忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術 (アスカビジネス)
- 明日香出版社 (2009年6月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756913012
感想・レビュー・書評
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インデックス投資アドバイザー・カンチュンド氏著作の一冊を購入しました。
本書を購入するに至ったポイント。
・肩書きが「晋陽FPオフィス」代表ではなく、「インデックス投資アドバイザー」
と記載されているところ。
・前著「日本人が知らなかったETF投資」とは異なる視点であること。
ETFということや、ETFの紹介が多く、ナカナカ、実践に利用できることが無かった
リテラシー的な分野は本書のほうが多く理解できるものになっている
という点です。
■カンチュンド氏による日本人ビジネスマンの投資への視点
日本人→投資を必要以上に難しく考える。
私の思いを書くと、IT関係、ビジネススキルがどれだけあっても、投資に対する
興味は薄いかホボ皆無な人が多い。
今までの先輩が投資をしていないから、投資をしなくても給料を積み上げていけば、
いい貯蓄ができるから、投資をしない。
「銀行の普通口座に、貯蓄があればよい。」こんな、構図が出来上がっています。
以下、投資はお好き?という視点で捉えます。
■投資はお好き?
日本人が抱いている投資に対する誤解
(1)投資はマメに見ないとダメ
(2)投資は数字は指数をチェックしないとダメ
(3)投資を行うには「特別な知識と独特の感性が必要」
(4)投資とは「のるかそるかのゲーム」
(5)投資とは「すぐに勝ち負けがついてしまうゲーム」
(6)投資とは「まとまったお金がある人だけが行うもの」
■信託費用の安い(低い)、投資信託を積み立てることにより
「実は・・・・・・・・・投資の発想はまったく逆である。」
(1)投資による資産管理は、半年、1年に一度チェックすればOK
(2)投資は数字は指数をチェックしなくてよい
(3)投資を行うには「特別な知識と独特の感性も必要としない」
(4)投資とは「世界経済成長を捕らえる」
(5)投資とは「3年、5年、10年の尺度でゲームに参加する」
(6)投資とは「1万円からOK」
■預貯金と投資の関係
【正解】
いきなり正解を記載する。
・投資 :長い時間をかけて成果を上げる。
・預貯金:短い期間のお金を預けておく。
トレードと、インベストメントについて
僕には、「この差」さえはっきり伝えるベースの知識がありませんでした。
【正解】
短期で、人を出し抜く投資/売買すること
→トレード(取引する)
長期で、資産形成をすること(経済成長にのって資産を増やすこと)
→インベストメント(投資を続ける)
■投資とは?
※ココも今までに、自分が思ったことの無い話です。
僕からする投資とは
・ひとつの実社会を通した教育である。
・実社会を通した、長期的な資産形成である。
・自分のお小遣いの置き場所♪
カンさんのひとこと
・今、5億円の試算がある肩に、果たしてお金の増やし方のノウハウが必要でしょうか?
・投資とは、資産家のために存在するのではない、日々堅実な生活を送っている
あなたが、これから資産を形成するために必要な作業なのです。
なるほどと思った。ナカナカ事業家になるには何が必要か?ということを全ての労働者を
知りうることはできない。労働者でありながらグローバルな視点を手に入れる方法
それが、長期インベストなんだなぁと感じる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
<この本に出会ったきっかけ>
・著者のカン・チュンドさんとは二度お会いしたことがあって、投資の捉え方に共感したから
<読書後に期待すること>
・毎月5万円で7,000万円つくる方法を知る
・そのためのお奨めの金融商品を知る
<あらすじ>
やがて訪れる「稼ぎがない時期」を見据えて、資産を蓄えよう。そのための方法として、忙しいサラリーマンや日本人の気質に合った資産形成の方法が、“積み立て”投資。毎月積立てるお金に“働いて”もらう(=投資をする)ことで、毎月の「掛金」5万円、ボーナス時に年2回、20万円ずつ増額、年率5.5%、30年間の運用で、約7,600万円をつくることができる。あとは、普段の収入の流れに、積立て投資という「しくみ」をはめ込み、「しくみ」を稼動させるだけ。
<感想>
この手の本は何冊か読んできたので、特に目新しさはなかった。よく運用の年率を5%で計算させる本があったけど、この本では5.5%。最近はそうなのかなぁ?
