政治の修羅場 (文春新書)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166608645

感想・レビュー・書評

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  • 中々わかりやすい。飯島氏の新書を読んで以来の感覚。

  • 著者の政治の師・中川一郎から田中角栄、金丸信など著者と縁の深かった政治家との思い出話が続く。同時に、旧田中派・竹下派が主流派閥だった頃を懐かしんでいる。

    そして時代が変わり、清和会が主流となった現在を疎んじている。とくに、小泉元首相と田中眞紀子元外務大臣には恨み節炸裂。

    このように著者の好き嫌いがはっきりしているので、読みすすめるうちにトーンの変化にクスリとくること間違いなしである。

  • 角栄の財産は人間関係、風圧が違っていた。
    中川さんは中曽根内閣で入閣して待っていれば総理大事になれたかもしれないな。そうしたら鈴木宗男は議員ではなかっただろうな。歴史は中川さんの自殺で大きく変わった。
    竹下は金融を押さえて、金丸は優勢を押さえていた、もともとは角栄が全部押さえていたところで、がっちり握って億べき組織。
    国家の基本は安全保障、外交、教育、治安。

  • 著者のパワフルさが凄い。
    さすがだと思う。

  • 鈴木宗男氏の政治人生を振り返ったもの。
    いろいろな批判はあるが、個人的には嫌いではない。
    行動力、バイタリティはすごいと思う。

  • 人生は死ぬまで戦いだ!

  • 父親が馬を一頭売ってくれて、拓殖大学へ進学
    入所中の妻の言葉「絶対に権力に妥協するな。アンタが2年3年出てこなくたって、事務所も講演会も守る。家のことは絶対に心配要らないから」
    私は多くの人に言いたい。人生は思い通りにいかない。だが何があっても人生を諦めるな。挫折や失望は誰でも味わうし、どこにでもある。そこで諦めてはいけない。生きていればいいこともあるし。逆転もある。同時に私は政治家として、悪しき権力によって挫折や失望を味わった人に夢を与えたい。それを自分の仕事としていきたいと願う。

  • 面白かった。
    細かい政治の内幕とか、裏話とかの正攻法の楽しみ方よりも、鈴木宗男個人の生きざま、信条のほうが面白い。

  •  衆議院議員選挙・東京都知事選挙と続く選挙月間の12月、妻が読み終わったというので、私も手にとってみた本です。
     「鈴木宗男氏」、とてもアクの強い政治家です。正直なところ私はあまりいい印象は持っていないのですが、佐藤優氏をはじめてとして“政治玄人”の評価は結構高いですね。
     さて、本書、鈴木氏本人の筆による著述であるだけに、紹介されているエピソードの選択からしてバイアスはかかっています。ただ、それらを踏まえた上でもなお、十分にリアリティのある“政治”の営みを垣間見ることができます。
     鈴木氏の政治手法を支持するものではありませんが、その場にいた当人ならではの生々しい政治家同士のやりとりはそれなりに興味を惹くものでした。

  • 鈴木宗男氏が生まれてから政治家になる過程について簡潔に書いてあり、逮捕され刑務所に入ったあとのことまで半ば自伝のような構成になっている。その中で今まで鈴木宗男氏から観た政治家という観点で色々な人物について語っている。どれも面白くこの本を読むだけでこんな政治家だったのかと分かるほど他の政治家について興味を持つことが出来る。

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著者プロフィール

昭和二十三年北海道足寄町に生まれる。四十四年衆議院議員中川一郎秘書。四十五年拓殖大学政経学部卒業。五十二年農林水産大臣秘書官。五十五年科学技術庁秘書官。五十八年衆議院議員初当選。平成元年防衛政務次官(宇野内閣・海部内閣)。二年外務政務次官(海部内閣)。四年自民党副幹事長。六年衆議院議員 沖縄及び北方問題に関する特別委員会委員長。九年国務大臣 北海道・沖縄開発庁長官(橋本内閣)。十年内閣官房副長官(小渕内閣)。十一年自民党総務局長(小渕総裁・森総裁)。十四年衆議院議員運営委員会委員長。十七年新党大地結成。同代表就任。二十一年衆議院議員八期当選。衆議院外務委員長。二十二年在職二十五年永年在職議員表彰。二十三年新党大地・真民主結党。同代表就任。二十四年新党大地に改名。同代表就任。

「2014年 『「日本の分」について考える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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