政治の修羅場 (文春新書)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166608645

感想・レビュー・書評

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  • 2022年11月読了。政治家の著作は時間経ってから読むほうが面白い。これも2012年6月に発行され、10年が経っている。
    この本の最後には「いつの日か、鈴木宗男をみろ、鈴木宗男の後ろ菅義偉を見よう、私はこう言わしめる結果を残したい。だから人生は、死ぬまで闘いだと思っている。」とある。前段はともかく、死ぬまで闘いだと思っていることは今現在のあり方からみてもよくわかる。

  • 2002年の小泉政権時代、官僚や議員が寄ってたかってクビにした外務大臣の田中さんの騒動に「マキコ」まれた形で、自らも衆議院の運営委員長を辞任した鈴木宗男氏。その後マスコミと検察のリークによって本人もまさかの「有罪」となってしまったのだが、本書はそこから1年半の収監を終えた直後に発表した手記。北海道の高校を出て拓殖大を卒業後、「北海のヒグマ」と呼ばれた同郷の議員・中川一郎の秘書からスタートした鈴木氏が、田中角栄の豪快な政治手腕や、師である中川氏の自殺を契機に出馬した事に対するバッシング、さらにはロシア通としてプーチン大統領と1対1の交渉に臨んだ際の鬼気迫るやりとりなど、修羅場をくぐり抜けてきた男の闘いを赤裸々に描く。本書のストーリーは2009年に民主党が政権を取った時点で完結しており、それまでに取り沙汰された自らの嫌疑には触れていない。海外利権疑惑などで「疑惑の総合商社」とまで野党の議員から罵倒されはしたが、その議員も後に詐欺で逮捕されて疑惑まみれという魑魅魍魎な政治の世界においては、鈴木氏が白か黒かの結論が出るにはまだまだ時間がかかりそう。

  • 鈴木宗男の自叙伝みたいな本
    2012年の発行
    自慢話も多いが、
    確かに田中真紀子は無能だったし、小泉政権で経済的な国力は落とした気はするが、昔ながらの自民党では立ち行かない時代の変わり目だったのだろう。
    田中真紀子は酷かったなあ、何であんなのが人気有ったのか?今ではさっぱりわからない。
    小池百合子も後を追うんだろうな。

  • レビュー省略

  • 生きて生きて生きぬく。感謝ですね。尊敬します。

  • こういう世界もあるんだな~、とは思った。ただ、田中角栄氏への傾倒、ご自身の思いを書き綴っただけ、と言ってしまったらそれで終わりの本だと思った。

  • 過去の政治家の話は面白いが、客観的事実よりも、自己主張が多く、どうも自己喧伝されているような鬱陶しさを感じ得ない。多面的な評価が必要なのだろうが、この著書一冊で鈴木宗男を感じ取った印象を述べるなら、胡散臭いの一言だ。

  • 鈴木宗男の宣伝の本。買う価値なし。

  • 167

  • 内容が悪いとは思わないけど、自画自賛な感じが…

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著者プロフィール

昭和二十三年北海道足寄町に生まれる。四十四年衆議院議員中川一郎秘書。四十五年拓殖大学政経学部卒業。五十二年農林水産大臣秘書官。五十五年科学技術庁秘書官。五十八年衆議院議員初当選。平成元年防衛政務次官(宇野内閣・海部内閣)。二年外務政務次官(海部内閣)。四年自民党副幹事長。六年衆議院議員 沖縄及び北方問題に関する特別委員会委員長。九年国務大臣 北海道・沖縄開発庁長官(橋本内閣)。十年内閣官房副長官(小渕内閣)。十一年自民党総務局長(小渕総裁・森総裁)。十四年衆議院議員運営委員会委員長。十七年新党大地結成。同代表就任。二十一年衆議院議員八期当選。衆議院外務委員長。二十二年在職二十五年永年在職議員表彰。二十三年新党大地・真民主結党。同代表就任。二十四年新党大地に改名。同代表就任。

「2014年 『「日本の分」について考える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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