ピクサー流 創造するちから――小さな可能性から、大きな価値を生み出す方法

  • ダイヤモンド社
4.25
  • (124)
  • (93)
  • (43)
  • (6)
  • (1)
本棚登録 : 1691
感想 : 109
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478016381

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 実用的で教養深く感動的なマネージメントの物語

  • 大抵会社経営者の本なんて面白くないけどこれはぐんぐん読めて面白かった

  • 編集長黒川さん

  • ピクサーのお話。評価が高い通り、非常にいろんな要素が詰まった名著。時間があるときにまたゆっくり読んでみたい。

    <メモ>
    ・問題は必ず起こると思って仕事をすること。問題の多くは隠れて見えないが、明るみに出す努力をすること。問題にぶち当たった時は全社全精力をあげてその解決に当たること。
    ・いいアイデアといいスタッフどちらが大切か。それはスタッフ。本当に重要なのはそうした人同士の相互作用。チームとしてのパフォーマンスが重要。いいアイデアよりも適切な人材と適切な化学反応を得ることの方が重要。

    ・学んだ教訓を集約すること
    ・水平展開をすること
    ・わだかまりを残さないこと
    ・反省会の「予定」が反省を促す
    ・次につなげること
    ・ミスを防ぐためのコストの方が、ミスに対処するコストよりもはるかに高くつく場合が多い。
    ・常に目に見えない問題を明るみに出し、その本質を理解する努力をしなければリーダーの資格はない。
    ・リスクを回避することはマネジャーの仕事出なくリスクを侵しても大丈夫なようにすることがマネジャーの仕事。
    ・失敗は新しいことをするときに必要な成り行き。
    ・信頼は相手が失敗しても信じること。
    ・早く頻繁に人似見せること。
    ・限界を課すことで創意工夫が促進される場合がある。
    ・並外れて困難な問題に取り組むことで新しい考え方が生まれる。
    ・素晴らしいアイデアが生まれるには素晴らしくない段階が必要。

  • ジョブスを含め、仲間と会社のどちらが人生にとって大切かを説いてくれる。

    考えれば考えるほど奥深い内容で構成されている。

  • ピクサーがクリエイティブであり続けるためのリーダーシップがわかる良書。

  • 不安に陥ったスタッフを動かすには、”だます”
    「本当にやったら大がかりな変更になるけど、試しに想像してみて」とか、「このとおりにやろうと思っているわけじゃないけど、ちょっと話だけ聞いてもらえるかな」などと言って、話しているだけ、ふざけているだけで、何もしないふりをする。そうしているうちに、これだという新しいアイデアが浮かんだらスタッフもヤル気になり、進んで変更に取り組むようになる。

    目標はゆるく、意志は固く

    自分の選んだ方向が間違っていなかったかを気にして立ち往生するより、思い切りのよさと、最初の判断を誤りだとわかったときに自分を許すことの方が大事

    問題を解決する「正しい」方法にではなく、実際に問題を解決することに専念することが重要

    リーダーの本当の謙虚さは、自分の人生や事業が目に見えない多くの要因によって決定づけられてきたことを理解することから始まる。

    信頼とは、相手が失敗しないことを信じるのではなく、相手が失敗しても信じることである

  • No.825

  • めちゃくちゃ良書。映画を作るというクリエイティブな工程を、組織の文化と仕組みで属人化しないやり方へと確立していく様がものすごい。

  • 元々、昨年に上下巻あるスティーブジョブズの伝記を読んで、ピクサーにも興味があり、映画も何本か見ていたこともあったから本著を手にとってみた。
    ビジネス書の類は大体熱意一辺倒だったり効率主義だったりで、学ぶことはあっても面白いと思うものは少ない。この著書はピクサーの歴史とともに経営学が語られる点において、経営哲学に物語があるため読んでいて面白いと感じられた。
    本著の著者エドキャットムルについては、よくここまで神経質に、しぶとく、問題に対峙できる人間だなといった印象である。組織、人に係る問題は最適解というものがないためか、常に思考していて、気が休まる感じがしない。本著だけ読んでいると、常に部下に目を配っていて、海外に多いワンマン経営者とは、違うんだなと感じてしまうが、スティーブジョブズと意見がぶつかって、どちらも折れなかったら、自分の意見でとりあえず進めるあたりかなり強かな人だと感じられた。
    ピクサーは今の所、商業的に大ゴケした作品はないと思う。今後今のやり方をしていてもなお、商業的に上手くいかなくなった時、エドキャットムル、ジョンラセターがどのような手腕を発揮するのか。そこがとても気になった。

全109件中 51 - 60件を表示

石原薫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×