白い巨塔〈第1巻〉 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101104331

感想・レビュー・書評

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  • 昔ドラマで見て内容知っていても飽きることなく読むことができた。大学病院という閉鎖的な空間での様々な人間模様がリアルに描かれていて興味深い。

  • 臼杵などを舞台とした作品です。

  • テレビで見た事があったのだが、読んでみてびっくり。

    本当に医者が政治的に動いている。

    一応、病院の話なのだけれど診療シーンなどよりはるかに多く、政治のシーンが描かれている。

    改めながら、大学病院は怖い。。

  • ドラマ化されてから読みました。時代背景考えると、やはり田宮次郎?の時の方がしっくりくるとは思いますが、人間の欲望(財前)と使命(里見)のぶつかり合いは非常に読みごたえがあります。名作でしょう。でも、財前は唐沢さんでは爽やかすぎるかな。イメージとして。

  • 大学病院医師とは因果な職業です…;ギラギラした戦いは読みごたえ十分。でもその分里見先生に癒されます。疲れた財前さんが里見さんにあいにいったシーンが後々切なく感じそうです。

  • おかんも胃がん、先生も胃がん・・。
    胃がんがはやってる・・・。

  • でかい

  • ヤマトヨ(そんな呼び名は失礼)の大河作品は数あれど、名作の呼び名高い白い巨塔。華麗なる一族、沈まぬ太陽、大地の子、運命の人、不毛地帯はほぼ読んできたので、自分にとっては最後の大物であろう。
    一巻では、外科医財前五郎が教授の座を勝ち取るための、肉弾戦について描かれる。時代背景がたぶん30年くらい前なので世界観は古いがヤマトヨの作品を読み慣れていればそんなものは気にならない。
    ただひとつ、感覚がズレてしまうのは二次会が解散して家に帰る時間が10時とかになっていること。10時に帰宅する二次会なんてあるのかしら。

  • 【21/150】山崎豊子氏の長編作品のなかでは、私にとって最後の作品となる「白い巨塔」。著者には申し訳ないが5冊1000円で古本屋で購入。まだ1冊目なのでなんともコメントできない。

    今まで読んだ山崎作品の中では、好きな順でいうと「二つの祖国」「沈まぬ太陽」「不毛地帯」「華麗なる一族」となる。さて、本作品はどこにランクされるか!?

  • 大学の時にドラマを見てからハマって小説を読みだした。
    それ以来何回読んだだろうか。

    就職の面接のときに一番好きな本を聞かれ、「白い巨塔」と即答した。
    理由を聞かれ、なぜ好きなのかうまく伝えられなかったが今なら言える。
    財前と里見、東教授やその娘佐枝子、柳原やそのほかの登場人物たち。それぞれ強くもあり、弱くもあり、素直であり、卑怯である。
    しかしみんなに信念があり、それに向かって素直に貪欲に生きている。
    まさにそれこそ人間じゃねえか!……と。

  • 今更の「白い巨塔」ではありますが…面白い!!! 結局自分のためだよね...

  • 教授選への裏工作があちらこちらで始まったところ。
    財前五郎のキャラクターはまだそこまで際立っていないけれど
    ひと癖もふた癖もある大学や医師会の大御所たちが
    それぞれの思惑を抱えて画策をするさまがリアルで面白い。
    そんな中で、患者をきちんと診ることが第一という里見助教授の潔さは
    不器用ではあるもののとてもすがすがしく感じる。
    これからどのように教授選が進んでいくのか(どのようにあの結末に向かって行くのか)早く読み進めたくなる、大作の第一巻としての導入は完璧だと思う。医療が舞台なので読みやすさも。

  • 最高

  • 10年ぶりくらいに再読。

    1巻ではまだ完全なヒールではない財前助教授。

    選挙にまつわる裏工作が静かに始まっていく感じ。

    何度読んでも面白いなぁ♪

  • 以前、家族がこのドラマにはまってた頃は
    全然観ていなかった私なのですが。
    たまたま発見して、現在、医療関係の仕事を
    していることもあり興味を持って、手に取りました。

    まず、山崎豊子さんの取材力に脱帽!
    非常に複雑で繊細な医療を取り巻く法律的な問題、
    医療関係の組織構造に、この話の主要人物たちが戦う
    癌という病気とそれへの外科的・内科的処置方法が
    本当に緻密な表現で描かれています。

    決して「善人」ではない主人公。
    自身の才能に溺れ、名誉欲に駆り立てられ、
    目上の人には諂い目下の人はこき使うその性格は
    隣に居たら嫌な気持ちになるとは思う。
    でも、何故か憎みきれないのは
    彼がいつも自分を奮い立たせ一生懸命に進んでいたからか、
    何なんだろうな。

    5巻の後半は、涙なくしては読めませんでした。
    久々に長編のストーリーを読んだのだけど、
    隙間時間があるとつい手にとってしまって
    わりと一気に読んでしまった。
    重いテーマだけど、とても濃密なストーリーだと思います。

  • 外科医財前が、教授選、裁判、会議員選で権力と金を使って成り上がる。
    人間の嫌な部分を感じられる小説。
    人間の本質。リアル!

