コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想 : 92
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478110140

感想・レビュー・書評

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  • 宿題でキャッチコピーを考えることになり、読み始める。

    最初の「I LOVE YOU」をどのように訳すか、という課題の話から引き込まれた。

    よく使う言葉でも、微妙な意味の違いを理解するために辞書をひくことは大事

    ここまではよかったのだが
    だんだんポジティブ、アクティブに
    生きてる人独特の雰囲気に気圧されて
    しまったと言うか…なんだか生き方の話を読んでいるような感覚になり、
    内容が入ってこなかった。

    でも「感動すること」に鈍感に
    ならず、感動することがなんなのかを
    探求することで、他の人の心を動かすことができる。という話は良かった。

  • 『伝えたからといって伝わるとは限らない』

    また手に取ってしまった。言葉の本。
    どうも、私はこの類のタイトルに弱いようです。

    しかし不思議なのが、どの本も少しずつ言葉についての捉え方が違っていて、学ぶことが多いところ。
    もしかしたら、忘れているのかもしれませんが。

    読んでいて、気になったところ。

    ①「よく使っている言葉、反射的に選んでしまうものを、違う言葉で表現する。」
    「感情粒度」という言葉があるように、その瞬間で、「すごい」という言葉の意味合いは違ってきます。ならば少し間を置いて、言葉を選んでみるのはどうでしょう。
    話し言葉は難しいですが、書き言葉なら意外と簡単だったりします。日記なんか書いていると、まさしく自分は繰り返し同じ言葉を使っていることに気がつきます。

    以前、文末の言葉をですます調でなく、別の表現を使ってみると文全体が変わってくる、なんで本を読みましたが(『書くための文章読本』)、これは単語でも同じ。
    たまには国語辞典で、慣れ親しんだ言葉を調べて、類語を使ってみるのもよいのかも。


    ②『どう受け取るかが自分らしさになる。…自分の素直な感じをちゃんと抱きしめてあげること。そこから自分の色が生まれるし、温度のある言葉が生まれていく』

    双方向性の時代となった今、どうしても発信することに重きを置きがち。どう受け止めるか。そこに個性が宿るものだと私も思います。
    どう思ったかは最終的には発信することになるかもしれませんが、受け止めるという過程を重視した発信はきっと違うものになると考えます。

    『心をつかむ超言葉術』というタイトルの本でしたが、むしろ内容で心をグッと掴まれた気がします。
    この掴まれた思いをどう発信していくか。
    再び考える日々です。

  • この本を読んでまず思ったのは、自分はつくづく「閉じている」なということ。仕事でもプライベートでも人と接することがそもそも少ないし、人と愛や熱など感情のやり取りで何かを生み出したことなんてあるのかな。
    何かを企画する仕事はしたことがないけれど、文中にあった「言葉を企画する」ということは仕事じゃ無くても日常的なこと。だから周りを気にせず積極的になってもいいのかなと思った。周りを気にせずという部分がなかなか難しいけど、、、
    自分ではなければ出来ない仕事、という様な事が何度か出てくるけれど、広告賞などがあって自分の仕事によって自分の名前が売れていく業界ならではの人の考え方だと思う。
    著者の言葉ではないけど「人生を変えるのは、人、本、旅」という言葉が気に入った。やはり自分に足りないのは圧倒的に「人」の部分。前から存在は知っていたBUKATSUDOも気になる。人との出会いが可能性を広げる、なんて事は分かっているけど踏み出せない自分への起爆剤にしたい。

  • 言葉、
    心をつかもう。
    愛を伝えよう。

  • コピーライターらしく言葉の大切さを学べました。言い方ひとつで捉え方が変わるって話は確かにという感じだった。
    例えば、明太子を海外で売る時に名前を変えたら売れるようになった話は面白かった。
    cod roe(たらの卵)→HAKATA spicy Cavir(博多スパイシーキャビア)
    名前だけで意味合いだったり、捉え方が変わってしまうので言葉を大切に使っていきたいと思いました。

