「考える力」をつける本: 本・ニュースの読み方から情報整理、発想の技術まで (単行本)

著者 :
  • 三笠書房
2.92
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本棚登録 : 1644
感想 : 152
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837925132

感想・レビュー・書評

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  • 書くことを意識していると、よく観察する。
    書くということをすると、自分の思ったこと、考えたことを客観的に観察することになって、考えの浅さや甘さやに気付き、より考えを深めようとする。
    そういうことがよくわかりました。

    また、読書中メモをとると、リズムを崩す。メモしたいことがあったら、ドッグイヤーをしたり、付箋を貼ったりしておいて、メモは後にするというのは、早速実践しました。
    本が読みやすくなりました。

  • <閲覧スタッフより>
    元朝日新聞記者の著者によるスケジュール管理法や情報収集・整理術、発想力の鍛え方などが記された知的実用書。「考える力」をつけることで勉強だけではなく、スポーツや趣味にもあなたの能力を活かすことが出来るのです!
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    所在記号:141.5||クツ||1
    資料番号:10223989
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  • とても面白い本でした.★4か★5か迷いますね…正確な評価を下すなら,★4.5です.
    読み終えてからブクログやアマゾンのレビューを見て,(特にアマゾンでは)酷評が多いことに驚きました.
    ですが,客観的に見て,引用の多さ等の独特の感じから,確かに好みがきっぱり分かれる本であることは理解できます.

    “考える力”を手っ取り早く身につけるための,テンプレート化された簡潔なマニュアルを期待している方々には,本書は向きません.
    しかし,僕自身の感覚としては,思考力なんてテンプレート化されたマニュアルを実行するだけで身につくものでは無いし,マニュアルの受け売りで生み出した思考なんて,何というか,浅はかさが有る気がしてなりません.つまり,「小手先のノウハウだけでどうにかなるものでは無く,(著者のような)他の人のやり方を参考にして,自分なりの方法を洗練していくのが大事」ということです.

    僕は新聞を読みませんし,小学生の時には持っていた国語辞典の類も,20代後半の今は1つも…という具合です.
    新聞の購読はともかく,日本語の辞書はやはり家に有った方が良いなぁ…と,本書を読んで思いました.

    加えて,強く感じたのは,色々な物事を知っている人の方が,やはり人間として深みがあるんだな…ということですね.
    著者の引用は,僕が知らないことばかりで,とても刺激的でした.


    その他,本書で特に気に入った内容は下記の通りです:
    「力の差とは,力そのものの差であるよりは,自分自身で持っている力の引き出し方の差」
    「時間を上手く使うことに拘っている間は,決して上手くは使えない」
    「翻訳者の腕の善し悪しを考えて,その名前を覚えておく」
    「良い本に出会うには,本をたくさん読む必要がある」
    「遊び上手は仕事上手」

  • 途中で読むのやめた。とりあえず登録。

  • タイトルに惹かれて読んでみたが、ある程度新聞的な活字慣れをしていないと、頓挫してしまうかもしれない。やや文章に硬さを感じた。考える力がついたかどうかは、正直わからないけれど、最後の章の「人間はもともと遊ぶようにできている」というくだりの内容には多くの共感を抱いた。

  • 著者の経験談などを通して書いてあり、○○をやりなさい、という本ではない。ので、そういう本を求めている人には向きません。
    うーん、あんまり明確に得るものはなかったかもしれない。

  • タイトルに魅かれて衝動買い。
    だけど、いざ読んでみるとタイトルと内容がずれていて拍子抜け。
    著者が何を伝えたいのかわかりづらいし、「考える力」を身に付ける実践方法が当たり前な事ばかりです。

    正直、本書から学ぶことは一つもありませんでした。

  • 他の人のレビューにあったが、初老の方の話を聞いているみたい、まさにこんな感じ

    毎日一時間、一時間を上手に使おうと考えるのは、つかれてしまう。一週間単位で考える。

    仕事で行き詰まったら、目的から一時的に離れる。そのことを、全く考えないような行為を行う。

  • 元朝日新聞記者の著者が考え方について書いた一冊。

    新聞記者ならではの深い洞察力や自身の自戒などがエピソードとともに書かれていて、非常に勉強になりました。
    読書法、新聞の見方やメモの取り方など実践的な話から
    ビジネスマンとしての心得や発想力を養成する方法まで多岐について書かれており、全てにおいて記者ならではの言葉についての見解と見識の広さには脱帽しました。

    オウム事件や薬害エイズ事件など著者が携わった事件から自身の思いを語っている部分やヒトラーとケインズや歴史について語っている部分もあり、勉強になりました。

    読んでみて、何事にも一歩立ち止まり考えることが重要だと感じました。
    読むことや書くことの大切さなど今色々なものが発達した世の中で旧来から大事にされていることや考えについてもう一度立ち返り、そこを大事にしていくことが現代人に求められているのではないかとも感じた一冊でした。

  • 上から目線的な文章なのが気になる。いいことも書いてるのに。ウンチク好きの初老に差し掛かったおじさんの話を聞いてる気分です。


    しかし、ヒントをくれる内容も散りばめてあります。好き嫌いだけで情報を受け付けないような態度をとると損する、ということがよくわかります。(それを意図してこういう書きようになっているんだったらホントにスゴイ)


    膝を打った記述を2つ。
    ・良い問いは答えより重要だ
    ・論理はいかがわしさを排除できない。

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著者プロフィール

轡田隆史(くつわだ・たかふみ)
1936年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、朝日新聞東京本社に入社。社会部デスク、編集委員などを経て論説委員となり、1996年までの8年間、夕刊一面コラム「素粒子」の執筆を担当。その後、編集局顧問となり、1999年に退社。テレビ朝日系ニュース番組「ニュースステーション」「スーパーJチャンネル」などのコメンテーター、日本大学法学部非常勤講師を務めたあと、現在は著作、講演などで活躍中。日本記者クラブ、日本ペンクラブ、日本エッセイスト・クラブ、日本山岳会会員。ポーラ伝統文化振興財団評議員。
著書に、『「考える力」をつける本』『100歳まで読書』(以上、三笠書房)、『60歳からの人生の整理学』『「考える力」をつける読書術』(以上、三笠書房《知的生きかた文庫》)などベストセラー、ロングセラーが多数ある。

「2021年 『快老生活のすすめ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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