アイデアのちから

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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822246884

感想・レビュー・書評

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  • アイディアを生み出す方法を紹介した本。
    この本で紹介したテクニックをちりばめつつ、
    アイディアを生み出す方法を紹介しています。

    重要なのは以下のSUCCESとのこと。

    Simple:単純明快である
    Unexpected:意外性がある
    Concreate:具体的である
    Credible:信頼性がある
    Emotional:感情に訴える
    Story:物語性

    この6個のポイントについて具体的な例とともに
    ポイントとなる理由を説明しています。

    確かに公式より印象的なストーリの話の方が記憶に残るよな~と思います。
    何か考えるときはこのSUCCESを意識しようと思いました。

  • ふむふむとなるけれどすぐ忘れちゃう。自分の記憶力って・・・

  • □ 記憶に焼きつくアイデアとは?
    ・6つの原則:SuCCESs
    単純明快さ、意外性、具体性、信頼性、感情、物語
    ・犯人:知の呪縛
    □ 単純明快である
    ・核となる部分を見出す
    - 最格安航空会社(Southwest)。目指すべきものが明確
    - 「経済なんだよ、馬鹿」
    - 「人名、人名、とにかく人名」地方新聞社
    ・核となる部分を伝える
    - 単純明快であること = 核となる部分+簡潔さ
    - 既にあるもものを利用する
    - 明確なコンセプトの企画「バスを舞台にしたダイハード」
    - 創造的類推の利用:ディズニーにおける「Cast」演者であることを意識できる
    □ 意外性がある
    ・関心をつかむ:驚き
    - 安全に関する機内放送:パターンを打ち破る。聴き手の推測を打ち破る
    ・関心をつなぎとめる:興味
    - 謎を生み出す:土星の輪は何で出来ているか?
    - 好奇心の隙間理論:知識の隙間を浮き彫りにする
    - 好奇心の隙間を生み出す:アメフトの試合で試合だけでなく、そのストーリーを放送した。
    - 好奇心をつなぎとめる:「ポケットに入るラジオ」「人類の月面着陸」
    □ 具体的である
    ・理解と記憶を促す
    - 寓話のような具体性
    - 具体的な文脈:算数を教えるのに、4+5=9 と教えるのではなく、4冊のノートと5本の鉛筆を買いに行きました…のような具体性
    - 記憶のマジックテープ理論:アイデアにはフックが多いほど良い。
    ・協調を促す
    □ 信頼性がある
    ・信じてもらう
    ・外部からの信頼性
    - 権威者と反権威者
    ・内在的信頼性
    - 説得力のある細部の利用。陪審員に歯ブラシの細部(ダースベイダーの歯ブラシ)を含めて説明したことによる信頼性Up
    - 統計に実感をわかせる。職場をサッカーチームにたとえる
    □ 感情に訴える
    ・心にかけてもらう
    - マザーテレサの法則:個人を見たときに私は行動する。抽象的な大義名分よりも個人を引き合いに出したほうが効果
    ・関連付けの効果
    - 「ユニーク」は唯一無二の意味だったが、変わったものを「ユニーク」と言っているうちに意味が薄まった
    ・自己の利益に訴える
    -
    ・アイデンティティに訴える
    - 他人も自分と同じように心にかけている、という思い込みを捨てる
    □ 物語性
    ・行動させる
    - ゼロックス社の社員の話。単なる故障の話だが、紛らわしいエラーコードのせいで大の大人が散々悩んだ結果、驚くほど単純な問題だった、というストーリで語ると忘れられない
    ・励ましとしての物語
    - サブウェイで90kg減量したジャレド。カロリーの低いサンドイッチですよでは伝わらなかった。ファーストフードがすべてよいわけではないが、私はサブウェイで90kgやせました、といえば伝わる。

    □ 記憶に焼きつく要素
    ・関心を払う 意外性がある
    ・理解し記憶する 具体的である
    ・同意する、信じる 信頼性がある
    ・心にかける 感情に訴える
    ・そのアイデアに基づいて行動できるようになる 物語性がある

    ・知りすぎていることによる呪縛
    - 伝えようとする側は当然受け取る側に比べはるかに大きな知識を持っている。そのため話しが複雑になったり逆に低く見すぎたりする

  • アイデアの育て方・焼き付けかた。
    原則を知る。
    事例がワクワクする話多いので納得しながら読める。

  • 伝え方、表現の仕方が参考になります。

  • 「SUCCESs」と「知の呪縛」。内容に普遍性があり、事例も面白い。どうしたら自分の話に説得力を持たせられるか悩んでる人に。良書。

    単純明快である(Simple)
    意外性がある(Unexpected)
    具体的である(Concrete)
    信頼性がある(Credentialed)
    感情に訴える(Emotional)
    物語性がある(Story)

  • •人に何かを伝えるにはフレームワークで完結する部分が多い。その方に沿ったもの「単純明快で、意外性があり、具体的で、信頼性があって、感情に訴える、物語」を意識することが大切。

    •アイデアは自分の中だけでなく、むしろ外にこそある。だから、日頃より「自分は何が欲しいのか」という明確な問題意識を持っておくことが重要。この意識が曖昧だと、外にあるアイデアの源を見落とすことになる。

    •創造性に頼るのではなく、フレームワークに沿ったアウトプットを続けることで、新しいアイデアの生まれる量とスピードが増してくる。これは日頃の訓練が必要。


    •自分がアウトプットしているものが、フレームワークの6項目のうち、何を満たしていて、何が欠けているか、また全体の傾向も合わせて見てみることで、自分の強みと弱みを知ることに繋がる。この視点で、クリエイティブの良し悪しを判断する評価基準を作りたい。

  • 内容そのものも学ぶ点が多かったが、一番はこの本の構成である。腎臓を盗まれた都市伝説をいきなり紹介し、優れたアイデアを記憶に残すエッセンスを植えつけ、その後解説。最後のまとめも良いが、最も優れていると感じたのは「手引き」の部分である。全てを読み終えた後にこの手引きだけを読み返すだけで、全てのストーリーが頭の中で蘇ってくる。この体験は非常に興味深かった。

  • アイデアを記憶に焼きつくものにするためのTipsを、具体的事例と例題で実践しながら学べる。使いこなせるようになるまでは相当かかりそう。
    何となく読みにくいというか読み進めるのに時間がかかる感覚があるので、熟読より濫読向きかも。

  • 少々読みずらかった。 人と違うアイデアに関しては幾つかの鉄則があるのだ。 単純明快で意外性がり、それでいてより具体的であること。 また、そのアイデアは、信頼性があり、感情に訴えるものでないといけない。 それに最近は、物語性があると大いに受ける。

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