- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569796192
感想・レビュー・書評
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海外及び日本における戦略コンサルティングファームの来歴やその仕事の内容を、短時間で把握できる良書。
第一線で活躍してきた著者だけに、コンサルタントという特殊な仕事の内容、必要とされる資質と能力、事業のターゲット、国内外での認識の違いなど、業界の内側から書かれており、非常にわかり易い。
同業者だからかもしれないが、共感、納得、再認識させられる部分も多く、当事者の苦悩までよく伝わってきた。翻って自分の仕事にどう活かすか、今の仕事を客観的に振り返るいい機会となった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コンサルティングという言葉だけが先行する世の中において、その本質を知る上ではぜひとも読んでおいて損はない一冊であった。コンサルタントが3年7年を転機とし、そこで自分の進路をどうするのかを決めているという事実についても初めて知った。確かに優秀なイメージがつくコンサルタントだが、その中にもより優秀で真にそれをしていけるのがほんの一握りだということは、コンサルタントをしていなければわからないことである。死中に活路を見出す覚悟があるものだけが、それ相応の報酬と楽しみを見出しながら働くことができる。知っていることを教えるのがコンサルタントではないという著者の言葉通り、値段以上に多くのことを学ぶことができたのは、本当に読者冥利につきるといえる。
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コンサルタントの仕事がどのようなものなのか、ボストンコンサルティンググループで社長だった人が、仕事の内容から経験まで、様々具体的なエピソードを交えて書いてあった。
コンサルティング業界は、3年で半分、7年で7人中6人しか残らないというのはとてもいい驚いた。かなり大変な仕事だけど、力はつくのかなと思った。 -
『コンサルティングとは何か』(堀紘一)
コンサルティング業の仕事内容や、コンサルタントとしての心構えや必要な技能などが書いていて、純粋なコンサル業の実務的な事が知れて勉強になった。著者がエリートコースを進んできた人で、普段接点のないような人の価値観が垣間見えて面白かった。 -
コンサルの一人者が書いた本は、自分の尻を叩くのにとても有効。
1週間を振り返る意味でも、仕事観に関する本週一以上で読もう。
〜得た情報〜
•コンサルティングの歴史
再読せよ
•ホンダの成長は、非日本的な価値観
→本を参照してみよう
•コンサルティングの意義
1顧客視点の分析2大企業は過去の成功体験に捉われる
3因果関係を追求できる。(データ分析)
4戦略立案のプロ(戦略立案には技術と経験が必要)
•コンサルティングの面白さ
本業に変化をもたらす仕事
•コンサルティングは野球のコーチと似ている
理論に対する深い理解と客観的な視点が求められる
•グラフの縦軸と横軸を考えることがvalue
•事実と論理が重要
哲学「こうあるべき」は不要
•コンサルで伸びる人
地頭、素直、努力家、打たれ強さ
→人間力の高さ(素直、努力家)出していくぞ!
•ノートを取ることは力につながる。
メモ積極的にとろう
•コンサルティングの3つの喜び
1クライアントに納得してもらえる戦略の論理を構築で
きた時の達成感
コンサルティングは創造的な仕事
2コンサルティングの価値を認めてもらえた時
3提案した戦略をクライアントが実行して、成果が数字
となって現れた時
〜心に残ったセリフ〜
人間力があれば肩書きも給料も勝手についてくる。そのためにはいいお手本、師匠が欠かせない。 -
本書を読んでもコンサルティングとは何かが具体的に分からない。
著者は自分のことが大好きなんだなと思った。 -
仕事の哲学みたいなものはとても参考になる。
著者の考えが偏ってるようにも感じるが、またそれが本音で書いてあるだろうともとれる。
それにしてもこの人野球好きすぎる -
コンサルタントのバリューとは?というところに焦点を当てながら語られていた。
その中でも、戦略コンサルタントの意義として
①企業は顧客を把握できていない
②過去の成功体験が発展を阻害する
③因果関係を追求する
④戦略立案には技術と経験が必要
の4点に着目して述べているがこの説明には納得できない。(というか構造的に説明できておらず、程度の問題に言及してしまっている。)
要するに、コンサルティングファームがなぜバリューを出せるかというと優秀なやつが死ぬほど頑張ってるからだ!ってことが言ってるんだけどそんなんなんでもありじゃんという感じ。 -
話が古いと感じた
コンサルの人が何やってるかや、伸びる人伸びない人について分かった -
p72の意義の見出しが整理されていないように感じる。
コンサルティングの歴史から意義、役割まで堀さんの視点から語られた本。