ブクログユーザーさんの「2024年私が読みたい」ベスト本!

こんにちは、ブクログ通信です。

ブクログが毎月開催している「ブックリスト特別企画」から、ブクログユーザーのみなさんにお寄せいただいた素敵なブックリストの中で、特に人気の高かったベスト本をご紹介!

今回は、1月に開催した「#2024年私が読みたい本3選」からの上位10作品です!

また今回から、これまで何度も上位入りした作品たちは、殿堂入りとして末尾にまとめさせていただきました。ぜひ、最後までチェックしてみてくださいね。

ブクログユーザーさんベスト本10選

湊かなえ『人間標本』
凪良ゆう『星を編む』
宮島未奈『成瀬は信じた道をいく』
多崎礼『レーエンデ国物語』
加藤シゲアキ『なれのはて』
青山美智子『リカバリー・カバヒコ』
東野圭吾『あなたが誰かを殺した』
井上真偽『アリアドネの声』
伊坂幸太郎『777 トリプルセブン』
川上未映子『黄色い家』
殿堂入りの作品たち

1位:湊かなえ『人間標本』

人間標本
湊かなえ『人間標本
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内容紹介

蝶の目に映る世界を欲した私は、ある日天啓を受ける。あの美しい少年たちは蝶なのだ。その輝きは標本になっても色あせることはない。5体目の標本が完成した時には大きな達成感を得たが、再び飢餓感が膨れ上がる。今こそ最高傑作を完成させるべきだ。果たしてそれは誰の標本か。

著者:湊かなえ(みなと・かなえ)さんについて

1973年広島県生まれ。2007年『聖職者』で「小説推理新人賞」を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビューする。2012年『望郷、海の星』(『望郷』に収録)で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞する。主な著書は、『ユートピア』『贖罪』『Nのために』『母性』『落日』『カケラ』等。23年、デビュー15周年書き下ろし作『人間標本』を発表する。

湊かなえさんの作品一覧

2位:凪良ゆう『星を編む』

星を編む
凪良ゆう『星を編む
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内容紹介

花火のように煌めいて、届かぬ星を見上げて、海のように見守って、いつでもそこには愛があった——。愛の果て、そして、その先を描く、新しい愛の物語。

著者:凪良ゆう(なぎら・ゆう)さんについて

1973年生まれ、京都市在住。2007年、BLジャンルの初著書が刊行され、デビュー。17年『神さまのビオトープ』を刊行し、高い支持を得る。19年『流浪の月』と『わたしの美しい庭』を刊行。20年『流浪の月』で「本屋大賞」を受賞する。同作は、22年に実写映画化された。20年『滅びの前のシャングリラ』で、2年連続「本屋大賞」ノミネート。22年『汝、星のごとく』で、第168回「直木賞」候補、「2022王様のブランチBOOK大賞」「キノベス!2023」第1位に選ばれ、話題を呼ぶ。翌年、同作の続編にあたる『星を編む』を刊行した。

凪良ゆうさんの作品一覧

3位:宮島未奈『成瀬は信じた道をいく』

成瀬は信じた道をいく
宮島未奈『成瀬は信じた道をいく
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内容紹介

成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!?

著者:宮島未奈(みやじま・みな)さんについて

1983年静岡県生まれ、滋賀県大津市在住。京都大学文学部卒。2018年、宮島ムー名義の『二位の君』で、第196回「コバルト短編小説新人賞」を受賞する。2021年『ありがとう西武大津店』で第20回「女による女のためのR-18 文学賞」大賞、「読者賞」、「友近賞」をトリプル受賞。同作を含む『成瀬は天下を取りにいく』がデビュー作。

宮島未奈さんの作品一覧

4位:多崎礼『レーエンデ国物語』

レーエンデ国物語
多崎礼『レーエンデ国物語
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内容紹介

母を失った領主の娘・ユリアは、親族から逃げ出すように冒険の旅に出る。呪われた地・レーエンデで出会ったのは、琥珀の瞳を持つ寡黙な射手・トリスタン。ユリアはレーエンデに魅了され、やがて帰るべき場所を得た。そんな時、建国の始祖の予言書が争乱を引き起こし、レーエンデを守るためユリアは戦いの渦中へと足を踏み入れる。

著者:多崎礼(たさき・れい)さんについて

2006年、『煌夜祭』で第2回「C・NOVELS大賞」を受賞しデビュー。著書に、『<本の姫>は謳う』『血と霧』シリーズなど。

多崎礼さんの作品一覧

5位:加藤シゲアキ『なれのはて』

なれのはて
加藤シゲアキ『なれのはて
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内容紹介

報道局からイベント事業部に異動したテレビ局員の守谷京斗は、異動先で出会った吾妻李久美から、祖母に譲り受けた作者不明の不思議な絵を使い、「たった一枚の展覧会」を企画したいと相談される。絵の裏には「ISAMU INOMATA」と署名があるだけで、画家の素性は一切わからない。謎の画家の正体を探り始めると、秋田のある一族が、暗い水の中に沈めた業に繋がっていた。

著者:加藤シゲアキ(かとう・しげあき)さんについて

1987年生まれ大阪府出身。青山学院大学法学部卒。NEWSのメンバーとして活動しながら、2012年1月に『ピンクとグレー』で作家デビュー。以降『閃光スクランブル』『Burn.-バーン-』『傘をもたない蟻たちは』『チュベローズで待ってる(AGE22・AGE32)』 とヒット作を生み出し続ける。2020年刊行の『オルタネート』で、21年に第164回「直木三十五賞」候補、第42回「吉川英治文学新人賞」受賞、第18回「本屋大賞」第8位、第8回「高校生直木賞」を受賞。アイドルと作家の両立が話題を呼んでいる。

