「考える力」をつける本: 本・ニュースの読み方から情報整理、発想の技術まで (単行本)
- 三笠書房 (2013年9月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837925132
感想・レビュー・書評
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自分の知見を広げるための様々な工夫が参考になった。
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ジャーナリストの情報収集術、普段の情報へのアンテナの立て方などが述べられていて、情報を得ることがいかに重要かを感じさせられる。そして、情報を元に日常レベルでのモノの捉え方、思考の深め方を具体的に教えてくれる。
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たまたま書店で目にとまり、手に取りました。初版は1997年だそうです。
元新聞記者の著者の考えをまとめたものです。
自分がハッと思った著者の考えは、3点。
ひとつは、大きいことを考える時は、最初から大きく考えず、自分の目の前にある小さな事から考えた方が良いということ。
問題解決を二分法で考えると、全体主義と要素主義があるが、著者は部分である要素主義を大事にしています。
自分が問題解決を図る場合、まず全体を俯瞰することを重視し、絞り込みしてから細部にアプローチするスタイルをとっているので。
恐らく著者の主張は、目の前の現実が重要だということだと解釈しました。
ふたつめは、書くことの重要性。
書くことは、自分のアタマの中の考えを文章として表現する事なので、そこで客観性を留保できるという点。なるほどと思います。記述問題の解答やプレゼン資料の作成など、自分が100%考えていた事を表現出来ないというもどかしさを思い出しました。恐らくは、自分の考えと文章の整合性を100%とることが出来る天才など、この世の中には存在しないでしょうけど。
最後の三つめは、自分の直観を重要視するということ。
自分の会社の仕事は、どちらかというと客観性が必要とされるので、論理性が求められるのですが、著者は、その論理性こそが作成者の直観そのものでもあると論じている。
深い内容ですが、自分もかなり共感しました。
ヒトを説得するための資料を作る前には、まず自分のアタマで大筋の結論を描き、そこに到達するための材料を、パズルのピースをはめ込む様に試行錯誤するのですが、その前提である大筋の結論を描くことこそ、直観ということなのでしょう。
その直観力を磨くためにも、様々な情報に触れたり好奇心を持って行動し、沢山の引き出しを作ることを著者の事例を織り交ぜて主張してます。
今後も何度か読み返したくなる本になると思います。
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久々途中で読むのをやめた本。
何が悪いか分からんが何も頭に入らないし、やってみよう参考にしようと思うことが無かった。 -
この本を読むのは2度目。トピックス自体はそれほど目新しいものではないのだけれど、考えさせられたり、フムフムと思いながら読んだ。
2013年版には、1997年版単行本にあった、9章「ワープロ・パソコンでできること、できないこと」、14章から「あのウォークマンを生み出した、トップの遊びごころ」が消えている。時代に適さないと思ったのだろうか.....97年版を読んでから、自分は意識的に(可能な限り)手書きに拘っている。 -
詩を読んでみようと思った。
聖書の話も面白かった。
ジョージオーウェルの「一杯のおいしい紅茶」という本が気になった。
先日見ていたアニメ、「とある魔術の〜」に出てくる布束しのぶというキャラの口癖が「oh well」で紅茶好き。絶対ジョージオーウェルの作品と掛けてる気がした。 -
二男が購入。
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書店で平積みされているのを見て、興味を惹かれ購入。
読了後、ブクログに登録しに来て、評価の低さに驚いた。
確かに、高評価、というほどではないかもしれないが、
酷評されるほど悪書ではないと思う。
1日の始まりにゆっくりカレンダーを眺める時間を持つこと。
新聞は1紙だけでなく、複数読むことでいろんな視点を知れること。
できれば英字新聞も読むと、世界から見た日本、
また、世界の事件に対する日本政府の考え方が知れること。
本は綺麗に読むのではなく、本の知識を身につけるために
できるだけメモやラインを引きながら読むこと。
他の本やインターネットで調べれば見つかることだけど、
知り、深めるきっかけになる。
そう、知識や考え方を広げるきっかけを教えてくれる。
引用箇所やわからないところもあったけど、
後々読み返してわかった時に、あの時は若かったからわからなかったんだな、と思えたら楽しいと思った。 -
考えるとは質問することだ。
それをテーマにかんがえるとは?考えるためには?など考えることを深く考えた一冊であった。
好きな一節をみつけた。
感動こそ、論理の源
人は感動するからこそその感情を他の人に伝えようと文章構成を練ったり、どう話そうか考えたりする。
感動するということがまず大事という内容には深くうなずかされたしこれから感動を見つけて生きていこうと思わされた。
感動を見つけて、それを言葉にして書いてみてそして自分に質問して調べて知を増やしていく。
そうすることで人の深みは形成されるのではないか?と思った一冊であった。 -
この作品の著者は元々新聞記者であり、この本を読むことで世界史と雑学が取得でき...なんでやねん!!この本のタイトルと内容は一致しません。書かれていることは有名な作品の文章とか詩、歴史で起きた事象を引用してあるページがほとんど。そこから考える力を習得しないといけないと思うんですが私には無理でした。たとえるなら学校の授業で先生の話が脱線してそのまま授業が終了する感じです。他のレビューを見ると良い本と書かれたレビューが見えることから読書歴の浅い私にはまだ早すぎた本なのかもしれない。