コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術
- ダイヤモンド社 (2020年3月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478110140
感想・レビュー・書評
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出だしから心を掴まれた著書だった。
阿部さんの人柄の良さが伝わった。後段はやや関心の対象でない内容だった為星4つとしたが、実例や、文章の中にある「一言」にハッとさせられた。
苦労されたからこそ、その言葉に重みというか、想いが感じられる。コピーライターではないが言葉を業とする私には欠かせない一冊になった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人の心をつかむための言葉とはどの様なものかをコピーライターの視点からまとめた本。
うん、言葉の魔力はこんなに凄いんだと感じされられた。自分は文系が大の苦手で詩などの言葉は正直興味がもてなかったが、同じ事を言い方を変えるだけで結果が変わってくるなど、具体的な実例を踏まえた内容になっており楽しめた。
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前編通して、詩みたい。目頭が熱くなる文章。
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言葉をつかって人の心をつかむ、それがキャッチコピー。
電通でコピーライターとして働き、たくさんのキャッチコピーを世に広めてきた著者が、それらの言葉ができあがるまでについて教えてくれる。
面白かったけれど、良くも悪くも電通!って感じだったな。商業的というか、いやキャッチコピーはそもそも広告だし商業利用されるものだからそれで当然なのだけれど、ちょっと私が読みたかったものとは違った。
でも言葉で遊ぶのって楽しそうだな。巧みに言葉を操ってピタリとくるキャッチコピーをつけるのってめちゃくちゃ気持ち良さそう。
私もこれから街で意識して広告に目を留めるようにしよう。 -
やさしいなあ。
コピーライティング関連の本はいくつか読んできたけど、そう思えたのは初めてだ。
大事なのは技術じゃない。
伝える前に、伝えたいこと・伝えたい人についてどれだけ「調べるか?」「好きになれるか?」。
忙しくても、やさしさを忘れちゃいけないなあ。 -
そこそこ面白い。読みやすいのは作者がコピーライターだからこそ、と感じさせる一冊。
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一文一文がキャッチコピーのようなシンプルな文章で、詩のようでもある。まず自分の心が動くこと、その表現にはコツがあるけど、才能はかけた時間だと言い切る熱いパッション。とても読みやすくて、何かを書きたくなる後押しをくれる本。仕事の分類や企画書の事例はかなり参考になった。
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▼ 伝えると伝わるの違い、ヒトの心の掌握術。
『自分が言ってほしかったこと』
をヒトに伝えられるハウツー本。
▼DJポリスの事例
2013ワールドカップ時渋谷スクランブル交差点で暴徒と化したサポーターへの問いかけ
「共通認識を合わせて+行動に導いた」
①共通点にいてー
君らサポーターも選手である
(サポーターが気持ちよく動ける前提を揃える)
②合わせたについてー
選手がヒトに迷惑かけたら、
おまわりさんからイエローカード出る
(いきなり騒いだから捕まえるとは言ってない)
③行動に導くについてー
審判も日本代表を応援してるんです
(①が②したらダメ、でも③僕らも仲間。
※だから仲間同士強力しましょう)
とメッセージをしている。
https://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/1306/26/news005.html
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ふと、ポジティブな言葉で人に伝えるということは、ビジョンを描くことと同義であると思った。言葉と映像の違いは無視できないが、よりよい未来を伝えられる形にするという意味では同じだからだ。
著者は、コピーライトの依頼が来たときに、まずは「マイ定義」をするべきだと説いている。コピーを使って、何が伝わることが課題なのかということだろう。文章を考える前に、本質を見極める力が必要となる。