僕の中で僅かながら、“積立て投資は損”という見方が残っているので、この本を少し斜めから見てしまったかも。割安だと感じた時が“買い”であって、そうでないときも購入してしまう自動積立ては、高値買いもしちゃうんじゃないの?…と。ま、でも、人間って気持ちに左右されちゃうものだから、ついつい「もっと値下がりするかも」って思いが強いと、買い時を逃しちゃうんだよね。そういう意味では、日頃のそんなソントクの感情から開放してくれる、自動積み立ての「しくみ」を作ることは、大いにメリットがあるかも。早速設定してみようかな。
そういえば、新興国の指数(MSCIエマージングマーケット)に連動する投資信託(STAM新興国株式インデックス・オープン[信託報酬:年0.8715%])が出てたことを知りました。しばらく投資の情報から離れたので、こういう商品の登場に全然気づきませんでした。一時期は、ETFのiShares MSCI Emerging Markets (EEM)しか選択肢がなかった様な…。気のせいかな⁇ -
投資信託に感すること。自分の苦にならない様に、小額からの積立投資が良い。長い目で資産を分散させる
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昨年から自分の資産運用についてあれこれと勉強を初めて、一年程経つだろうか。
自分なりに勉強してだして結論が、
1) ノーロードで
2) インデックス型の
3) 投資信託を
4) 分散させて (株/債券、先進国/新興国)
5) 毎月積立てる
ということだった。そんな自分の出した結論と100%合致しそうな本をブックオフで見つけたので購入。
やっぱり今の自分にはこの方法がベストだな、と確認できた。 -
サラリーマンにおすすめの投資法を紹介。
より簡単なことを続けるのが大切と。 -
資産運用の入門におすすめ。
特に、2章の 「なぜ積立て投資なのか」なのかしっかり読んでおきたいと思います。
あと、どういった資産の配分やどれを買えばいいのかの具体名柄まで載っているので、参考になります。
ただ、月5万円とありますが、ボーナスに追加投資ってところは、ちょっとびっくり...。 -
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長期にわたる資産運用の重要性を、平素に説いた、初心者向けの良書です。公的年金も何もかもがアテにならなそうな将来に向けての第一歩を踏み出すきっかけになると思いますので、資産運用に興味はあるけれど・・・って方、必読です!
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「お金の流れを呼び寄せる 頭のいいお金の使い方」
「20代のいま、やっておくべきお金のこと」
を読んで思ったわけです。
お金を増やすには、支出を減らせばいいけど、、、逆に収入を増やせばいいじゃん!と。
そんで、ネットやら雑誌やら色々調べてみて行き着いたのが「投資信託」。
初期資金もないし、時間もかけたくない私にはピッタリだなぁと。
まぁ株みたいにハイリターンは見込めないけど、長期運用して老後に備えときます。
で、投資信託を始めるに当たっての私の教科書的一冊がこの本。
本屋で偶然見つけて、パラパラ立ち読みして、即買い。
数ある金融商品の中から、どれをチョイスしたらいいのか?
販売会社の選び方は?
書いてる内容全部を信じるわけではないけど、
投資信託初心者にはピッタリの内容ではないでしょうか?
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購入(2009.06.19)
読了(2009.06.23)
私のような投資初心者にはうってつけの本でした.
しかし,他の類似した書籍を読んでる方には少々もの足りないかも
しれません.
例えば,
・ 「しくみ」マネー術 http://booklog.jp/users/daism/archives/4569700977
・ 超簡単 お金の運用術 http://booklog.jp/users/daism/archives/4022732490
私が特にメモっておきたい部分のみ抜粋しときます :
・ 積立窓口を決める3つの条件
1.ノーロード型インデックスファンドを揃えているか
2.3つ以上の異なった資産で,ノーロード型インデックスファンドを揃えているか
3.給与振込口座からの引落しが可能か
・ ポートフォリオの三層構造で組み合わせる
1.「資産」で分ける → 株式と債券
2.「地域」で分ける → 日本と海外
3.「安全」で分ける → 安全とリスク