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  • Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334914981

感想・レビュー・書評

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  • 豪華メンバーによる短編集というありがたい本。装丁がイメージと違っているような…と思いつつ、中は楽しく読んだ。
    ミステリーのジャンルの中でもホラーやSFもあり、いろんな世界観が楽しめて良い作品集。

  • 【収録作品】青崎有吾「あるいは紙の」…裏染天馬もの/芦辺 拓「犯人でないのは誰だ」/阿津川辰海「入れ子細工の夜」/有栖川有栖「お家がだんだん遠くなる」…濱地健三郎もの/織守きょうや「まぼろしの女」…捕物帖/恩田 陸「三味線の音」/加納朋子「星は、すばる」/今野 敏「参事官」…竜崎もの/澤村伊智「うらみせんせい」/斜線堂有紀「本の背骨が最後に残る」/白井智之「死体の中の死体」/辻堂ゆめ「加害者と被害者」/長岡弘樹「0.00%の遺恨」/麻耶雄嵩「メルカトル・ナイト」…メルカトル鮎もの/矢樹 純「忘れられた果実」

    半分以上既読だが、アンソロジーとして読むとまた面白い。

  • 2022年11月光文社刊。2019〜2021 年に発表したものから30編を選択して、15編ずつ2冊のアンソロジーに収録。翌月刊行の奸計の遁走曲に先行する1冊目だが、こちらは、既読とユーモアものが多くイマイチ、ノレなかった。残念。
    【収録】2020年11月創元推理文庫刊『放課後探偵団2』所収青崎有吾:あるいは紙の、ジャーロ2020年72号吉迈拓:犯人でないのは誰だ、ジャーロ2021年79号阿津川辰海 :入れ子細工の夜、怪と幽2019年vol.001有栖川有栖:お家がだんだん遠くなる、オール讀物2021年7月号織守きょうや:まぼろしの女、オール讀物2021年7月号恩田 陸:三味線の音、小説すばる2020年10月号加納朋子星は,すばる、小説新潮2020年9月号今野敏:参事官、小説新潮2021年8月号澤村伊智:うらみせんせい、2020年12月光文社文庫刊蠱惑の本(異形コレクションL)所収斜線堂有紀:本の背骨が最後に残る、実業之日本社 2021年8月刊死体の汁を啜れ所収白井智之:死体の中の死体、‎2020年4月中央公論新社刊あの日の交換日記所収辻堂ゆめ:加害者と被害者、小説新潮2021年9月号長岡弘樹:0.00%の遺恨、メフィスト2019年VOL.3麻耶雄嵩:メルカトル・ナイト、ジャーロ2021年75号矢樹純:忘れられた事実

  • 本書『陥穽の円舞曲』と『奸計の遁走曲』は対になっているそうです。まず読むべきミステリー作家が30名選ばれ、自薦二作程度から編者含めて一作選んで二冊にしたとのこと。私は数名の作家に惹かれて手に取った本ですが、いやはや、本当に皆さん面白くて、贅沢な時間を過ごしました。この辺の作家が好きで読んでいたら既読が含まれているかも(私は二つだけでした)。
    今回印象に残ったのは
    有栖川有栖「お家がだんだん遠くなる」
    心霊現象専門の探偵シリーズの第二作。不思議な話で、二作目だから、登場人物もあいまいな理解で読んでいるのに、どうなるのか気になる展開が良かった。
    今野敏「参事官」
    隠蔽捜査シリーズ外伝。二人の参事官の不仲を何とかするように言われた竜崎刑事部長の対処がおもしろい。
    斜線堂有紀「本の背骨が最後に残る」
    あ~、斜線堂有紀の文章だった。なんたる虚像世界!
    矢樹純「忘れられた果実」
    これがトリになっていたのも良かった。あぁぁ、としか言えない結末が凄く頭に残りました。しかし、ここまでやってくれた妻と別れるか?うーーん、そこは納得いかない。
    あと、装丁は好みからかなり外れてました。なんか、勿体ない。

  • 読んだことがある話もありましたが
    どれも面白かった。

  • 話によってはネタが被っている部分もありながら、どれも予想してなかった驚きの結果になったり、戦闘シーンを見ているようなそれぞれの推理のぶつけ合うような話など様々な魅力があって面白かった。

  • 澤村伊智先生目当てでしたが、どれも面白く、知らない作家さんを沢山知れて嬉しかったです。読みたい本が増えました。

    昔より読書への集中力が落ちてきて、元々好きな作家さんや本当に自分好みそうな本、そしてポンポン雰囲気が変わる短編より長編、と手に取る範囲が狭まりがちだったけども、たまーにこういうアンソロを読むのは良いなあと感じた。新鮮。

  • 色々な作家様の短編集が多数。
    どれも、面白かったです。新たに読みたい!って思う作家さん見つかるかも…?
    私は、加納朋子 先生と辻堂ゆめ 先生の作品が好きでした。他の作品も読みたいと思っています。

  • 装丁にズラリと並ぶ15人の作家名だけでテンション爆上がり。

    今をときめく有名作家が勢揃いの本作は、2019年〜2021年に発表された短編作品を厳選したアンソロジーで、二ヶ月連続刊行の第一弾。
    第二弾は昨年12月に発売された『奸計の遁走曲 最新ベスト・ミステリー』で、そちらも豪華なメンバーが顔を揃えている。

    ただ残念な事に殆どが単行本に収録されたものでほぼ既読。

    長岡弘樹さんの「0・00%の遺恨」は初読み。
    酒気帯び運転で事故を起こした主人公の顛末を描いた作品だがスリリングな展開が面白い。

    短編の名手の異名に偽りなし。

  • こうやって色々な人のミステリーが読めるっていい。でも、ちゃんと中身を確認せず、好きな作家で読んだ事があったやつもあった。できる事なら新作を読みたかったな。

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著者プロフィール

★小説家/推理作家。“平成のエラリー・クイーン”の異名をとる、本格ミステリ界の若きエース! 代表作に『体育館の殺人』『図書館の殺人』『ノッキンオン・ロックドドア』など。

「2018年 『ネメシス ♯40』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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