秘密。: 私と私のあいだの十二話 (ダ・ヴィンチブックス)

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  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840112345

感想・レビュー・書評

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  • 結構好きな話が多かった。
    とくに伊坂さん吉田さん唯川さん。

    眠いときに読むんじゃなかった。
    もったいない。

    「まあ、そういうもんだよ」
    「うまくいかないこともあるよ」

  • 「ダ・ヴィンチ」に連載されていたと思われるが、なかなかに面白い企画だ。12人の作家(いずれも売れている人たち)の競演なのだが、3~4ページの掌編をA,B表裏のセットにして物語るというもの。そして、それぞれの語り手は互いに相手の語りを知らない。これが『秘密』と名づけられた由縁だろう。ただ、分量が少ないせいもあって軽さは否めない。あくまでも軽妙な語りを味わい楽しむものなのだ。短いながらも正統派で個性的な存在感を示しているのは、佐藤正午と小川洋子。三浦しおんは変化球で勝負し、それなりの成功を収めたようだ。

  • ふたりの主人公の二つの視点で描かれた短編集です。どれも短編(しかも本当に短い)で読むのが遅い人でも読みやいと思います。森絵都さんの「彼女の彼の特別な日」「彼の彼女の特別な日」が面白かったです。

  • 2013 11/17

  • 一つの出来事も、人によって見方が違う。
    これは、一つのストーリーを二人の別主人公の視点で描いた短編小説集。同じ状況でも人によって受け止めが違うことを鮮やかに見せてくれる。
    特に素晴らしいのが、唯川恵、森絵都、北村薫、伊坂幸太郎など、そうそうたる作家が、同じ形式で書いていることで、それぞれの作家の個性がよくわかること。これは新鮮だった。
    特に面白かったのは、三浦しをんと小川洋子。オススメです。

  • 森絵都さんのだけ、以前朗読したことがあって知ってたのですが。
    あ・・・っと言う間に読めちゃう、めちゃめちゃ短い本でした。
    短編集にしたって短いよ・・・
    ストーリーは好きなのもあったけど、あまりにあっけなかったので星3つ。

    いや、逆に言えば、この長さで何か残る作品を書ける人がいることに驚くべきなのかもしれませんが。
    有名どころ(だと私は思う)が揃ってます。
    好きだったのは、森絵都・北村薫・三浦しをんかな。(もともとこれらの作家が好きなだけ、ともいえる)

    1つのストーリーを2つの視点で追うっていう構成は良いと思うけど、何度も言うように、めちゃめちゃ短いのでもったいない・・。
    せめて、倍の長さあればもう少し深くなったんじゃ・・・なんて、言うのは簡単だけど。

  • ひとつのストーリーを2人の別主人公の視点で綴った、12人の作家による短編12編。

  • ひとつの出来事を、二つの違った視点から描いた、
    12人の作家さんの、12話の短編集。

    有名な作家さんばかりだから、
    少しの文字数の中に二つの展開を組み込んで、
    ストーリーを作り上げているのは流石。
    でも、やっぱり一つの話が短すぎて物足りなく感じた。

    森絵都さんと北村薫さんのお話が好きかな。

  • バラエティ豊かで楽しい。

  • どれも短くてさらっと読める。

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著者プロフィール

1968年長崎県生まれ。法政大学経営学部卒業。1997年『最後の息子』で「文學界新人賞」を受賞し、デビュー。2002年『パーク・ライフ』で「芥川賞」を受賞。07年『悪人』で「毎日出版文化賞」、10年『横道世之介』で「柴田錬三郎」、19年『国宝』で「芸術選奨文部科学大臣賞」「中央公論文芸賞」を受賞する。その他著書に、『パレード』『悪人』『さよなら渓谷』『路』『怒り』『森は知っている』『太陽は動かない』『湖の女たち』等がある。

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