加藤シゲアキさんの作品一覧

6位:青山美智子『リカバリー・カバヒコ』

リカバリー・カバヒコ (文芸書・小説)
青山美智子『リカバリー・カバヒコ (文芸書・小説)
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内容紹介

公園の古びたカバの遊具「カバヒコ」。彼に触れると、治したいところが回復するという——。「大丈夫。私たちはきっとリカバリーできる。」誰もが抱く小さな痛みにやさしく寄り添う、青山美智子さんワールドの真骨頂。

著者:青山美智子(あおやま・みちこ)さんについて

1970年愛知県生まれ。横浜市在住。大学卒業後、シドニーの日系新聞社で記者として勤務。2年間のオーストラリア生活ののち帰国し、上京。出版社で雑誌編集者を経て、執筆活動に入る。第28回「パレットノベル大賞」佳作を受賞。デビュー作『木曜日にはココアを』が、第1回「宮崎本大賞」を受賞する。『お探し物は図書室まで』で2021年「本屋大賞」2位に、『赤と青とエスキース』で2022年「本屋大賞」2位に選ばれる。他の著書に、『鎌倉うずまき案内所』『ただいま神様当番』『月曜日の抹茶カフェ』『マイ・プレゼント』(U-ku氏との共著)『月の立つ林で』『リカバリー・カバヒコ』等がある。

青山美智子さんの作品一覧

7位:東野圭吾『あなたが誰かを殺した』

あなたが誰かを殺した
東野圭吾『あなたが誰かを殺した
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内容紹介

閑静な別荘地で起きた連続殺人事件。遺された人々は真相を知るため「検証会」に集う。現れたのは、長期休暇中の刑事・加賀恭一郎だった。愛する家族が奪われたのは偶然か、それとも必然か。

著者:東野圭吾(ひがしの・けいご)さんについて

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

東野圭吾さんの作品一覧

8位:井上真偽『アリアドネの声』

アリアドネの声
井上真偽『アリアドネの声
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内容紹介

巨大地震が発生した。地下に取り残された女性は、目が見えず、耳も聞こえない。光も音も届かない絶対的迷宮。生還不能まで6時間。想像の限界を超えるどんでん返しの結末とは?

著者:井上真偽(いのうえ・まぎ)さんについて

神奈川県出身。東京大学卒業。『恋と禁忌の述語論理』で第51回「メフィスト賞」を受賞。第2作『その可能性はすでに考えた』は、各評論家諸氏などから大絶賛を受ける。同作は、2016年度第16回「本格ミステリ大賞」候補に選ばれた他、各ミステリ・ランキングを席捲。続編『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』でも「2017本格ミステリ・ベスト10」第1位を獲得した他、「ミステリが読みたい!2017年版」「このミステリーがすごい!2017年版」「週刊文春ミステリーベスト10 2016年」にランクイン。さらに2017年度第17回「本格ミステリ大賞」候補と「読者に勧める黄金の本格ミステリー」に選ばれる。また同年「言の葉の子ら」が第70回日本推理作家協会賞短編部門の候補作に。他の著書に『探偵が早すぎる』がある。

井上真偽さんの作品一覧

9位:伊坂幸太郎『777 トリプルセブン』

777 トリプルセブン
伊坂幸太郎『777 トリプルセブン
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内容紹介

『マリアビートル』では新幹線から降りられなかったが、今度は東京の超高級ホテルから出られない……!?世界で一番不運な殺し屋が、また騒動に巻き込まれる!伊坂幸太郎さん、2年ぶりの完全書き下ろし!

著者:伊坂幸太郎(いさか・こうたろう)さんについて

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

伊坂幸太郎さんの作品一覧

10位:川上未映子『黄色い家』

黄色い家 (単行本)
川上未映子『黄色い家 (単行本)
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内容紹介

17歳の夏、親もとを出て「黄色い家」に集った少女たちは、生きていくためにカード犯罪の出し子というシノギに手を染める。危ういバランスで成り立っていた共同生活は、ある女性の死をきっかけに瓦解し……。人はなぜ罪を犯すのか?

著者:川上未映子(かわかみ・みえこ)さんについて

大阪府生まれ。2007年、デビュー小説『わたくし率イン 歯ー、または世界』で第1回「早稲田大学坪内逍遥大賞」奨励賞受賞。2008年、『乳と卵』で第138回「芥川賞」を受賞。2009年、詩集『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』で第14回「中原中也賞」受賞。2010年、『ヘヴン』で平成21年度「芸術選奨文部科学大臣新人賞」、第20回「紫式部文学賞」受賞。2013年、詩集『水瓶』で第43回「高見順賞」受賞。短編集『愛の夢とか』で第49回「谷崎潤一郎賞」受賞。2016年、『あこがれ』で「渡辺淳一文学賞」受賞。「マリーの愛の証明」にてGranta Best of Young Japanese Novelists 2016に選出。2019年、長編『夏物語』で第73回毎日出版文化賞受賞。他に『すべて真夜中の恋人たち』や村上春樹との共著『みみずくは黄昏に飛びたつ』など著書多数。その作品は世界40カ国以上で刊行されている。

川上未映子さんの作品一覧

殿堂入りの作品たち

方舟

方舟

著者 : 夕木春央

講談社

発売日 : 2022年9月8日

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ブクログユーザーさんが選ぶ「2024年私が読みたい」ベスト本、どれも素敵な作品ばかりでしたね。
ぜひ、みなさんの読書生活の参考にしてくださいね!