ころころろ しゃばけシリーズ 8 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101461281

感想・レビュー・書評

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  • このシリーズの最初の方は数冊買って読んだのだが,途中は読んでいなかった。図書館の新着コーナーで見つけて借りた。久しぶりに楽しめた。

    全体で話が完結する。めでたしめでたしで終わる。

    2012/10/13図書館から借用;10/14から読み始め;途中中断しながら10/17に読了

  • このシリーズは安定。

  • L しゃばけ8

    読み始めて状況を理解するまでしばしかかる。そんな話。

  • しゃばけシリーズ、『いっちばん』は未読なのですが、ブックオフで見つけてしまったので、先にこっちを読んでしまいました。
    目が見えなくなってしまった若旦那。今作では妖たちが、そんな若旦那の目に再び光りを戻すため奔走します。
    個人的に二つ目のお話が好きです。振り回されてウンザリしながらも、 厄介な妖たちの世話をする仁吉がかわいい。

  • 久しぶりのしゃばけシリーズ!基軸になるネタがあってそれと関わる話が集まった短編集です。仁吉の話、佐助の話もそれぞれあり。どちらかというと佐助の話が好きかな。佐助にしては珍しく(?)女性と絡みます(^ω^) 鳴家は相変わらず可愛いです(*´∀`)

  • 『はじめての』
     一太郎12歳の物語。母親の目を治すために7つの宝を探す少女・紗衣。母親おたつの目の病気の謎。眼医者を称する昌玄の提案で改築される生目神社に埋められた宝の行方。おたつに持ち込まれる縁談。長崎屋で目薬を購入する昌玄。

    『ほねぬすびと』
     朝目覚めたら目が見えなくなっていた一太郎。大騒ぎの長崎屋。藩の贈り物の干物の輸送請け負った長崎屋。依頼人は武士の岩崎。過去にも消えた干物。かごに残された謎の玉。河童に食われた干物。河童の残した玉を拾った謎の人物。家鳴が見えた人物。今回も消えた干物。岩崎の秘密。

    『こころころ』
     若旦那の目を治すために河童の玉を探す仁吉。妖たちを捕える男虎ニ。虎二の小屋から逃げだした河童を食おうとする少女人形・小ざさ、妖が見えるという少年・万太、から傘、ろくろ首を連れ小屋にいるという河童を探しに出かけた仁吉。一太郎の元を訪れた金次の協力。

    『けじあり』
     佐助の物語。朝起きると佐助の枕元に置かれる「けじあり」の文字が書かれた紙の謎。佐助の「妻」おたきの秘密。おたきが探す鬼の秘密。

    『物語のつづき』
     一太郎の目を治すために生目様を捕えた一同。カメを使った罠。生目様が出す問題。桃太郎、浦島太郎のその後。生目様の探す人。生目神様と駆け落ちした人間の女性。少しの間旅に出た間に消えた女性。

  • けじあり、不思議に怖かった。夢喰いとか、そういうものに似た恐怖。

    神とは何か、って問われるとなぁ…昔は今より遥かにみんなが畏敬の念を持っていただろうし。少し悲しい。

  • 2012/6/6
    安定の。
    仁吉と佐助の個人戦もいいけど妖の中にいるのでかわいい天然度合いは低め。
    その分?今回は二人を心配する若だんながかわいい。
    佐助に危ないことをさせた寛朝に怒って金平糖を投げつけたり打とうとしたり。
    仁吉にお手紙を書いたり。
    「みんな、仁吉と佐助の話ばかりしています」
    いいなぁ。
    ほんわかする。

  • ひとつひとつの描写が丁寧で、短編とは思えないぐらい読み応えがあるし、それぞれ全く違う描き方していて面白い。ちょっと恋が入ってきて、ニヤニヤしちゃう。

  • 面白かった♪

    『物語の続き』がステキです(^^)
    物悲しい感じで切ないです

  • 若だんなと妖のホンワカと心温まるお話。

  • 若だんなの小さな小さな恋がなんとも甘酸っぱかったです。生目神の恋のお話など、今回は小さな恋のお話がなんとも面白かったです。
    周りはとても心配したのだろうけれども、目の光を失った若だんながいつも通りであったこと、それは結局、周りのみんなをちょっとだけ落ち着かせるような、安心させるような、とにかく若だんなの優しさが感じられてとてもよかったです。
    本当は慌てたりだとか、焦ったりだとかすると思ったのに、読んでいる私までくすっと笑ってしまう余裕ができてしまいました。
    そういう小さな心の余裕が素敵ですね。

  • シリーズ第8弾。
    短編集ですが、それが全て一つのテーマで繋がっていて、最後はまとまるという形です。
    時間をおいて読むとなかなか繋がらなくて読み直したりしましたが(笑)面白いです。
    困った母親が出てきたり、鬼のような女が出てきたり、人間臭い神様が出てきたり・・・と様々です。

  • 5つの短編が収録されているけれど、すべてが1つのテーマで繋がっています。
    バラバラな内容の短編集より、こういう手法の方が、好きだし面白い。

    もうすでにシリーズ8作目だけれど、この作品の良さと面白さは一向に色褪せませんね。
    本当に凄いです。
    これからも読み続けようと思います!

  • シリーズの最初の方が面白かったかな。小ざさに振り回される仁吉にちょっとにやにや。

  • 最後が尻窄みな感じだった気もするけど、仁吉が出づっぱりで良かった!
    でも一番おもしろかったのは佐助の話。

  • しゃばけのシリーズは文庫本でずっと買ってます。が、長くなってきてちょっとアレかな。時々、以前に出てきたキャラクターが登場し、懐かしくなるのですが、せっかくそういうキャラを引っ張り出してきたんだったら、もっと活躍させて欲しい。
    今回、途中で設定がわからなくなって2~3ページ前に戻って読み直すってところがいくつかありました。若だんなの病弱なこと、兄や他妖たちのことは毎回必ずくどいくらいに説明が入るのに、他がちょっと説明不足なところがあったような。。。

  • 妖達、安定の愛らしさ。ぞろっと揃うと賑やかで良いね。

    表題作が一番良かったかな。

  • シリーズを文庫でゆっくり追っています。一読、こんなにクセの強い文章だったかなと思ったり。ミステリ的部分がぎくしゃくとした感じになるのは、以前から感じていましたが。
    今作は若だんなの目が見えなくなることに端を発する連作短編。ふとした寂しさを描くのはさすがの巧さがありますね。その寂しさが怖さへも通じる「けじあり」が印象深いです。
    ただやはりミステリ的伏線を拾い切れていない気もするのですが、それ以外の部分を楽しむシリーズなのかもなあと、結局楽しんで読んでいます。

  • はじめての
    ほねぬすびと
    ころころろ
    けじあり
    物語のつづき

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著者プロフィール

高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。他に『つくもがみ笑います』『かわたれどき』『てんげんつう』『わが殿』などがある。

「2023年 『あしたの華姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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