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十日間の不思議 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-1)
- エラリイ・クイーン
- 早川書房 / 1976年4月1日発売
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作家シリーズ長編。
孤島ものと言うには(著者も言うように)華々しくは無いが、烏舞う謎多き烏島はどこか沢山の目から見張られているような、暗示されて居るような、どこか不思議な感覚がした。
そんな雰囲気の島の中で子供達の存在が際立って癒しに感じます。
アリスや火村センセと戯れてる場面では思わず口に笑みを零しながら和みました。
この作がいまいち食指が動かなかったのは、多分土台にある物が好きでは無かったのが原因だとは思います。
謎やトリックなどもインパクトは有るんだろうが、苦手な私にはやや単調に感じた。
2011年6月27日
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悪霊島(上) 金田一耕助ファイル19 (角川文庫)
- 横溝正史
- KADOKAWA / 1981年5月15日発売
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フランス白粉の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ク 3-34)
- エラリイ・クイーン
- 早川書房 / 1983年4月1日発売
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ノンシリーズ短編集。
16編も入っておりどれもテイストが違い味はあるが、ゴチャゴチャした印象も。
個人的には『Cの妄想』が自分が常々思ってる事と重なって驚きました。
人は誰でも登場人物であり、神は小説家であるような気がしてなりません(笑)他は『迷宮書房』や『猛虎館の惨劇』が好きです。
2010年10月27日
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女王国の城 (創元クライム・クラブ)
- 有栖川有栖
- 東京創元社 / 2007年9月1日発売
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学生シリーズ4作目。
分厚いが、UFO物(?)のジャンルをなかなか読まないので新しい知識を仕入れつつ楽しく読みました。
EMCメンツが動き回り、ハラハラしつつ内容としても満足です。
団結力と言うか仲良しさが出ていて素敵でした。
それにしても、閉鎖された場所での常識って言うのは怖いなぁと思いました。
2010年10月30日
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エルマーと16ぴきのりゅう (世界傑作童話シリーズ)
- ルース・スタイルス・ガネット
- 福音館書店 / 1965年9月30日発売
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エルマー最終巻。
再び会うエルマーとりゅう。
りゅうの魅力ある家族が出てきたり(挿絵が素敵でした)、名前が発覚したりと前二作ではエルマーに重点でしたが今作はりゅうにも沢山のスポットライトが。
相変わらずエルマーは頭の良い作戦を実行し、それを成功させていますね。
ワクワクや友情、冒険を描き、子供向けとは言え侮れない。
名作はやはり名作です。
2011年1月10日
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エルマーとりゅう (世界傑作童話シリーズ)
- ルース・スタイルス・ガネット
- 福音館書店 / 1964年8月15日発売
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前作と違い、冒険と言うワクワク感じではないですがほのぼのした一冊。
りゅう可愛いなぁ。
癒されます。
個人的に竜と言うとゴツいイメージがありますが(ハリポタ的な凶暴そうな、笑)この子は子供らしさもプラスして愛らしい。
無事エルマーは家に帰れましたし、二人ともお疲れ様!
次作がどういう内容かすっかり忘れてるので続きも楽しみだ。
2011年1月9日
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エルマーのぼうけん (世界傑作童話シリーズ)
- ルース・スタイルス・ガネット
- 福音館書店 / 1963年7月15日発売
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何だか急に読みたくなったので、懐かしいなぁと思いつつ。
内容としてはエルマーがりゅうを助ける冒険譚。
猛獣達が多くいる島をねこの助言の品物とエルマーの機転で乗り切り、りゅうを助け出すのは気持ちが良いくらい!
ガムに夢中になるとらや、三つ編みに喜ぶライオンを微笑ましく思いながら童心に帰った気持ちで楽しめました。
2011年1月9日
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摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ)
- 島田荘司
- 東京創元社 / 2005年10月1日発売
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大仕掛けが圧巻な一冊。
作途中の不可思議さ、ハラハラさせるラスト。
若干頭を捻る部分もあるがそれを抜かしても面白い。
摩天楼の怪人の思いの強さに圧倒された。
現在よりも過去編(?)が個人的に好きです。
全体的に過去の事件なので遡っている御手洗側よりも、その当時のミューラー側の方が雰囲気が出ていて良い。
ハワード氏は随分と不憫ですが。
2010年12月28日
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このミステリーがすごい! 2011年版
- 『このミステリーがすごい!』編集部
- 宝島社 / 2010年12月10日発売
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最近、お気に入りの作家さんばかり手に取ってしまうので新規開拓の参考書として。
沢山のオススメされた本の粗筋を読み興味を持つ作品もチラホラ。
メモを片手に本屋や図書館を巡りたいと思います(実はランキング入りのもの一冊も読んでいないというダメっぷり…)
隠し玉で来年予定にニヤニヤしつつ、本って良いなと再確認(笑)巻末短編集はなんとも読みにくかった、が正直な感想。
2010年12月22日
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青空の卵 (創元推理文庫)
- 坂木司
- 東京創元社 / 2006年2月23日発売
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ひきこもり探偵シリーズ。
とりあえず、坂木くんも鳥井も落ち着けと言うのがまず感想(笑)
形式は日常ミステリで読みやすく面白い。
坂木さんの本は登場人物が生き生きしてると言いますか…良いですね。
人々かがそれっきりではなく、また登場し後日談のようになっているのもまた魅力的です。
2010年11月4日
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今はもうない (講談社ノベルス)
- 森博嗣
- 講談社 / 1998年4月2日発売
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S&Mシリーズ八作目。
再読なので色々と分かっている上で読みましたが、面白いですねぇ。
恋愛色が濃く、ミステリ以外の要素に目が行ってしまいますがシリーズ内でも好きな一冊です。
散りばめられた数々の暗示(布石?)にニヤニヤしながら初読の際は首を傾げた違和感も二回目ならではで楽しめました。
2010年10月24日
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砂の妖精 (福音館古典童話シリーズ 29)
- イーディス・ネズビット
- 福音館書店 / 1991年10月24日発売
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山伏地蔵坊の放浪 (創元クライム・クラブ)
- 有栖川有栖
- 東京創元社 / 1996年4月1日発売
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