猫は神さまの贈り物〈小説編〉 (実業之日本社文庫)

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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408556260

作品紹介・あらすじ

わがままで、高貴で、どこかいじらしい。抗いがたい猫の魅力に取りつかれた個性派作家たちによる珠玉の猫小説集!

感想・レビュー・書評

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  • 色々な作家の猫に纏わるお話。
    表現は様々だが、一様に猫への愛情が感じられる。
    小松左京さんの少し不気味な話が一番気に入った。
    作家さんって猫が似合うの何でだろう?

  • 想像していた内容と違い、暗めな内容のものが多い。猫好きよりは文学好き向けかな…

    星新一の『ネコ』が好み。

  • 本当にこの作家、猫好きなの?という話がいくつか。
    猫でなく人間の話ばかりだったり、いきなり猫が殺されたり…。

    なぜこの話を選んだのかと疑問に思う一冊。
    猫の事務所のような雰囲気を期待して読んだのが悪かったのかな。
    面白かった話の方が少なく残念。

  •  「猫は神さまの贈りもの」、全くそうだと思います(^-^)9人の作家の猫短編小説・詩アンソロジーです。次の4作品を楽しみました。①吉行理恵(1939~2006)「雲とトンガ」②室生犀星(1889~1962)「猫のうた」「愛猫」③佐藤春夫(1892~1964)「猫と婆さん」④宮沢賢治(1896~1933)「どんぐりと山猫」

  • 「本屋さんのダイアナ」を読んで、森茉莉さんの文章を読みたくて。

    森茉莉「黒猫ジュリエットの話」
    マリア(森茉莉)のお話が黒猫の目線で自虐的に描かれている。こんなに親しみやすく、可愛らしい方なのかと読みながらにこにこした。
    小松左京「猫の首」
    ネズミの復讐
    梅崎春生「大王猫の病気」
    ジブリの猫の恩返しに出てくる二足歩行の猫たちを想像しながら読んだ。可愛い。

  • 猫にまつわる小説。
    ■森茉莉/黒猫ジュリエット→なるほど私小説。内容は軽いのに、めちゃくちゃ読みにくいんだよなぁ、森茉莉の文章…。朔太郎の娘萩原葉子とのことも書いてあって面白かった。そして森茉莉がBL小説の先駆者とは知らなかった。ソドミニアン小説…。そしてこの時代は「シリーズもの」という概念がなかったのか…。
    ■吉行理恵/雲とトンガ→兄妹猫の思い出話。時代描写がぐっと昭和後半っぽい。
    ■室生犀星/猫のうた、愛猫
    ■佐藤春夫/猫と婆さん→愛猫が年老いて…という話かと思ったら愛妻家の話だった。婆さんが心配だから医者に行かせたいんだな…いい話だな…猫も元気になったし…
    ■小松左京/猫の首→ねずみの逆襲!!!!
    ■梅崎春生/大王猫の病気→童話で教える「パワハラ、駄目、ぜったい」。部下はツライね。
    ■宮沢賢治/どんぐりと山猫→独特の擬音語を見ると「宮沢賢治~」と思う。どってこどってこ。
    ■金井美恵子/暗殺者→殺し屋の猫が来た。
    ■星新一/ネコ→そうです人間は猫の奴隷です。

  • わがままで、高貴で、どこかいじらしい。抗いがたい猫の魅力に取りつかれた個性派作家たちによる珠玉の猫小説集!(e-honより)

  • 古今の文学者もやっぱり猫が好き、という作品集。
    という感じかな。
    猫は出てくるものの、けっこうお文学な感じが予想外。
    猫猫らぶりぃ、なお話を期待しちゃってたわw
    星新一が、猫のでてくるショートショートを書いてたのがなんだかフフフで嬉しい。「エス氏」登場のおなじみの作風の中に猫なんだもの。
    宮沢賢治はちょっと童話っぽい雰囲気が「らしくて」いい。

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著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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