- Amazon.co.jp ・本 (58ページ)
- / ISBN・EAN: 9784772615280
作品紹介・あらすじ
ジュールとジムは、同じ日に同じ村で生まれた幼なじみ。
ジュールより2分早く生まれたジムは、いつもジュールより速く、強く生きてきました。
第一次世界大戦がはじまり、2人は兵隊に行きます。
しかし戦場は壮大で輝かしいものではなく、泥まみれでみじめなものでした。
いよいよ戦争をおわらせることは決まりましたが、11月11日11時、その時までジュールとジムは戦場へ出向くことを命じられます。そして――
実際の出来事から着想を得て作られた、シンプルなメッセージが深く心に残る絵本です。
作者は『おなじ星をみあげて』(辻仁成 訳、春陽堂書店、2021年)でカナダの児童文学賞を受賞した人気作家ジャック・ゴールドスティン。軽快なタッチに比して、悲しい戦争のリアリティを伝えます。
感想・レビュー・書評
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あと2分で戦争が終わったのに!
なんでぴったりになるまで戦争をやめられなかったの?
人間って愚かだ…
読み終わって娘が一言。「11時って決まってたんなら、その前からやめてたって良かったじゃん」
母も全くもってその通りだと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
原題は『ジュールとジム、戦友』
同じ日に2分違いでカナダで生まれたジュールとジム。
第一次世界大戦が始まり、
「ジュールとジムは戦争のニュースを聞いても、
ヨーロッパでなにがおこっているのか、
さっぱりわかりませんでした。
でも、自分たちの国であるカナダが
自分たちを必要としていることはわかりました。
ふたりは軍隊に入りました。」
そして
「命令されたら、言われたままのことをする。
ジュールが、まず学んだことでした。」
これが戦争の恐ろしさ。
裏表紙の絵がせつない。
高学年に勧めたい本です。
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戦争が終わる2分前に戦死した、カナダの兵士を悼んで描かれた1冊です。
極上の一冊。
読み聞かせにも最適!
学校は、買い!
でしょう。
2024/01/19 更新 -
戦争をすると決める人と戦地に行く人はこうも違うのか。
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ジム、ジュール