Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y) (新書y 227)

著者 :
  • 洋泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862484826

感想・レビュー・書評

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  • (推薦者コメント)
    Twitterとは何か。Twitterは世界をどう変えるのか。2ちゃんねるやmixiではもう語りきれない、インターネット世界の現代を語るために必要なツール「Twitter」と、その社会への影響性を考察する。

  • 今までどれだけメデイアが情報を選別し、自分たちに都合のいい情報だけを流していたか。。。Twitterはそんな古いメディアに取って代わる0.5次情報だと。なかなか面白かった。

  • [2011.10.04]

  • ・8/20 読了.Twitterについてみんな難しく考えすぎじゃないかなぁ.何もたいそうなこと考えなくて普通に使えばいいと思うんだけど.

  • Twitterのヘビーユーザーであり、Twitter実況を実現し、ユーザーによって「Tsudaる」なる用語まで生まれた著者によるTwitter本。iPadで電子書籍版を読んでいます。

  • 『tsudaる』(twitterでイベントなどを生中継すること)の語源ともなった、津田大介氏の著作。

    twitterの概要から、著書のtwitter活用術、社会へのtwitterの影響力についてなどが述べられている。

    本書ではtwitterの持つ特徴が大きく分けて六つ挙げられていたが、個人的に気になったのは、twitterのオープン性についてである。
    通常、ウェブサービスはアクセスが伸びて成長過程にあるときは、ユーザーの満足度を高めるために、機能をどんどん増やし、サービスを肥大化させていくものである。ミクシィしかり、モバゲーしかりである。それに比べて、twitterの提供するサービスはとにかくシンプル。基本的に140字以内でつぶやくだけである。
    筆者はこのハードルの低さゆえtwitterがユーザー数を増やしていると述べる。

    本書はtwitterの概要やその特性について知りたい人はおススメ。
    twitter入門書です。
    twitterに関してある程度知識があり、より深く研究したい方は、他の書籍を読まれることを薦めます。

  • 2009年。まだ日本においてTwitterの黎明期に書かれた本です。

    確か「ウェブはバカと暇人のもの」の中で、Twitterの解説書としては非常に良いと論評されていたので、遅まきながら読んでみました。

    重要なフォーラムなどをTwitterで実況する、「tsuda」るという造語を生み出した、張本人です。

    確かに、Twitterの本質を洗い出し、わかりやすく解説してあります。

    SNSとして、Google+が真打か?という感じですが、個人的にやはり、最も使用頻度の高いインフラとしてはTwitterです。

    意図されたものかは今ひとつ不明ですが、140文字という制限が逆にモバイルとの親和性をより一層際立たせて、使い勝手の良いものにしているのでしょうか。

    各種プラグインでmixiやフェイスブック等と同期させているので、発信のベースになっています。

    あとは、属人性等によって、各SNSを使い分けると。

    ジャスミン革命やオバマ大統領の選挙ツールとしての使用などのバックボーンなども丁寧に解説しているので(今となってはソースは古いですが、最近は特に大きな事例はないようで)その可能性がわかると思います。

    印象に残ったのは、通常サービスは(mixiなどをみても)どんどんとスペックが大きくなっていくものなのに、Twitterは進化するに連れてどんどんと機能などをそぎ落としてシンプルになっていったということ。

    サードパーティなどの連携する機能やプラグインなどは多くなっていますが、Twitter本体は極限までシンプルに。

    これが使いやすさの根本なのかなと思います。

  • 一年以上前に執筆された本だが、三章のTwitterとジャー​ナリズム、政治、ビジネスとの関係は、考察は考察が鋭い。
     ジャーナリズムとの関係において、事件等発生した場合、プロの​記者による報道を1次情報とし、その前の事件現場の一般人からの​Twitterによるリアルな報道を0.5次情報と捉え、その上​でジャーナリズムがどうあるべきかを論じているところは秀逸。
     Twitterのビジネス利用につき複数のパターンに分類して​考察している点は鋭くビジネス利用者に有益。
     'tsudaる'(Twitterによる実況中継)技術の解説​は、人の話のポイントを素早く掴み方にも共通するところあり。

  • 判り切ってたけど、まだ何か収穫があるかもしれないと思って読んだが、内容の薄っぺらさに唖然。乗っかりビジネス、一発屋。たった一年前なのにこれ程中身が無いのは文が稚拙なだけではないだろう。時間を無駄にした感が半端ない。

  • いつだったか、ラジオを聞いていたんです。
    すると、こんな発言が。
    「それでは、曲のリクエストはFAX、メール、またはツイッターで、じゃんじゃん送ってきてください」
    いやあ、これは衝撃でした。
    つまるところ、電話やFAX、メールなんかの連絡手段と同列のものとしてツイッターが存在をしている。
    もちろん、一概にそう言ってしまうのは問題なわけですが、
    しかし何故ツイッターがそのように使われたのか、その解答がこの本にはありました。
    早い話が、このラジオのツイッター利用法は「リアルタイム性」に注目をした結果というわけですな。

    僕自身はツイッターを活用していないんですが、
    何か考え事をした時や面白いアイデアが浮かんだときにちょろっとツイッターでつぶやくと面白いのかも。
    さらさらメモ帳に書き込んだり、
    ケータイにメモしたりという手もないわけではないけれど、意外とめんどくさい。
    その点、ツイッターなら楽しんでできそう。
    ログとして溜まっていくのを見るのもウキウキするだろうし、
    誰かからの反応があればこんなに嬉しいことはない。
    以前、友人と「積ん読」について会話をしたときに彼は、
    「『積ん読』はその時に、そういう本に興味があったということを知るツールだ」
    というようなことを言っていたのです。
    なるほどなーととても衝撃を受けた意見だったのですが、
    ツイッターのログがそれと同様の効果を為しうるのではないかという期待はできそう。
    ただ、そうした際に「コミュニケーションツールとしてのツイッター」と
    「アイデアの層を積み上げるツールとしてのツイッター」という両立は難しいのかも?
    ぐちゃぐちゃといろいろなつぶやきが層を成しているというのは
    見ていても混乱するだけかもしれない。

    いずれにせよ、ツイッターの使い方をアレコレ思案するだけでも、だいぶ楽しそう。
    ああ、それから僕もtsudaってみたいなあ。

    そういえば、津田さんがこないだ、NHK『ようこそ先輩』に出演していたのは驚いた。
    金髪の兄ちゃんがああいう場に出るってなんか違和感。イイ意味で。


    【目次】
    はじめに
    第1章 ツイッターとは何か?
    第2章 筆者のツイッター活用術
    第3章 社会に広がるツイッター・インパクト
    スペシャル対談 勝間和代×津田大介
     つぶやく力―ツイッターの可能性を探る
    おわりに

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著者プロフィール

1973年、東京都生まれ。ジャーナリスト、メディア・アクティビスト、「ポリタス」編集長/「ポリタスTV」キャスター。著書に『情報戦争を生き抜く』『ウェブで政治を動かす! 』(ともに朝日新聞出版)など。

「2023年 『宗教右派とフェミニズム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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