- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575236958
作品紹介・あらすじ
太宰治の未完の絶筆「グッド・バイ」から想像を膨らませて創った、まったく新しい物語。1話が50人だけのために書かれた「ゆうびん小説」が、いまあなたのもとに。
感想・レビュー・書評
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最初は繭美が傍若無人すぎてすごく感じ悪いんだけど、星野との会話やお別れする女性達とのやり取りを一つずつ読み進めていくうちに何だか嫌悪感が薄らいだ。星野がこの後どうなるのか気になる。
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女版陣内…かもな
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連作短編集。とある「バス」に乗せられることになった主人公は、乗せられる前に、5股をかけていた女性にそれぞれにお別れを告げることを了承してもらう。この5人の女性がみんな魅力的で、一彦のクズさも薄らいでいく。このバスに乗せられるその先に一彦が待ち受ける未来を考えると、苦しい感じになる。主人公を最後まで応援した。
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2026.09.22
じゅせんどー 長すぎる 3時間待ち
浮気男の星野
謎のバスに乗せられるため
5人の女と別れる
巨大な女 繭美
言葉が悪い
1
ラーメン大食いチャレンジ
成功したらお別れ
2
子連れのシングルマザー
3
ロープを使いこなす女
4
ガンになる女
5
女優の女
それぞれの話は面白く
すんなり入ってきた
最後の面白みに欠けたため★3
繭美は結局星野を助けたのか否か
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主人公が5人の女性に別れを告げていく話ですが、主人公と監視役が終始憎めず、おもしろかったです。5人の女性も全員魅力的でした。
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伊坂さんらしい言い回しが多々有り楽しく読めました、
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不思議な小説だった。
内容も展開も予測不可能で「?」のまま進み、終わる。
でも、訳がわからないというのではなく、良い話で、伝えたいことは伝わる。うまく言えないけど、優しい気持ちになる。
主人公が星野一彦で、彼を監視する大柄な女性が繭美で、5人の星野君の彼女たちの名前は和風名月が使われているのでそこに暗喩や何かのヒントや意味や意図があるのかな〜。
例えば繭は中の動物を包み込んで保護するもの。監視と言いながら星野君を助けて守る役割を示唆してる。星野君より大きいところとか。
星と月にも何かある気がするけど無知だからパッと結びつかない。
とにかく、破茶滅茶だけど意味があって、伊坂さんらしい展開で、面白かったです。