  • 面白かった! 様々な人物に焦点を当てつつ、病院内に渦巻く複雑に人間関係を描き出している作品。

  • 学生時代に読み終わって
    またブームになって読んで
    何回読んだか分からないくらい

    内容が古くても
    すーっと入っていけるから不思議

  • 今まで読んだ豊子作品の中では、登場人物がそこまで悪人じゃないから、1巻の時点ではそんなパンチきいてないかも。でも、教授選のゆくえ(どうやって財前に決まるのか)が気になるので次の巻も読むとしよう。

  • 去年の夏は『沈まぬ太陽』、今年はこれ。5冊セットで半額で買ったのそのままで、間にドラマで「不毛地帯」を見て、満を持しての『白い巨塔』。1巻はまぁありがちな感じで進んで、財前に特別力強さを感じるわけでもなく、『沈まぬ太陽』ほどの引きはなかった。ただ2巻以降に期待。

  • 非常に面白い読み物でした。
    医者ではないのに、医療界のゴタゴタをこんなにリアルに
    描ききるなんて、山崎豊子さんすごいです。

  • 難しい。

    しかし読み応えは抜群!
    ドラマも面白かったけれど、こっちもいいと思う。

  • 人間の欲がまざまざと描かれていて面白かった。

  • 医療人には特に面白く読める。
    現代医療ではこのスタイルが崩壊しきって、自由闊達な病院も多い。

    また、エリートで見合い結婚する人は必見です。
    世の中のパワーバランス、ギブアンドテイクが上手に描かれていると思う。
    ちょっと極端だけど。

  • 次期教授は誰がなるのか
    きになる

  • 感動。
    この物語は時代背景が古かったけど、男のロマンって感じかな。
    財前の生き方と里見の生き方。すごく両極端だけどどっちが幸せなのか、そしてどっちと一緒だったら幸せになれるのか、、微妙。
    選べないし、あんまり選びたくない。でも私は財前の心の奥の素直な所やエネルギッシュな所が好感もてる

  • 思ったより面白かった。五郎は悪役だけど仕事が出来て魅力的だと思う。

  • この本は、あの有名な、山崎豊子が執筆した「白い巨塔」という作品です。この「白い巨塔」は、テレビドラマにもなっているくらい有名な作品です。山崎豊子のほかの作品は、「華麗なる一族」「不毛地帯」「二つの祖国」「沈まぬ太陽」「大地の子」「ぼんち」などがある。そして、「華麗なる一族」も「白い巨塔」と同様に、テレビドラマ化されました。それと、「不毛地帯」も、同様にテレビドラマになっている。しかも現在も放映中である。

  • 医者の話で、ドラマも大反響を呼び、再放送も自分は何回も見ていて、とても面白い作品です。医療系のドラマや映画は、結構あって、その中でも白い巨塔は特に面白くて、かなりのお気に入り作品です。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    国立大学の医学部第一外科助教授・財前五郎。食道噴門癌の手術を得意とし、マスコミでも脚光を浴びている彼は、当然、次期教授に納まるものと自他ともに認めていた。しかし、現教授の東は、財前の傲慢な性格を嫌い、他大学からの移入を画策。産婦人科医院を営み医師会の役員でもある岳父の財力とOB会の後押しを受けた財前は、あらゆる術策をもって熾烈な教授選に勝ち抜こうとする。

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著者プロフィール

山崎 豊子(やまざき とよこ)
1924年1月2日 - 2013年9月29日
大阪府生まれの小説家。本名、杉本豊子(すぎもと とよこ)。 旧制女専を卒業後、毎日新聞社入社、学芸部で井上靖の薫陶を受けた。入社後に小説も書き、『暖簾』を刊行し作家デビュー。映画・ドラマ化され、大人気に。そして『花のれん』で第39回直木賞受賞し、新聞社を退職し専業作家となる。代表作に『白い巨塔』『華麗なる一族』『沈まぬ太陽』など。多くの作品が映画化・ドラマ化されており、2019年5月にも『白い巨塔』が岡田准一主演で連続TVドラマ化が決まった。

山崎豊子の作品

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