直せばよいのだけれど、他にも読みたいものがたくさんあるし。ホウレンソウが好きだという犬について。1匹だけのことだったか、もう1匹別にいたのだったか。ふかえりがなぜ天吾の講義を聴いたことがあるのか。確かそう言っていたと思うけれど、話の流れからは予備校に行く必要性はなさそうな気がする。ほかにも疑問点はあったはずなのだけれど、いまは思い出せない。少し間をおいて、記憶がうすれたころにBOOK2を読もう。たぶん、本当に必要なことは記憶に残っていることだろう。

  • 特に読まなくてもよかった
    しかし先に進まざるを得ない。読んでる間世界が浮かんでみえる。どんどん引き込まれた。

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著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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