言語学バーリ・トゥード: Round 1 AIは「絶対に押すなよ」を理解できるか
- 東京大学出版会 (2021年7月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784130841016
感想・レビュー・書評
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主語を大きくしがちなときの対処法と自己卑下発言者への対処法が書かれた良本です。
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2022.02.27
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めちゃくちゃ面白い&言語学って面白いなって思える。授業にも取り入れてみてもいいかもしれない。
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面白い。笑える。
言語学を話の起点に置いて、淡々と真顔で冗談を言うような文章が続く。好き。
ちょこちょこ挟まれる小ネタも、割と自分が知ってるネタが多めなのでその辺も好みなポイント(頻出するプロレスネタとか)
どこかのお話の注釈に『カレー沢薫をパクろうとしている文』的なことが書いてあったのだけど、それを読んで「なるほど!」とひざを打ってしまった。
確かに。わかる。
カレー沢先生の文に、温かみ……というか人間味を加えたのが川添先生の文章かなと思った(笑 -
前提の問答は日常よく起こっているように思われ、この問いには「勝手に決めつけるな」と切り返すしか手がないようで円滑な会話の中では言いづらいのですが、前提できたと分かれば会話の流れを警戒したいです。過剰一般化も、やってしまっているかもしれなく、主語が大きい文になっていないか、例を挙げていると伝わっているか、気をつけたいところです。
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東京大学出版会のPR誌「UP」に掲載されたエッセイを集めた本。
そういえば、「UP」には山口晃画伯の「すずしろ日記」など、人気の連載もある。
言語学にまつわる話を、「バーリ・トゥード」に書いたエッセイ。
何でもあり、なだけに、語り口ははじけ、話題は縦横無尽である。
物理学者のSTO先生も登場する。
「は」と「が」の話で取り上げられるのは、もちろん「象は鼻が長い」ではない。
「恋人はサンコーン」の嘉門達夫の替え歌と、元歌(松任谷由実「恋人がサンタクロース」)だ。
その鮮やかな説明より、嘉門達夫により元歌のタイトルがすっかり間違ってインプットされていたという事実ばかりが記憶に残ってしまう…。
それにしても、言語学業界では、学会は武闘派的雰囲気だという話に、妙に納得してしまった。
私は言語学ではないが、近くにそういう人がいたから。
歴史学者もややそんな雰囲気をまとっている気がするし、文学研究者も…
では、文系の研究者はみんな戦闘的…なんていうと、それこそ「主語が大きい」と批判されるのかな。
うっかり職場や電車なんかで読んではいけない。
笑いをこらえるのは難しいから。
もう少し真面目なトーンの『ふだん使いの言語学』も読んでみようと思う。
(ぱらぱらめくった感じでは、やはり例となっている文がおもしろいようだ。) -
エッセイ的な。おもしろかったけど内容全て忘れた。でもおもしろいから、笑いたいときオススメ
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草生えたwww
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読み終えると少なくとも3人に勧めたくなる。
令嬢、執事、著者が登場する「人物Aが事柄Bを知っていることを人物Cに知られたことを人物Aが知る」例え話が可笑しくて悶絶。こんなの「クレーヴの奥方」にあったよね。 -
最初は面白かったけど、最後はネタ切れか。