意識のリボン

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087711288

感想・レビュー・書評

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  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00581814

    人生に起こる浮き沈みはすべて、学びの過程──。娘、妻、母、呼び名は変われど私は私。
    さまざまな女性の人生に寄り添う8つの物語。

    「私は絶対長生きするからね」母を亡くした20代半ばの真彩は、父にそう誓ってすぐ交通事故に遭ってしまう。激痛の中、目を開けると自分の身体を見下ろしていて!?「意識のリボン」結婚を控えた27歳の妹の引っ越しを手伝っていると、全裸の妹が女同士で寝そべっている写真が出てきた。驚く私に妹は!?「履歴の無い妹」娘、妻、母──。様々な女性の人生に寄り添うように心の動きを描き切る短編集。(出版社HPより)

  • 小説ともエッセイともとれる語り口。
    個人的には履歴の無い妹がすき。

  • 短編集。
    エッセイなのか私小説なのか、曖昧な作品がほとんど。
    どの作品もそれなりに前向きに人生を肯定していく。
    「意識のリボン」は臨死体験の話。
    一番小説らしかった。
    (図書館)

  • 表紙が可愛くて読んでみたくなった。
    小説ではなくエッセイ?
    岩盤浴にて は共感できるところもあった。
    声の無い誰か はこわかった。
    また今度、綿矢さんの別の本も読んでみようかな。

  • 綿矢さんの本読むの蹴りたい背中以来。私小説の中でスマホ、とかSNS、とか出てくるのがあまり得意じゃない(現実に戻される気がして)なと改めて思った。あと社会に対する怒りとか描かれてるのも苦手。現代への風刺が垣間見得る作家さんは苦手なんだなあとしみじみ。

  • おお?なんかいつもの綿矢節じゃない短編集だったな・・・なんでだろ雰囲気?

  • 短編集と書いてあったけど、エッセイ?読後感が、エッセイそのもの。

  • 『声の無い誰か』が引き込まれた。

  • 岩盤浴での受動的人間観察、ささやかな願いのつもりの相談要望の副流煙的ストレスな一文、出生前記憶と臨死体験等、八編。自分が体験したかのような滑らかな寄り添いで、ありふれたことを丁寧に取り出して、特別には磨かず、でもふっと息を吹き掛けるよう。ふわふわさらさらした、のどかな柔らかさ。全く負担なく読める。

  • 老いた証拠は身体にだけ残して、
    心は颯爽と、次の宇宙へ、べつの銀河へ。
    可能性はいつだって、
    外ではなく自分の内側に埋まっている。
    _________【こたつのUFO】__________________

    それぞれの 女性 の 短編集。
    その頭ん中の表現力といったら。
    乙女な装丁に騙されるべからず。
    短編集だけど、エッセイのような、
    エッセイではないような不思議さ。
    【こたつのUFO】は特におもしろい表現で、
    吹き出しながら読了 ◯

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著者プロフィール

小説家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

綿矢りさの作品

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