さよならもいわずに (ビームコミックス)

著者 :
  • エンターブレイン
3.49
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本棚登録 : 1309
感想 : 183
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047266025

感想・レビュー・書評

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  • 妻を亡くした漫画家の夫の、書ききる覚悟を感じる、すごく重い話だった。絵は好みとは対極だけれど、伝わってくるものはすごい。
    表紙と中の絵にギャップがありすぎる気がする。

  • 自分がまだ感じたことのない圧倒的な絶望。私には重すぎた。
    覚悟と決意を持って、最愛の奥さんの死を描いている。
    一般の書店に並ぶような商業的な雑誌で、ここまで生々しく重厚な私的ドキュメントを連載して、さらに完成させたのがすごい。

    作者の画風を知らなかったので、あっさりとデザインされた表紙の装丁には若干違和感を感じる。

  • 電車で読みながら涙を堪えるのが大変だった。
    家で読んで大泣きした。

    お互い体に気をつけて長生きしましょう。

  • ★4に近い3.5。出だしからいきなり来る。ここまで作者の思いがダイレクトに伝わる漫画も珍しい。もう少しフィーリングが合えば涙が止まらなかったかも。数年前に祖父を亡くした時の気持ちに近い。最初は綺麗に引いてあった枠線が途中からナヨナヨになる。涙で。
    日本の漫画は本当に色々なジャンルがあって成熟してるなぁと改めて思う。

  • 体の奥からなんかごこご!っと
    衝撃のある漫画でした。

    大切な人を失くす作者が様々な表現で
    伝わる、痛いほど。

    漫画としての表現でできること、到達点なのではないかと思うくらい。

    とても良い漫画です、絶対にオススメ。

  • 妻に感謝!

  • 『ギャグ漫画大喜利バトル』で初めて上野先生の顔を知って、書店でこの漫画を発見して、ああ、あの方のマンガかと思い、手に取りました。

    内容が重そうだったのでやられそうでしばらく買うのをためらいましたが、
    3回目ぐらいに見かけたときにまあ大丈夫かなあと思い購入。

    絵がゆがんでいたりして、引用もあったりして、
    ぐらぐらするのですが、それが心情とあっていて、ぐらぐらと心に響いてきました。

    ちかしい人が死ぬというのは、簡単なことではないという知っているけど忘れていることを知らせてくれる作品です。

  • 最愛の奥様を亡くした作者の方がその体験を漫画化。
    感動するとかそういう類の作品ではなく、本当にこの方の実体験を克明に記した漫画です。
    あまりに内容がパーソナルすぎて読むのがつらかったです。

  • 身近な人が亡くなったときのことを事細かに描いている。
    絵が残念。

  • 始まって数ページで死んでしまう奥さん。
    奥さんに対する愛情が、ひたすら切ない。

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著者プロフィール

心底しょうもないネタをあらゆる技法を駆使し圧倒的なクオリティで描く、非経済的なギャグ漫画家。1983年「週刊少年チャンピオン」からデビュー。以後各誌で『朝日のようにさわやかに』『帽子男は眠れない』『ひまあり』『五万節』などを発表。2011年『さよならもいわずに』が文化庁メディア芸術祭で推薦作品に選出。1998年から「月刊コミックビーム」で『夜は千の眼を持つ』を連載中。近著に『ギャグにもほどがある』『いちマルはち』『暇なマンガ家が「マンガの描き方本」を読んで考えた「俺がベストセラーを出せない理由」 』など。

「2016年 『夜の眼は千でございます 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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