しにがみさん: らくごえほん 柳家小三治・落語「死神」より

  • 教育画劇
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感想 : 64
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774606132

感想・レビュー・書評

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  • 落語絵本。落語「死神」より。
    「落語心中」を読んでから、すっかり落語にハマっています。
    死神、絵本にすると、こんな感じなんだね。
    子どもにもわかりやすいようで。
    「面白かった!」と好評。
    いつか、ちゃんと寄席で味わいたいものです。
    絵本は、とても丁寧な作りで、版画も素晴らしく、最後のくしゃみのオチも良かった。

  • 2018/07/03 5年生
    2019/04/23 5年生(2019年度)

  • 落語・死神の絵本。
    読み聞かせの最後に、ロウソクが消えるところで電気を消してもらえると一層いい。

  • 5年生で読み聞かせ。 以前2,3年を対象に読んだときは、下げの部分で「あ~」とダイレクトな反応があったけれど、今回は考え込んでしまった印象。
    しかし、ストーリーは良く理解出来るようで、途中うなずきや笑い声なども感じられた。本を閉じた後「本当の落語をぜひ聞いてね」と、言って終了した。

  • [墨田区図書館]

    何かで推奨されていて借りてきた絵本。そうか、落語本だったんだ?最後はすこーしブラックユーモアな感じだけれど、個人的にはろうそく継ぎ足し⇒くしゃみまでやらなくても、といった感じ。くしゃみは前夜のしにがみが寝付くのをまって風邪をひきかけた、という伏線もあるんだけど、それは読んでから気づいたり、これはやはり"語り"の方がより伏線に気づきやすいかもなー。

    ちょうど4年の読み聞かせを控えていたので何も知らずに使ってみたら、ちょうど授業で落語が出ている時期だったらしい。けれども?今年の4年は反応が薄いのか?わかっていなかったわけではないようなんだけど、反応ゼロで無表情。ちょーっとやられた感があったなー、残念。

  • 6年生に読み聞かせ。
    分かり易くするために、「死神」だけ別の読み手で。
    グリム童話の「死神の名付け親」が原典というのは意外。

  • 江戸の町、金に困っている夫婦がいた。あるとき、夫は『しにがみ』に出会い、仕事をもらった。そのおかげでぜいたくできるようになったのだが・・・。落語の「死神」からできた絵本です。オチをうまく読めるとおもしろさが増します。(約5分)

  • こわいおはなしだときいて、よんでみた。

    明治中期に三遊亭圓朝がイタリアの歌劇『靴直しのクリスピノ』から翻案した落語『死神』を、絵本化したもの。

    よみやすい。
    版画なのだけれど、ふしぎと、目にやさしく、よみやすい。
    「しぬんじゃないよ」と言ってくれる死神なんて、いるんだ。
    寿命を守ってくれる死神ならば、それほどこわくない。
    短命ってことは、やっぱり、何か理由があるのかな……と思ってしまった。
    最後は、こわい。

  • 5分半

    落語がベース。
    しにがみが見えるようになった男が大金持ちに。お金を使い果たしてまた稼ごうとしてもうまく
    いかず、しにがみをだましたら寿命のろうそくがあるところに連れて行かれる。
    消えかけてる自分のろうそくを消さないように
    したのに、くしゃみで消してしまう。

    ブラックユーモアな感じなので、高学年じゃないと面白くなさそう。

    今まで男がしにがみを追い払った分のろうそくは
    どう復活したんだろう。
    どうしてこの男はしにがみに選ばれたのか。
    落語を聞けば分かるのかもしれない。

    細々気になるところはあるけど、子どもなら
    これくらいでいいのかも。
    欲に目がくらむとろくなことにならないという
    教訓にはなると思う。

  • 欲と命のお話です。
    落語なので オチがあるのですが タイミング良くオチでクシャミをした子がいて 内容を知っている私は笑ってしまいました。

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著者プロフィール

1949年群馬県前橋生まれ。1983年に木彫・木版工房「でくの房」を開く。
『ばあちゃんのえんがわ』で第五回講談社絵本新人賞を、『おじいちゃんのまち』で
第十三回絵本にっぽん賞を受賞。
絵本作品に『ないたあかおに』『あめふりうります』(以上、講談社)、
『かえるのどびん』『しにがみさん』『ねこのさら』『しばはま』『そこつ長屋』(教育画劇)、
「おばあちゃんといっしょに行事食をつくる絵本」シリーズ(佼成出版社)などがある。


「2022年 『せかいのくにで いただきます!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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