- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784865280722
作品紹介・あらすじ
世界が変わる、考えるのは今だーー。
コロナ禍、情報社会、哲学、ジェンダー、歴史、ことば、人生......
ポストコロナを生き抜くために豪華講師陣と探る、現在社会の教養21講!
表紙を飾るのは大友克洋のSF大作『AKIRA』!!
学生からビジネスマンまで、今を生き抜く全世代が読むべき教養の書。
感想・レビュー・書評
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子どもから大人まで、まさに今読むことで、問うて考えて生き続けることのヒントがもらえる1冊。
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各界の専門家や著名人が、高校生に向けて多彩な視点の大切さを語りかける形でまとめられた本。
日本の学校教育は改善されつつあるとは言え、まだまだ画一的で同一の価値観が形成されやすい。自分の視点や考え方を疑ってみることや、立場が違う人々を理解することは、人生の可能性を広げることにも繋がる。
高校生だけでなく、大人にとっても大変勉強になる。テーマごとに短くまとまっているので、興味がある項目だけ読んでも参考になる。 -
ものの味方を教えてくれる。十人十色でいいこと、人生に正解はないことを、若い人に厳しく、率直に語る。厳しさもあり刺さる。読むべし!
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東2法経図・6F開架:KW/2022//K
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このシリーズ、本当によいですね。桐光学園、すごくいい取り組みをしてて、生徒は幸せですね。
仕掛け人の先生がいると思う。リベラルアーツの必要性を非常によくわかっている知見のある方が。
今回の講演の面々も攻めてます。伊藤比呂美に講演させちゃって中高生は面食らうだろうな。そんなことお構いなしっていうか、それを仕掛けているところがすばらしい。
伊勢崎賢治さん、知らない方だったけど、面白かった。ボナンゴっていうコミュニケーションの方法を知ることで、常識が覆されるのは気持ちいい。覆されたと思ったら、現代のTwitterと繋がるなんて。学問って面白いです。こういう話を聞くと勉強したくなりますね。
同様に木村大治さんも、全く知らなかった人だけど、多くの戦場での現実を教えてくれました。少年兵の残酷さはゾッとしたし、なるほどな、とも。
最後の村木厚子さんと永田和宏さん、この二人の講演も人間味がすごくあって、しみじみしました。
こんな大人はいいですね。
子どもたちもこんな大人をしっかり見ることができて幸せだなと思いました。 -
イワケン、武田砂鉄の名前があり、他にも気になる講師が数名いて、ってことで入手・読了。件の2人は言わずもがな、全体的に興味深い講演のオンパレード。巻末やとじ込みの広告冊子を見ると、毎年こういう講義が繰り返されているんですね、羨ましい。でも、高校時代にその有難味が分かったかと言われると、少なくとも自分に関しては自信がない。でも、自分から積極的に触れようとはしなくても、授業として半ば強制的にという機会は、アリかもしれないな、と。高校から大学って、否が応でも見識が広がっていく最中とはいえ、やっぱり偏りは避けられない。でも感受性豊かな時期だからこそ、色んな見識に触れるべきという見方も成り立つ。よって本公演は有意義、みたいな。