コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想 : 93
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478110140

感想・レビュー・書評

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  • まず思ったことは自分に何ができるか。
    言葉は心を種として芽生えるもの。きっと誰かに届く。誰かと誰かを繋げてくれる。
    そんなメッセージ。だからどんどん発信しよう。
    だけど、この世の中には言葉が情報が溢れてる。
    自分なんかが発信して、世の中にゴミみたいな情報増やすだけだとおもってた。少しは前向きになれたかも。
    本論は、コピーとしてどうこうより、企画とは何かを述べている。
    自分は教育業界だから、行事の企画とかするけど、最近は今までのに、反省から少しかえるだけで済ませてた。そこで、今一度、誰のためなのか、自分がワクワクするか考え直したい。
    こよ本を読んで大きな収穫が、あったわけじゃないけど、読んで良かった。
    多くの人に響かせることよりも、まず自分、そして1人自分以外の誰かそれでいいんだな。

  • 広告業界と言えば、人の心を動かすのが仕事。コピーライターという言葉のプロがどのように言葉の使い方を磨いてきたのか、ということに少し興味が沸き購入しました。
    最後の方に書いてある「才能とは掛けた時間だ。もし言葉に才能が必要なら生きていく限り時間をかけて育てていけばいい」という一言にハッとさせられた気がします。コピーライターなど言葉がうまい人たちは『センス』がある。だから、自分には無理だ。そう逃げていた自分がいました。
    本書の中には広告業界に携わっていない一般の人でも刺さる内容がちりばめられています。アウトプットを繰り返して、言葉を使う量を増やしてセンスを磨いていこう、そう思える1冊でした。

  • 言葉に関することだけでなく企画書の(著者のオリジナリティがある)書き方なども載っている。ようは「伝え方」に関する本。言葉で心を掴むには「なんとなく」だったり表面的だったりしてはダメで、深堀りしてみたり見方を変えてみたり時にはテクを使ってみたり、見てもらいたい相手を意識しながら書かなきゃと背筋が伸びた。内容全部覚えなくても心構えだけでも参考になる。あと書き方がすごく丁寧。「手紙を書くように生きる」というフレーズがあったけど、おそらくこの本もある種読者への手紙のように作ったのだろう。本ってこういうふうにも書けるんだという発見があった。

  • 私も、言葉にもっと全力で取り組みたいと思った。
    「コピーライターじゃなくても知っておきたい」という本だけど、もともとコピーライターを志望していた私としては、「すごくコピーライターになりたくなる」本だった。
    何度もはっとさせられる話があって、忘れないようふせんに書いて机に貼ってある。
    この気持ちを忘れずにコピーライターを目指し始める…!

  • 改めて言葉を大事に使っていきたいと思った。
    言葉はいつでも伝える大丈夫となる人がいて、その人に覚えておいてもらえるよう、わくわくするような言葉選びをしたい。

    阿部さんの人事からコピーライターになっていく過程と、「甘太郎」のお話はいつ何度読んでも胸がいっぱいになります。


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  • 面白かったー。。。

    思考は、言葉を通じて言われるけれど、本書は言葉へのこだわり方を教えてくれる一冊。テクニックもあるけれど、その姿勢が学びになる。

    言葉の種類もいろいろあるという部分には、わたしもハッとしてしまった。

    さらに、実際の提案書も見れちゃってお得すぎる!!!相手に何か伝えたい力をレベルアップさせるために超おすすめの一冊でした。

  • とても温かく包み込むような言葉で、それでいて支えになるような、まるで”お父さん”みたいな言葉を紡ぐ本だった。言葉を扱う人の、丁寧な本になっている。

    「せっかく企画をやるなら、社内でざわついてほしい」
    この気概は真似したい。

    「質は量からしか生まれない」
    質を扱う阿部広太郎さんに言われると、もう重みが半端ない。試行し続けて生まれた量の中に、質が眠っているのだと。

    「才能とはかけた時間」
    これも重い言葉。才能って言葉はある意味自分と他者の間に線引きをするような逃げの言葉に聞こえるけど、この人はその境界線すら引っぺがしてる。

    読んでみて、ハートドリブンとの親和性を強く感じました。
    ハートドリブンをお好きな方はぜひ。

  • 伝わるとは相手が思い出せることである。

    物はいいよう

    才能とはかけた時間

    異なる言葉の組み合わせで商品が売れる

    言葉を変えるだけで相手の行動が変わる
    ボランティア→ゲームメーカーズ

    伝える内容ももちろん大事だが、伝え方や、伝える言葉に注意してみると相手の反応も変わるかもしれない

  • p75 「しゃっくりが止まら、ないんだ」
    p120 僕なりの愛の本質とは、〜相手の変化に気づく「発見」だ。
    p130 愛と書かずに愛を伝える、言葉を探そう。
    p142 自分という存在は〜他者と自己の間にあるのではないだろうか。〜自分探しは、つまり他人探しだ。
    p149 誰かが額に汗してがんばっているところには何かが宿っている。その場に行って、〜心に風は吹くはずだ。
    p152 偶然を必然に変える企画は強い。
    p156 誠実さを持って、相手のことを徹底的に調べる。
    p157 仕事が順調に進まなくなったり、〜するとだんだん主語が、自分から離れていく。
    p170 名前があることは、一人じゃないことの証しであり〜
    p199 嬉しい言葉を発すれば、最初に救われるのは自分だ。

  • 度重なる修正などで「やらなくてはならない」という気持ちが勝ると自分の色が出せなくなって辛くなってくる。自分と相手との重なる色をだしていくというマインドでいることが企画をおもしろくする。
    この言葉に共感した。自分がただただ自由にのびのびとできる仕事をやっている人は少ないと思う。でも、完全に自由じゃなくたって仕事は面白くできるんだということを、改めて思う。こういう考えが若い人中心に浸透したほうが、離職率ももっと下がるんじゃないかと。

    内容的には実践的なものもありつつ、基本的には、企画する人のための考え方が書かれている。

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著者プロフィール

1986年生まれ。埼玉県出身。慶應義塾大学経済学部卒。98年電通入社。人事局に配属後、コピーライターに。言葉の力を味方につけて「世の中に一体感をつくる」コンテンツを企画する。映画、テレビ、音楽、イベントなど、エンタメ領域からソーシャル領域まで境界を越えて取り組んでいる。映画「アイスと雨音」、映画「君が君で君だ」、舞台「みみばしる」プロデューサー。ソーシャルエンターテインメントの「ダイアログ」シリーズのクリエーティブディレクション。BUKATSUDO講座 「企画でメシを食っていく」主宰。著書に『待っていても、はじまらない。-潔く前に進め』(弘文堂)、『コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術』(ダイヤモンド社)、『それ、勝手な決めつけかもよ?だれかの正解にしばられない「解釈」の練習』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。

「2023年 『あの日、選ばれなかった君へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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