気分がスカッとする!おすすめ格闘マンガ10選【前編】

こんにちは、ブクログ通信です。

外出自粛が続いたことでお友達と会う機会も減り、お家で一人で過ごすことが増えたのではないでしょうか。一人の時間は自由で気楽な反面、少し寂しいですよね。

そこで今回は、そんな気分をスカッとさせる格闘漫画をご紹介いたします!前編、後編と10選でまとめましたので、ぜひこの機会に手に取ってみてくださいね。

1.板垣恵介『グラップラー刃牙』(少年チャンピオン・コミックス)

グラップラー刃牙 1 (少年チャンピオン・コミックス)
板垣恵介『グラップラー刃牙 1 (少年チャンピオン・コミックス)
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あらすじ

武器以外なら反則アリの「地下闘技場」の無敗チャンピオン・範馬刃牙は、地上最強の生物と呼ばれる父・範馬勇次郎を倒すべく、戦いの日々を送っていた。そんな中、刃牙がその実力を高く評価する神心会の総帥・愚地独歩が範馬勇次郎と対戦するが、そこで勇次郎は圧倒的な力を見せつけて……。

おすすめのポイント!

ご紹介するまでもありませんが、みなさんご存知の板垣恵介さんの大人気漫画『刃牙』第1シリーズです。シリーズ累計発行部数は8500万部を突破しており、今でも根強い人気を誇っています。格闘漫画好きの方には、もはや名実ともに原点にして頂点と言えるほどの作品でしょう。脇を固めるキャラクターも個性的で、キャラクターごとの外伝も多く出ています。独特の言い回しが癖になる「刃牙語録」も人気の一つであり、長年親しまれている『週刊少年チャンピオン』を代表する看板漫画です。

板垣恵介さんの作品一覧

2.佐藤タカヒロ『バチバチ』(少年チャンピオン・コミックス)

バチバチ 1 (少年チャンピオン・コミックス)
佐藤タカヒロ『バチバチ 1 (少年チャンピオン・コミックス)
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あらすじ

暴力事件で角界を追放された名大関・火竜。その息子の鮫島鯉太郎は、火竜亡き後に彼の友人に引き取られ、不良少年ながら一人相撲の稽古に励んでいた。そんな中、大相撲巡業の土俵で幕下力士を倒したことで、空流部屋に入門することになった鯉太郎。だが同時に、火竜のライバルの元横綱・虎城の息子も父のいる虎城部屋へ入門し……。

おすすめのポイント!

長きに渡って連載された『バチバチ』シリーズですが、作者・佐藤タカヒロさんが2018年にお亡くなりになられたことで、残念ながら最終シリーズは未完での終了となりました。ですが、ファンの間では今なお読み継がれている人気漫画です。ヤンキー漫画としての要素もありつつ、相撲の奥深さや魅力が全面に押し出された作品となっています。キャラクターそれぞれが個性的で、真っ向勝負型の主人公と全く相反した、知略型のライバルキャラも良い味を出しています。土俵の上で激しくぶつけ合う熱気に、自ずと読み手側の心も熱くなることでしょう。

佐藤タカヒロさんの作品一覧

3.サンドロビッチ・ヤバ子『ケンガンアシュラ』(裏少年サンデーコミックス)

ケンガンアシュラ (1) (裏少年サンデーコミックス)
ケンガンアシュラ (1) (裏少年サンデーコミックス)
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あらすじ

56歳の冴えないサラリーマン・山下一夫はある日、巨額のマネーをかけた企業同士が、雇った闘技者を戦わせビジネスを決める「拳願仕合(ケンガンジアイ)」の存在を知ってしまう。そんな一夫にある任務が下る。それは、一夫の会社が雇う闘技者・十鬼蛇王馬の世話係をするというもので……!?

おすすめのポイント!

作中の格闘シーンは、格闘技経験者でもあるサンドロビッチ・ヤバ子さんと本作の担当編集者・小林翔さんが、実際に組み手で検証をし描写されているそうで、臨場感のある本格格闘漫画となっています。雇われた格闘者たちは、ボクサーやプロレスラーといった一般的な格闘家から、暗殺者、死刑囚、牧師などの変わり種まで様々で、個性的すぎるキャラクターたちの独特な異種格闘戦に、見ていて飽きることがありません。続編の『ケンガンオメガ』も併せておすすめです。

サンドロビッチ・ヤバ子さんの作品一覧

4.森恒二『ホーリーランド』(Jets comics (846))

ホーリーランド (1) (Jets comics (846))
森恒二『ホーリーランド (1) (Jets comics (846))
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あらすじ

ひ弱ないじめられっ子の高校生・神代ユウは、家にも学校にも居場所がなく夜の街にいた。そんなある日、本屋でボクシング本を見つけたユウは人知れずトレーニングを開始し、数ヶ月後には夜の街で絡んできた不良達を倒し、ヤンキー狩りと恐れられるようになった。噂を聞きつけた不良や格闘家達の相手をする内に、さらに実力をあげたユウは、夜の街の路上のカリスマとも言える存在になってゆき……。

おすすめのポイント!

格闘愛好家として知られる森恒二さんの人気漫画です。本作は一見ヤンキー漫画に分類されそうですが、ひ弱だった主人公がボクシングの強さを手に入れ、ヤンキーや格闘家を次々と相手してゆく様は格闘漫画といって遜色ありません。作中では、森さん自身の体験談からも語られる格闘シーンの解説が挿入されており、ボクシングのみならず、柔道や空手などあらゆる格闘技や拳法の豆知識を知ることができます。強さを手に入れながらも、元いじめられっ子が故の心の弱さと衝突する主人公の葛藤や人情劇にも注目です。

森恒二さんの作品一覧

5.山田俊明『東京決闘環状戦』(ゼノンコミックス)

東京決闘環状戦 (1) (ゼノンコミックス)
山田俊明『東京決闘環状戦 (1) (ゼノンコミックス)
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あらすじ

戦後、焼け野原となった日本は、腕っぷしのみで成り上がれた。米国は統治のため、山手線各駅を代表する権力者に「用心棒」を配置させ、用心棒同士によるトーナメント「決闘環状戦」で権力抗争を沈静化させる。長らく膠着状態が続いていたが、2020年「高輪ゲートウェイ駅」の開場により、決闘の火蓋が切って落とされた!神田駅を受け持つ安田鯉之助は、街の存続のため戦いに身を投じるのだった。

おすすめのポイント!

山手線の各駅を代表する「用心棒」たちによるタイマン格闘漫画です。神田駅の用心棒で江戸っ子気質の主人公をはじめ、無駄が嫌いなビジネスマンの品川代表、パンダを愛しすぎるが故に自身もパンダになった上野代表などなど、かなりクセ強めの個性的なキャラクターたちが熱いバトルを繰り広げます。そのインパクトに思わず笑いが込み上げますが、迫力満点でスピーディーな格闘シーンからは目が離せなくなります。「押宇(おう)」「押羅(おら)」「殴雄押殴雄(おおおおお)」といった、主人公の独特な掛け声も印象的です。

山田俊明さんの作品一覧

おわりに

今回は、気分がスカッとする!おすすめ格闘漫画をご紹介しました!
気になる作品には出会えましたか?ぜひ読書生活の参考にしてくださいね!
後編もお楽しみに。