  • 言葉の力について学びたくこの本を手に取りました。
    言葉1つにとってもその言葉には色んな意味が含まれている事もあり、言葉を選ぶ際は辞書を使っていると著者は言う。
    本書の中で著者は【素敵】とう言葉を使うのは禁止としてマイルールを定められているそうだ。
    何故か❓【素敵】とういう言葉は抽象的なので本当に伝えたい事が伝わらないから。

    辞書をスマホに入れておき言葉を選ぶ際に辞書を使う事は私も
    習慣化したいと思った。

    言葉のもつ力はとても大きく言葉選びに執着しようと思える本でした。

  • なにをおいてもまず
    はじめに「I LOVE YOU」の訳し方
    が最高にいい‼あーこれも愛だ、あれも愛だ、あ、こんなもの愛だ。
    読んでいるだけで、日常に言葉を授けるだけで、ささやかな場面が「I LOVE YOU」に見えてくる。

    その後も言葉を大切に丁寧に扱うという意識はとても伝わってきた。
    言葉は自分の中からしか生まれない。

    >言葉選びに対する執着心は見えるものを変えていく。 あなたの言葉から生まれる情景を色鮮やかにしていくはず。

    こんなフレーズも素敵だった。

    そして、

    >フォロワーシップも重要なのだ。 ついていく勇気を持って、他の人たちにもその方法を示そう。 孤独なバカを見つけたら立ち上がって最初のフォロワーになろう。

    こうやってフォロワーシップの重要性も述べていて、そっか‼となった。

    ある意味、はじめにが好きすぎて、後半の「企画」の部分はビジネスよりでふむふむとは思ったが、心がゆれる感じにはならなかった。そもそも心震わせるような本ではないのかもしれないけど

  • 相手の心を掴むためには
    著者の考え方やこれまでの人生についてを覗くことができる。
    もう一度読み直したい

  • 言葉をつかって人の心をつかむ、それがキャッチコピー。
    電通でコピーライターとして働き、たくさんのキャッチコピーを世に広めてきた著者が、それらの言葉ができあがるまでについて教えてくれる。
    面白かったけれど、良くも悪くも電通!って感じだったな。商業的というか、いやキャッチコピーはそもそも広告だし商業利用されるものだからそれで当然なのだけれど、ちょっと私が読みたかったものとは違った。
    でも言葉で遊ぶのって楽しそうだな。巧みに言葉を操ってピタリとくるキャッチコピーをつけるのってめちゃくちゃ気持ち良さそう。
    私もこれから街で意識して広告に目を留めるようにしよう。

  • まず思ったことは自分に何ができるか。
    言葉は心を種として芽生えるもの。きっと誰かに届く。誰かと誰かを繋げてくれる。
    そんなメッセージ。だからどんどん発信しよう。
    だけど、この世の中には言葉が情報が溢れてる。
    自分なんかが発信して、世の中にゴミみたいな情報増やすだけだとおもってた。少しは前向きになれたかも。
    本論は、コピーとしてどうこうより、企画とは何かを述べている。
    自分は教育業界だから、行事の企画とかするけど、最近は今までのに、反省から少しかえるだけで済ませてた。そこで、今一度、誰のためなのか、自分がワクワクするか考え直したい。
    こよ本を読んで大きな収穫が、あったわけじゃないけど、読んで良かった。
    多くの人に響かせることよりも、まず自分、そして1人自分以外の誰かそれでいいんだな。

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著者プロフィール

1986年生まれ。埼玉県出身。慶應義塾大学経済学部卒。98年電通入社。人事局に配属後、コピーライターに。言葉の力を味方につけて「世の中に一体感をつくる」コンテンツを企画する。映画、テレビ、音楽、イベントなど、エンタメ領域からソーシャル領域まで境界を越えて取り組んでいる。映画「アイスと雨音」、映画「君が君で君だ」、舞台「みみばしる」プロデューサー。ソーシャルエンターテインメントの「ダイアログ」シリーズのクリエーティブディレクション。BUKATSUDO講座 「企画でメシを食っていく」主宰。著書に『待っていても、はじまらない。-潔く前に進め』(弘文堂)、『コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術』(ダイヤモンド社)、『それ、勝手な決めつけかもよ?だれかの正解にしばられない「解釈」の練習』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。

「2023年 『あの日、選ばれなかった君へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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